Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

(11/16追記:やたら長いですね、この記事。「資料をみる方法」の要点のところ、色をかえておきました。

前回の記事「仕事をこえて:A Study in Celluloid より」のコメント欄でりえさんが書いていらしたので、Jeremy Brett Information (JBINFO) というサイトのことをお話します。ここを読んでくださっている方の中にも、このサイトの資料を参考になさっていた方がいらっしゃるでしょう。現在このサイトの内容がすべて消失しています。

このサイトの前身はThe Jeremy Brett Archiveという名前で、2007年にはじまりました。2011年に新しいオーナーの元で名前がJeremy Brett Informationに変わり、内容が増えてさらに充実しました。そして2013年に、このサイトに付随するDiscussion Forumのメンバーの一人が、このサイトを新しいオーナーとして引き継ぎました。

2011年の1回目の引き継ぎの時に、このブログでもこのサイトを紹介したことがあります。
ウェブサイト "Jeremy Brett Information" のご紹介(1)

私にとっても思い出深い場所で、このサイトの二人目、三人目のオーナーとも以前は連絡をとっていました。でもこのサイトの記事が現在すべて消えてしまっていることについて、その理由や今後に関する情報を私は持っていません。私がはじめてそのことに気がついたのは、ちょうどジェレミーのお誕生日の11月3日だったと思います。その後、復活するのを待っていましたが、一週間以上たってもその気配はみえません。また今のところジェレミーのファン・グループでこのことが話題になっているのをみません。(ただしこのサイトと関係が深いメンバーが多いFacebookのグループは数ヶ月前に非公開になり、私はここをはじめとしてFacebookのグループのどこにも参加していないので、非公開グループに情報があっても私にはわかりません。)

これに先立つ数ヶ月前には、Discussion Forumの過去の投稿がすべて消えました。このドメインを借りているサーバーで仕様が新しくなったために、過去の投稿記事を保持できなくなったそうです。(少なくともそのように私は理解したのですが、この分野に詳しくないので言葉の使い方が間違っているかもしれません。)Discussion Forum以外のJBINFOのページはその時点ではかわらず読むことができたのですが、今回オーナーがこのドメインでのサイトの存続を断念したのかもしれません。

復活を願っていますが、ジェレミーに関してよくまとまっていて資料価値が高かったJBINFOの記事を、現在まったく読めなくなっているかというとそうではなく、ほとんどの部分(全部を確認したわけではないのですが、もしかしたらすべての部分)を読むことができます。ウェブ・ページを後世の人のために保存する、ウェブ・アーカイブがあります。ウェブ・アーカイブについては、たとえばWikipediaに説明があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウェブアーカイブ

サイト消失後もその情報を保存し活用してよいのかと心配なさるかたもいらっしゃるかもしれませんが、上記Wikipediaにあるように、ウェブ・アーカイブを作成することは文化活動の一つで、各国の国立図書館等も行っていることです。これを個人が利用することも自由です。ただし引用する場合は、通常のウェブ・ページの内容を引用する場合と同様、URLを書いて出典を明らかにすべきです。

ウェブ・アーカイブで最も大きいのはThe Internet ArchiveのWayback Machineです。
http://archive.org/web/

このアーカイブに保存されている、JBINFOのトップページの最新のものは今年10月2日のページです。
http://web.archive.org/web/20161002194613/http://jeremybrett.info/

このアドレスから必要な場所に行くことができます。たとえば、このページの上の方にある"Jeremy Brett Archive, Acting Career"をクリック後、左上"On Stage"をクリック、右下"The Secret of Sherlock Holmes"をクリックすると、この劇に関する資料のページがちゃんと保存されています。音声ファイルも無事です。
http://web.archive.org/web/20160427201826/http://www.jeremybrett.info/st_holmes.html


すべてが保存されているとは限りませんが、今いくつかクリックして、行くことができないページはありませんでした。ただし画像がたくさんあるページでは、一つ一つの画像ファイルが保存されていない場合があります。たとえば"Sherlock Holmes Galleries"のページは残念ながらかなりの画像が保存されていません。

上にリンクを貼ったJBINFOのトップページから行く以外に、JBINFOの目的のページのアドレスを知っていれば、それを直接検索窓に入れる方法もあります。たとえばJBINFOへリンクを貼っている私の記事からリンクのURLをコピーした上でWayback Machineの検索窓にそれをペーストして検索し、以前と同様に内容を見ることができます。


保存されているトップページのうちで最も古いものは2007年9月のもので、サイトの名前がThe Jeremy Brett Archiveの時代です。The Jeremy Brett Archive時代のトップページでリンクが貼られていたジェレミー関係のウェブサイトは、現在はなくなっているものが多いのですが、クリックするとWayback Machineに保存されたページへ自動的に飛びますので、昔のサイトにも再会できました。また、The Jeremy Brett Archiveにはあったページやファイルで、JBINFOではまだ整理されていなくてリンクが貼られていなかったけれども、古いページから行くと読めるものもあります。興味があるかたは探検してみてください。


Wayback Machineの大きな欠点は文章中の単語では検索できないということです(現在ベータ版ではサイトの主題で検索できるようになっていますが、各々のページの語では検索できません)。ですからWayback Machineの検索機能で、たとえば"Jeremy Brett"と"As You Like It"という語を含むページを検索することは、残念ながらできません。検索窓に入れることができるのはURLだけです。またGoogle検索なども、Wayback Machine上のページは検索対象にはなっていません。

でも、"As You Like It"のことが書いてあったページのURLを直接知らなくても、そこにたどりつくためのリンクがある、JBINFOのトップページのURLを知っていれば大丈夫です。トップページを保存したWayback Machine上のページから、"Jeremy Brett Archive, Acting Career"、"On Stage"、"As You Like It"とリンクをたどっていけばよいのです。そうすると以下のページに到着します。
http://web.archive.org/web/20160326143526/http://www.jeremybrett.info/st_asyoulikeit.html
説明の文章はすべて読めます。ただし写真のサムネイルは残念ながら13枚のうち5枚しか見ることができず、そのサムネイルをクリックしても大きくなりませんでしたが。

このようにもう一つの欠点として、ネット上に無数にあるサイトのすべてのページやファイルが保存されているわけではもちろんありませんから、みたいと思ってもみることができないページやファイルがあります。またパスワードが必要なページは保存されていません。


サイトが復活してこの情報は不要になるかもしれませんが、今資料をみたいかた、心配していらっしゃるかたのために書いておきます。また、JBINFOの前身のサイトを探検してみるのも時には面白いものだと思いますので、JBINFOが戻ってきても、この記事は残しておくかもしれません。

RM
この1月1日に、ウェブサイト "Jeremy Brett Information" 更新のお知らせがありました。そのうちの一つは、ホームズのカラー写真に新しい28枚が加わって238枚になった、というものです。それ以外に、解像度の低い画像をよりよい画質のファイルに置き換えたものもあります。

238枚のカラー写真はこちらでみることができます。サムネール(小さな画像)をクリックすると大きな画像をみることができます。右矢印で次のページにうつります。
http://jeremybrett.info/Holmes_C/

新しく加わった中で、特に私が好きな写真へのリンクを貼っておきます。ただし今回のアップデートにともなって今まであった画像ファイルの名前(番号)がかわり、そのファイルにリンクしていたフォーラムの記事中で、写真がかわってしまったものがありました。次回の更新でまた名前がかわると、この記事でも違う写真になってしまう可能性もありますが、どちらにしてもジェレミーの写真ですからかまわないでしょう。

1枚目は以前好きな写真として、このブログでご紹介したことがあります。そのときは画質が悪いものしかありませんでした。(養蜂家ホームズとワトスンの写真、その他

目が大きいですね!この表情、そしてなによりワトスンに寄添っている感じが好きなのかもしれません。ワトスンもワトスンらしくて(エドワードもエドワードらしくて)好きです。

2枚目は、この表情がまた1枚目とは違いますが、こちらも大好きです。ちょっといたずらっぽい表情にみえます。

さて今回の更新では、ウェブサイトのトップページにJoan Wilsonの写真が加えられました。こちらも素敵ですからどうぞご覧ください。(なお、トップページの写真はしばらくしたら変わる可能性が高いです。)

このサイトのオーナーであるRebeccaが、ジョーンの知人・友人と連絡をとりあって話をきいたそうです。それをこれからウェブサイトに載せてくれるそうで、その告知が書かれたトップページにジョーンの写真が添えられています。彼女の写真は今まで少ない数しかみることができなかったので、うれしく感じました。とても魅力的な笑顔です。ジョーンは才能にあふれていて、強い意志を持った女性だったということは、彼女の経歴となしとげた仕事からすでに想像がついていましたが、ユニークな人だったこと、二人は通常の結婚生活の枠からはずれた夫婦だったこと、ジョーンはジェレミーのすべてを認めてすべてを愛していたということが、Rebeccaの話などからだんだんとわかってきました。ジェレミーがジョーンのことを妻であるとともに親友だと言ったことの意味も、今まで以上に感じられるようになってきました。サイトの次の更新を楽しみに待ちたいと思います。

RM

追記:上記でふれた1枚目の写真と、その仲間をご紹介します。単に好きだからです、はい。そして、こういうふうにちょっと違うのを並べるのも好きだからです。Sourceをクリックすると、下の1枚目と3枚目はもう少し大きい元画像に飛びます。なお、リンク先で今度の更新時に画像名がかわると、リンクのアドレスをクリックしても違う絵が表示されるかもしれません。気がついたら修正しますが。

000w0sxbs.jpeg
Source: http://pics.livejournal.com/sillygirlblue1/pic/000w0sxb
JBasHolmes_bw (67)
Source: http://jeremybrett.info/Holmes_Bw/images/JBasHolmes_bw%20(67).jpg
Colour_Holmes (128)s
Source: http://jeremybrett.info/Holmes_C/images/Colour_Holmes%20%28128%29.jpg

今朝、りえさんのブログのコメント欄にも書かせていただきましたが、こちらでも書きます。

数日ぶりに、"Jeremy Brett Information"のメインページを今朝開いて、「ああ...」と思わず声が出て、心があたたかくなりました。もう何度もみておなじみのメインページ、ジェレミーの素敵な写真が並ぶページのトップに、サイトの運営者であるRebeccaが書いた「Please Help Japan!」の文字がみえます。
http://www.jeremybrett.info/

その文字の下には、寄付ができる場所へのリンクが記されています。

Please Help Japan!
日本を助けてください!
(津波に関するアピール)

Shelterbox:寄付はこちらのリンクから
英国赤十字社:寄付はこちらのリンクから
米国赤十字社:寄付はこちらのリンクから
国際医療隊:寄付はこちらのリンクから


世界中からジェレミーを愛する人達が訪れるウェブサイト、そこに日本をおもう文字があたたかい心とともに記されています。

RM
また、写真をご紹介したくなりました。Jeremy Brett Informationから、今度はBehind the Scenes(ホームズの舞台裏)の写真です。メインページ(http://www.jeremybrett.info/index.html)のJeremy Brett Informationの文字の下のSherlock Holmes, Galleries and Episodes Detailsをクリックしますと、このページ(http://www.jeremybrett.info/holmes.html)に行きます。このページ中のBehind the Scenesと書かれている文字をクリックすると、1ページあたり15枚の写真が並んでいますので、みたい写真をクリックしてください。

今回もここでは3枚選びました。元のサイトへ敬意を表して、いずれも少し小さくして載せています。元の写真へのリンクを記していますので、大きな写真はそちらでご覧ください。

スーツ姿のジェレミーは、何度みても格好良くて、きゃーっ(squee!)と言ってしまいそうです。でもいつもはジェレミーにばかり目が行くのですが、David Burkeも良く見ると(失礼!)格好良いですね。Michael Coxが、ワトスンは女性にも魅力的にみえるようでないと駄目だ、David Burkeなら大丈夫だと思った、と言っているインタビューを最近読んだのですが(The Armchair Detective, 1992)、納得です。この写真では、二人は別に背中でお互いに支え合っている訳ではないのですが、どういう加減か背中が中央寄り、お互いの方に少し傾いてみえますね。それも二人の(ホームズとワトスンの、そしてJeremyとDavidの)友情を象徴しているようで、印象的です。

BehindTheScene1.jpg
http://jeremybrett.info/behind/imgpages/image013.html

これはStarring Sherlock Holmesという本でみました。The Hound of the Baskervillesのページに載っていますので、その時の写真なのでしょう。Liverpoolのロケ地で、とキャプションがついています。動物が、特に犬と馬が好きなジェレミーが、馬に話しかけているようにみえます。グラナダシリーズの後半でプロデューサーをつとめたJune Wyndham Daviesは、撮影に馬が使われる時にはいつもジェレミーはとても喜んで、たとえ雨が降っていても撮影の場所でどこよりも真っ先に厩(うまや)に行った、ポケットの中には角砂糖やリンゴが入っていた、と言っています。(Dancing in the Moonlight より)
BehindTheScene2.jpg
http://jeremybrett.info/behind/imgpages/image055.html

これはThe Television Sherlock Holmesという本でみました。ジェレミーの左後ろにいるのは、腕で顔がかくれていますが、監督のPaul Annettではないかと思います。
BehindTheScene3.jpg
http://jeremybrett.info/behind/imgpages/image035.html

別の写真ですが、こちら(http://jeremybrett.info/behind/imgpages/image001.html)は建設中のベーカー街でのスナップで、ジェレミーの手前にいるのがPaul Annettです。彼はグラナダ・ホームズで最初に撮影が行われた「美しき自転車乗り」の監督をつとめましたし、その他には「ボヘミアの醜聞」「ぶなの木屋敷の怪」の監督も彼で、グラナダシリーズの方向性を決めた重要な人物の一人だったようです。

Paul Annettが語るいくつかのエピソードが、Bending the Willowにものっています。たとえば、ジェレミーはラッシュ(編集前のフィルム)のすべてを熱心にみた、ラッシュをみるすべての機会に参加した俳優はジェレミー以外には私は一人しか知らない、撮影の技術的な側面に対して彼は鋭い感覚を持っていた、と述べています。ベーカー街建設中の写真や、この撮影中の写真をみると、ジェレミーが自分の演技だけでなく、作品をつくりあげるすべての段階に能動的にかかわっていたことが見て取れます。

今日も3枚紹介しましたが、どうぞ他の写真はJeremy Brett Informationでお楽しみください。

By courtesy of Jeremy Brett Information

RM

追記:皆様もブログなどでこのサイトからもらってきた画像を使う場合は、このサイトのアドレスを記しておくとサイトの持ち主も喜ぶと思いますし、礼儀にかなっていると思います。たくさんのファンが投稿した画像を一カ所に集めてくれたことに感謝の意を表するために。

追記その2:Paul Annettは「ジェレミーにBAFTA賞を!」の署名活動のサポーターでもあります。ジェレミーの友人や仕事仲間が、これだけ長い時間がたった今も、ジェレミーのために力になりたいと思っていることに、いつもこころを動かされます。そして私たちファンも、時がたってもジェレミーを忘れることはありませんね。署名なさっていらっしゃらない方で、興味を持ってくださるかたは、どうぞこちらをご覧ください。英語が得意でなくても大丈夫です。
Jeremy Brett Information から、"About" のページ http://jeremybrett.info/about.html の一番下の、My thoughts on Jeremy Brett ... (ジェレミーのことを私はこのように思っています ... ) という文章をご紹介します。これはこのウェブサイトの紹介第一回目でも書きましたが、このサイトの新たな持ち主であるRebeccaが昨年の9月12日にファン・フォーラムに投稿した文章がもとになっていて、その時のものは昨年の9月13日にその一部を引用しました。今回の文章は、全訳でご紹介します。

ジェレミーのことを私はこのように思っています ...

ジェレミーは多くの人々を結びつけ、ジェレミーのおかげで友情が、時には愛さえも生まれているということをお話する以上に、ジェレミーに感謝しジェレミーを賞賛するすべを私は知りません。ジェレミーはまた、多くの傷ついた人々をも慰め、励ましています(自らの命を断つことを思いとどまらせたことさえあるのです)。しかもこの世を去った後にわたしたちを助けてくれているのです。それはジェレミーがとても思いやりのある感受性のゆたかな人だからです。そして私たちはジェレミーの瞳をみつめるとき、輝くような笑みをみるとき、間違えようのないあの魅力的な声をきくとき、その内面のあたたかさを感じるのです。

私たちはみな、いわば機械なのだと言う人がいます。私たちが感じ、考え、希望を抱き、望むことは、単に化学反応のしわざにすぎない、と。そういう学識のある人たちは、ひとを愛するということは幻にすぎず、ひとはただ生存のために行動しているだけだと信じています。私たちはみな無から生まれ無に帰っていくと信じているのです。でもジェレミーをみるとき、人の性質に対するそんな科学的な説明はばかげていると思わずにはいられません。ジェレミーの愛情深い輝く瞳の中に、ジェレミーの魂をみることができます。そして魂は決して失われることはないのです。


情熱と冷静さをあわせもった、Rebeccaらしい文章です。思えば、はじめて英語圏のジェレミーのファン・フォーラムをみつけて読み始めた頃から、Rebeccaが書く文章はこころに残っていました。そして去年の9月12日にこれを読んだ時には、このような形で再びご紹介することになるとは思っていませんでした。不思議なご縁を感じます。そしてこれこそが、ジェレミーがもたらしてくれたものの一つだと思います。

よければRebeccaのサイトで、この文章に添えられたジェレミーの写真もごらんください。
"About" のページ http://jeremybrett.info/about.html の一番下です。

「ジェレミーの愛情深い輝く瞳の中に、ジェレミーの魂をみることができます。そして魂は決して失われることはないのです。」

Quote by courtesy of Jeremy Brett Information.

RM
前回は、Jeremy Brett Information から、"About" のページ http://jeremybrett.info/about.html の一番上の、「このサイトの目的」という文章を翻訳しました。今回はその後に書かれている文章をご紹介します。このサイトではどのようなことを注意して扱い、どのようなことは隠さずに記すか、を書いていて、このサイトの持ち主であるRebeccaの考え方や感じ方がよくあらわれています。そして私は彼女のこういう文章、ジェレミーへの愛情に裏打ちされた、とてもよく考え抜かれている文章、必要なら論争も辞さないという決意を秘めた文章がとても好きです。

最初の文章では、ジェレミーの病気のことをこのサイトではどのように触れるかを書いています。抄訳でご紹介します。

人の精神の状態というのは、とてもプライベートなことです。このサイトではジェレミー・ブレットの精神の病については、ジェレミーが公の場で語った内容以上のことは、ほとんどの場合は書きません。例外は書くことが適切であり必要であると思われる時のみです。

心臓病との戦いについても、あまりにも詳細にわたって書くようなことはしません。ジェレミーは心臓病については大したことがないように言ってきました。友人や家族に(そしてファンにも)、不必要な苦しみを与えないようにするために。ですからこのサイトでは、ジェレミーのことを知る上で必要な時のみ言及します。たとえばジェレミーがどれほど前向きな気持ち、仕事と人生に向かうしっかりとした気持ちで生きたかを示す時に。


次に、「何故ジェレミーのsexuality(性的特質)について触れるのか」という文章を、少しだけ短くして紹介します。

ひとが自分のsexualityを公に語るように強いられることについては、私は強く反対します。しかしジェレミーのsexualityについては、すでに公になっています。友人や家族、仕事仲間、そして多くの他の情報源によって、彼の死後明らかになりました。これらの情報は消え去ることはありません。ですからこのサイトにもそれを記します。もしもあることが事実であれば、それは中傷や名誉毀損にはなりません。それが事実だと信じたくない人にとってのみ、中傷だと感じられるのです。そういう理性を欠いた人々は、ジェレミーのsexualityを隠しとおすために争いを引き起こして、多くのファンをおびやかしてきました。そういう人々は、ジェレミーが自分のsexualityについてどう感じていたかを知っているわけでは、決してありません。

ジェレミーが同性のパートナーを持ったことについて、ある種の人々が必死で、そして攻撃的なやり方で隠そうとしてきたために、ジェレミーのことを好まない人たちがネット上で挑発的な発言を繰り返すようになりました。またひどい噂がたつようになりました。何かもっと悪いことがあって、それを隠そうとしているに違いない、と思う人がいるからです。でもそんなことはまったくありません。

私はGary BondとJeremy Brettの関係について、二人に対する深い尊敬と共に記しました。そうすることで、ジェレミーが愛したほかの人たちとの関係と同様に、二人の関係を普通のこととして語れるようにしました。ものごとが普通のこととして扱われてはじめて、誰の目にも普通のこととして見られるようになります。隠す必要などなくなるのです。もしも同性間の関係を正常ではない、あるいは罪深いと感じる人がいても(私がそう思っているのではありません、そう思う人がいるのです!)、私が書いた文章を読んで、少なくとも、ジェレミーとGaryがお互いに感じていた感情は本物であり、心のこもった美しい愛情であったことをわかってくれるようにと願っています。


Rebeccaらしい、説得力のある、そして愛情のこもった文章だと思います。

ジェレミーのsexualityに関して、欧米では日本とは少し違う状況にあるらしい、という事を前回ふれました。ですから私たちにはぴんとこないところもあるかもしれません。それでもなお、Rebeccaのサイトが欧米のジェレミー・ファンの間にもたらしつつあるインパクトについてご紹介して、私もまたこのサイトの姿勢を賞賛するジェレミー・ファンの一人であることをお話したいと思って、前回と今回の記事を書きました。

Quotes by courtesy of Jeremy Brett Information.

RM
"Jeremy Brett Information" のご紹介を続けます。トップページ http://www.jeremybrett.info/ の一番上に並んでいる文字の内の"About" をクリックすると、このページ http://jeremybrett.info/about.html に入ります。このページには、Rebeccaの考えがよくあらわれています。

一番上の "Aim of This Website" (このサイトの目的)の日本語訳を記します。

このウェブサイトの目的

このサイトでは推測や空理空論はおこないません。できるだけ事実に即したことを記そうとしています。だからこのサイトの名前は「Jeremy Brett Information (Jeremy Brettについての情報)」なのです。このサイトが最終的に目指すのは、公平に、詳細に、そしてバランスのとれたかたちで、ジェレミー・ブレットを ––– 人間として、そして俳優としてのジェレミーを ––– 知る事ができるようにすることです。そのために、今は亡きジェレミーのことを愛しく思いながら、細心の心遣いと愛情を持ってジェレミーのことを書きます。あたたかいこころを持った魅力的な人間として、プロの俳優として、そして最高のホームズとして賞賛し尊敬しているジェレミーのことを思いながら。私はジェレミーがこの世に遺したものを守り、大切に残したいのです。虚実をないまぜにして、勝手なお話をつくろうとすることなく。

そこで、Fact File (事実の記録)というページは常に書き加えて、さらに詳細に記すようにしています(そして必要ならば、ページの美観を損なわないために詳しくは書いていない情報源についても、明らかにすることもできます)。

ジェレミーは豊かな感情にいろどられた、充実した人生を送りました。このウェブサイトはそれを賞賛し、祝う場所です。


彼女は偏ったことは書きたくないのです。彼女は愛情を持って、ジェレミー・ブレットという一人の人のことを、詳しく、正しく、そして豊かに描きたいのです。お話の中の主人公としてではなく、一人の生きた人として。そしてジェレミーはそれに価する、豊かな生を生きた人でした。

私たち、日本のジェレミー・ファンには、彼女が何を言おうとしているか、少しわかりにくいところがあるかもしれません。もちろん彼女がこのサイトにこめた思いには深いものがあって、一つだけをとりあげることは適当ではないかもしれませんが、あえて一つをとりあげて説明するならば、彼女はこれを書いた時に、ジェレミーが両性愛者であることを恥ずべきことであると考える人、ジェレミーは同性を愛したことを後悔して隠したいと思っていたはずだ、と考える人のことが頭にあったのは確かだと思います。

英語でhomophobia (同性愛嫌悪・恐怖)という言葉があることをはじめて知りました。それほど同性愛者に対して攻撃的な人がいるのです。キリスト教的倫理観が間違った形でしみついている人たちなのだろう、とある人が言っていたのを読んだので、そういう意味で、日本にいる私たちにはわかりにくいかもしれない、と上で書きました。たとえばYouTubeのジェレミーへのトリビュート・ビデオへの攻撃的なコメントで、この種の人の発言を読むことができます。

一方で、欧米のジェレミー・ファンの中には、ジェレミーが同性のパートナーを持ったことを他のファンが書くのを非常に嫌い、書かないようにと忠告する人がいます。ジェレミーの負の面をどうしてさらすのか、と。この人たちはジェレミーのファンであり、書いた人のことは攻撃しても、ジェレミーを攻撃することはしない、という点で上に書いたhomophobiaとは立場は違うように見えますが、同性愛を恥ずべきものととらえているという点では共通しています。

Rebeccaは、この両方の人達からの反応を受けているようです。ただ、彼女が他で書いていますが、この2種類の人たちは声が大きいだけで数から言えば少なく、ジェレミー・ファンの多くはRebeccaの態度を歓迎していて、彼女へのメールのほとんどは、そのようなファンからだそうです。私も含めて多くの日本のジェレミー・ファンがそうだったように欧米のファンも、誰もきちんとした形で記してくれなかったから、うわさにはきくけれどもよくわからなかった、という人がほとんどでした。ですから今回はじめて彼女が尊敬と愛情を持った書き方で Fact File (事実の記録)というページに書いてくれたことを評価し、感謝する声がほとんどだそうです。

もう一つここではっきりさせておきたいことがあります。Rebeccaのサイトの元の持ち主を含めて、今まで多くのファンが、ジェレミーが同性のパートナーを持ったことを書かなかったのは、上に書いた二種類の人たちとは違う理由からだったと思います。うわさの域を出ない、くわしいことがわからない、というのがその理由の主たるものだったのだと思います。この後紹介するつもりの文章にもありますが、今になって見直すと、実際にはジェレミーの家族や知人の何人かの人がすでに述べていたことではあったのですが。

だからすでに公になっていたことなのです。そのことを隠すことなく「細心の心遣いと愛情を持って」書きます、というのがRebeccaの宣言なのでした。そして彼女がこのことについて、尊敬と愛情を持ってかなりくわしく書けるようになったのは、(そして私も書けるようになったのは、)ジェレミーの同性のパートナーだったGary Bondの友人だった女性が、去年の4月にファン・フォーラムで語り始めたことが大きな要因になっているように思います。(このことについてはこちらで以前に書きました;「この世を去る時まで続いたGary Bondとの友情」。)彼女が語ってくれたことはもちろんGaryの側からのお話であり、ジェレミーから直接話をきくことは残念ながらできません。でもジェレミーを深く愛したGaryが語ってくれた言葉は、そして二人が死の時までお互いを思いやっていたという事実は、おのずとジェレミーを光の中に映し出し、ジェレミーとGaryの関係を、ジェレミーという一人の人の輝くような人生の中に映し出してくれました。そしてこのサイトはジェレミーのファンサイトの大きなものとしてははじめて、それをとても美しい形で描いてくれました。

Quote by courtesy of Jeremy Brett Information.

RM
前回に引き続き、ウェブサイト Jeremy Brett Information 中の、ホームズを演じている時のジェレミーの写真をご紹介します。前回は白黒でしたが今度はカラーの写真です。今日もトップページから入ります。
http://www.jeremybrett.info/

Jeremy Brett Informationと書かれた文字の下に、左からJeremy Brett Fact File, Sherlock Holmes, Jeremy Brett Archive, JB Image Collectionと並んでいます。Sherlock Holmesという文字をクリックして、前回と同じページに入ると、このページの上の方に(今日の時点では)Portraits of Holmesのカラーの写真は170枚、白黒は148枚おさめられている、と書いてあります。Portraits of Holmes (170 Colour Images) をクリックすると、白黒の写真の時と同様、1ページあたり15枚の写真が並んでいて、写真をクリックすると大きくなります。

ご紹介したい素敵な写真ばかりですが、今回も3枚にとどめます。少し小さくして載せています。リンクを書いておきますので、元のサイズの写真はそちらでどうぞご覧下さい。(追記:2012年1月1日の"Jeremy Brett Information"のサイト更新にともなって、リンクが切れてしまいました。更新のたびに切れる可能性がありますので、書き直しません。元のサイズの写真をご覧になりたいかたは、"Jeremy Brett Information"のトップページからあらためてお入り下さい。)

まずはこちら。ロンドンの夕暮れ、ガス灯に浮かぶホームズとワトスン。背景が少しぼやけていて、見ているこちらまでタイムスリップできそうな気持ちになります。
http://jeremybrett.info/Holmes_C/imgpages/image097.html
JBinformation4.jpg

これは、いつものジェレミー・ホームズとは少し印象が違って、でも好きな写真です。この写真をおもてに使ったクリアファイルのようなものがeBayに出ていました。宣伝用に作られたのでしょう。それ以外では私は見たことがありません。瞳をじっと見ていると、ジェレミーとお話ができそうな気になります。
http://jeremybrett.info/Holmes_C/imgpages/image108.html
JBinformation5.jpg

ああ、これも好きな写真です。落ち着いた、知的な雰囲気のホームズです。
http://jeremybrett.info/Holmes_C/imgpages/image153.html
JBinformation6.jpg

好きな写真を紹介するときりがありませんが、こんな風にカラー写真もたくさんあります。どうぞお楽しみ下さい。
By courtesy of Jeremy Brett Information

RM

追記:皆様もブログなどでこのサイトからもらってきた画像を使う場合は、このサイトのアドレスを記しておくとサイトの持ち主も喜ぶと思いますし、礼儀にかなっていると思います。たくさんのファンが投稿した画像を一カ所に集めてくれたことに感謝の意を表するために。
ウェブサイト Jeremy Brett Information についてご紹介する2回目です。トップページにまず入ってください。
http://www.jeremybrett.info/

Jeremy Brett Informationと書かれた文字の下に、左からJeremy Brett Fact File, Sherlock Holmes, Jeremy Brett Archive, JB Image Collectionと並んでいます。今回はジェレミーの写真を集めている場所、JB Image Collectionをご紹介します。JB Image Collectionという文字をクリックしていただくと、トップページにもあった、白いスーツ、白いスカーフの、雰囲気のある写真をみることができて、トップページよりも少し大きめです。写真の上にUNDER CONSTRUCTIONとあるとおり、まだ途中ですが、下から2番目の項目、Sherlock Holmes Galleries:  Behind the Scenes // Portraits of Holmes - Colour Images // Portraits of Holmes - Black & White Imagesは既に開いていて、とても素敵ですのでご紹介します。

ホームズ以外の写真を見るには、今のところここ(JB Image Collection)が唯一の入口のようですが、実はシャーロック・ホームズのギャラリーに限っては、もう一つ別の入口がありますので、そちらも紹介します。トップページに戻って、今度は先ほどのJB Image Collectionの二つ左のSherlock Holmesという文字をクリックしてください。そうするとこのページに入ります。
http://www.jeremybrett.info/holmes.html

そうしますとこのページの上の方に書いてあるとおり、今日の時点では、Portraits of Holmesのカラーの写真は170枚(!!)、白黒は148枚(!!!)がおさめられていることがわかります。その下をみると、ホームズ作品のスクリーンキャップも、まだ全作品ではないのですがだんだんと増えつつあるのがわかります。

今日はまず、 Portraits of Holmes (148 Black & White Images) をクリックしてみましょう。一ページあたり15枚の写真が並んでいて、写真をクリックすると大きくなります。たとえば1ページ目、一番上の左から3番目は、私は今回はじめてみました。「青い紅玉」の宣伝用スチールでしょう。少し小さくして載せますので、元のサイズの写真は、下のリンク先でどうぞご覧下さい。
http://jeremybrett.info/Holmes_Bw/imgpages/image002.html
JBInformation1.jpg

2ページ目の最後、これはめずらしくホームズにはピントがあっていなくて、ワトスンにピントがあっています。 上の方を仰ぎ見て微笑んでいるワトスンを、ホームズがやさしい表情で見ています。
http://jeremybrett.info/Holmes_Bw/imgpages/image029.html
JBInformation2jpg.jpg

今現在は9ページ目の最後にあるこれは、「美しき自転車乗り」の時の宣伝用スチールですね。ホームズの内で撮影された作品としては最初だそうですが、ジェレミーはもうすっかりホームズの顔で、それまでの他の作品とはまったく違う表情であることにあらためて驚かされます。こちらも元のサイトに、より大きな画像があります。
http://jeremybrett.info/Holmes_Bw/imgpages/image134.html
JBInformation3.jpg

こんな風に、素敵な写真が山ほどあります。どうぞお楽しみ下さい。
By courtesy of Jeremy Brett Information

RM

追記:皆様もブログなどでこのサイトからもらってきた画像を使う場合は、このサイトのアドレスを記しておくとサイトの持ち主も喜ぶと思いますし、礼儀にかなっていると思います。たくさんのファンが投稿した画像を一カ所に集めてくれたことに感謝の意を表するために。
ウェブサイト "The Jeremy Brett Archive" は、今までの持ち主から別のジェレミーファンに引き継がれて、"Jeremy Brett Information" と名前をかえました。 そのトップページには、1月末に完全オープンする、と書かれていたので、その後でご紹介しようと思っていましたが、ご家族のご病気と、ネット接続その他の問題から、完全オープンが遅れるそうです。でも新しいサイトもすでに一部は読めるようになっていますし、新しく作られた部分はこのサイトの特徴をよく伝えています。またゲストブックにもすでに書き込みがはじまっていますし、新しい内容がふえていくのを見守るのも楽しい経験ですので、サイト自体の構築はまだ途中の段階ですが、このウェブサイトをご紹介します。サイトのトップページはこちらです。
http://www.jeremybrett.info/

トップページには、このサイトの持ち主からのその時々のお知らせが書かれていて、その下に今は、少し哀しそうな目をしたジェレミーの雰囲気のある写真をみることができます。彼女はこれをFor fans of Jeremy Brettにも投稿してくれましたので、私はそこではじめてこの写真をみました。

彼女の名前はこのページの下の方に書いてあるとおり、Rebeccaといいます。Rebeccaは今までも、ジェレミーに関する記事や珍しい写真や情報をファン・フォーラムなどで皆に教えてくれていました。私が大好きな、ここでご紹介した写真も、彼女がみせてくれたものです。
「孤独な自転車乗り」のロケ現場の写真(ファン・フォーラムより)

また、YouTubeのRebeccaのチャンネルには、とても美しいジェレミーへのトリビュート・ビデオがたくさんありますので、彼女の作品と意識していなくても観たことがある方も多いでしょう。トリビュート・ビデオについてはあらためてご紹介しますが、こちらの記事に書いたジェレミーの追悼番組も実は彼女がアップロードしてくれたものでした。
PBSが放送したジェレミーの追悼番組

そして私が彼女を尊敬しているのは何よりも、彼女の文章から感じられる、借り物ではない論理の明晰さ、悲しみや辛さを知っている上での豊かな感受性、そしてこの世の形あるものを越えた存在へのまなざしです。英語の専門家でもない私には、彼女の文章のニュアンスが全部はわかっていないかもしれない、というおそれはありますが、でも彼女の文章はいつも私の心にしみこんできます。

トップページの上部の"Main" とあるところから右へ順に、About, Fan Area, Guest Book, Acknowledgementとなっていますが、その中でFan Areaのみはまだ開いていなくて、クリックすると「coming soon」という表示が出ます。Aboutは、Aim of This Website(このウェブサイトの目的)という項目からはじまり、このサイトの特徴や彼女の考え方をよくあらわしていると思います。Aboutのページの一番下には、My thoughts on Jeremy Brett ... (ジェレミーのことを私はこのように思っています ... ) という文章があります。これは昨年の9月12日に彼女がファン・フォーラムに投稿した文章がもとになっていて、私はこの時の彼女の文章に胸を打たれて、一部を紹介したことがありました。その時の抄訳をお読みくだされば、彼女の文章の素晴らしさと彼女のジェレミーへの想いの一端を感じていただけるでしょう。
15年前の9月12日のこと:新聞記事から

この文章の下には、少しうるんだ、美しい目をしたジェレミーの写真があります。どうぞごらんください。
http://jeremybrett.info/about.html

このサイトの紹介をもう少し続けます。

RM

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Author: RM
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