Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

ジェレミーの(ホームズの)仕草(2)」という記事にさくらさんからコメントを頂いて、久しぶりにその写真をみていたら、思い出したことがあります。この時の記事で書いたのは、人差し指を唇にあてる仕草のことでした。

ジェレミーのお誕生日の11月3日に、ある写真つきのTweetがネット上にあらわれました。私はロシアのフォーラムで紹介されていたのをみました。以下のアドレスは元のTweetへのリンクです。

https://twitter.com/Josephinellison/status/529334162499829760

ジェレミー・ブレットの日に、"The Elephant Man"の出演者がTrevor Hancockと共に、ジェレミー・ブレットを賞賛し祝う

For #JeremyBrettDay the cast of #TheElephantMan celebrate Jeremy Brett with @trevor_hancock


十人以上の若いひとたちがみな、人差し指を唇にあてる仕草をしながらこちらをみています!多分みな20代前半、もしかしたら10代後半もいるかもしれません。

このTweetをした人のプロフィールには"Musical Theatre student"となっていますから、俳優をこころざす学生なのでしょう。場所はCheshire/Liverpoolとありますから、イギリスですね。くわしいことは調べていませんが、同じ年頃にみえる若いひとたちの様子をみると、"The Elephant Man"はその学校の学生達でおこなう演目なのではないかと想像しています。

こうしてイギリスの若い俳優の卵が、ジェレミーのお誕生日を祝ってこの仕草をしてくれたことが、とても嬉しかったことを、以前の記事にコメントをいただいたのがきっかけで思い出して、ご紹介したくなりました。

先日は「もしもタイム・トラベルができるなら(Daniel RadcliffeのツイッターQ&Aより)」で、Daniel Radcliffeがジェレミーを敬愛していることをご紹介しました。イギリスの若い俳優や俳優の卵に、ジェレミーのすばらしさがこうして確実に伝わっているのですね。

RM

追記:多分この学校、Liverpool Theatre Schoolですね。
http://liverpooltheatreschool.co.uk/
11月17, 18, 19日にThe Elephant Manを上演すると書いてあります。
"A Study in Scarlet" を読みました!」の記事で、著作権が切れているので無料で読めるホームズのeBookと、英国の俳優が朗読していて無料でダウンロードできるaudiobookをご紹介しました。でもその後、挿絵つきで読みたくなりました。パジェットの挿絵も(全部かどうかは知りませんが)パブリックドメインになっていますので、挿絵付きの無料のeBookがあるのではないかと思ったのですが見つかりませんでした。そこでAmazonで購入したのがこれです。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00C2YEVV6

北米アマゾンの同じ本は中を覗けるようになっていますので、そちらのアドレスも参考までに。
http://www.amazon.com/dp/B00C2YEVV6

なんと300円で、全作品をイラスト付きでKindleで読むことができます。Sidney Pagetとそれ以外の画家がストランド誌に描いた全イラストが含まれていること、その他にアメリカでのFrederic Dorr Steeleのイラストが17枚ついていること、事件の年代順のリストがあって、そこから簡単に該当する作品に飛べることなどが魅力です。

楽しく読んでいてある時びっくりしたのですが、"The Speckled Band"にパジェットが描いた挿絵の一枚で、ホームズが右腕を背中にまわしていました。

Spec-04.jpg
Source: http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Spec-04.jpg

片方の腕を背中に軽くまわすのは、ジェレミーのホームズで印象的で、この仕草についてはトビィさんがコメント欄に書いて下さったのがきっかけで、「あっ、これ、癖だったみたいですね!」に書いています。ジェレミーが20代の頃にも映像の中でこれをしていたことは、「ジェレミーの仕草;Girl in the Headlines (1963) から」で触れました。また「ジェレミーの仕草(3); The Prodigal Daughter (1975)」で書いたように、その後の作品でも同様です。でも、パジェットの挿絵でこの仕草のホームズを描いたものがあるということを、私は知りませんでした。

映像の中では、この挿絵のシーンそのままは出てきませんでした。ロイロット博士が部屋に入って来てホームズと対決した時、ホームズとワトスンは並んではいませんでしたから。でも宣伝用のスチルにはこのシーンの写真があります。アメリカのアマゾンで、北米版DVD全集のページ(http://www.amazon.com/dp/B000RPCJB6)に6枚ある写真の内の1枚です。以下は写真への直接のリンクです。
http://g-ec2.images-amazon.com/images/G/01/dvd/Sherlock/sherlock-center-bottom-LARGE.jpg

挿絵と同じ位置から撮るためには、カメラの位置に無理があるので、逆から、つまりホームズの右手側から撮っていますね。そして挿絵ではホームズは左手を前に出し、右手を背後にまわしていますが、写真ではジェレミーは右手を前に出しています。これはカメラの位置が逆になったためでしょう。そして写真での左手は、と見ると、ちょうどワトスンに隠れて見えないのです。残念!でも挿絵にあわせて、腕を背中にまわしていたのではないでしょうか。ここはそう思いたい気持ちです。

この写真は以前からよく知っていましたが、ジェレミーのホームズの見えない左手が、背中にまわされていたかもしれない、と思ったことはなかったので、この挿絵は私にはちょっとうれしい発見でした。ジェレミーも、自分の以前からの仕草を挿絵にみつけて、喜んだでしょうか。これ以外にこういう挿絵があるか、今後も気をつけながら読んでいこうと思います。

RM
ジェレミーの、腕を背中にまわす仕草、映画 "Girl in the Headlines" の最後の方にあったことを思い出しました。これは調べてみたら1963年、29歳なんですね。もしかしたら撮影はそれより少し前かもしれません。でもとにかく、もっと若くみえます。そしてこの頃からこの仕草があったということを、あらためて確認しました。このシーンです。でもホームズの時とはずいぶん印象が違います。時をへだてて同じ仕草でそれぞれの人物になりきる、というのもおもしろいですね。

GirlInTheHeadlines1s.jpg

実はジェレミーが出ないところはちゃんと観ていなかったりするのですが、ミステリーで探偵ものです。ジェレミー扮する Jordan Barkerは、殺されたモデルのボーイフレンド(の一人)で、テムズ川で船を操っています。

あらすじに関して参考になるのはこちらです。
http://www.britmovie.co.uk/films/Girl-in-the-Headlines_1963/

りえさんが紹介してくださった時の記事はこちらで、スクリーン・キャプチャも3枚あります。美しいですね!
DVD「Girl in the Headlines」

これはキャビンから顔を出したところで、この後りえさんの記事の写真に続きます。
GirlInTheHeadlines2s.jpg

違うシーンからも一枚。
GirlInTheHeadlines3s.jpg


それから、以前みたときも似ているなあと思っていたのですが、確認したらやはり、「ノーウッドの建築士」で家政婦のレキシントン夫人を演じた女優が出演していました。ジェレミーと一緒のシーンはありませんでしたが。彼女はRosalie Crutchleyといって、印象的な鋭く暗い目をした女優として、多くの作品に出演していたようです。

この作品が、あるフォーラムで話題になった時に(私は参加していない場所です)、殺された恋人の名前Ursulaを口にする時に、ジェレミーにはまだ言語障害の名残がある、という投稿がありました(どのページか、今はみつからなくて引用できません)。

ジェレミーは舌癒着症で、子供の頃はRとSがうまく発音できなかったと言っています(「俳優であることの重圧;インタビュー記事 When the lights went out (1990) より」)。17歳で手術を受けた後に一から発音を学びなおしたそうですが、この頃もまだ影響が残っていたのですね。The Typewriter (1962) をみた人も、同じように指摘していました。(「The Typewriter (1962) の概要」)すでに俳優としての経験を重ねていますから、多分普通には気づかれないくらいだったのでしょう。彼女たちはジェレミーの言語障害を知っていたから、それを感じたのだろうと思います。でも、手術後10年以上の長い時間をかけて、ジェレミーが障害の克服のために努力してきたことを、あらためて感じます。

この作品はDVDになっています。英国アマゾン、そして今現在は日本のアマゾンからも購入できます。
http://www.amazon.co.uk/dp/B000PY5268
http://www.amazon.co.jp/dp/B000PY5268

RM
ジェレミーが演じるホームズの仕草が、ホームズ以外の作品でもみられるか調べてみよう、というわけで、The Prodigal Daughter (1975) を久しぶりにみました。これも音声をiPodに入れているので、音だけならそんなに久しぶりではないのですが。

みてあらためて思ったことは、役によって表情も仕草も体型(!)も、なんとまあ変わるのだろう、ということ。この作品からは以前こちらの記事で、スクリーン・キャプチャを載せたことがあります。
ジェレミーの笑い声と笑顔

カトリックの神父(Father Daley)の役です。このデイリー神父は誠実でまじめで、主任司祭にも教区の信者にも愛されていることがわかります。上の記事で載せた写真は、若いカップルに一生懸命助言しているところです。でもみている私たちは次第に、彼が聖職者としての道に迷いを持っていること、そしてそれがいくつかのできごとにより、強くなっていることに気づきます。

たとえば手の動きでいうと、気持ちや性質をよくあらわしていて、ほっそりとした華麗な指先という感じではなく(厳密に言うと一箇所、すごくきれいな動きで若者に「少し待っていて」という仕草をしますが)むしろあたたかくてがっしりとしていたり、ちょっと不器用だったり、という感じです。途方にくれて髪に手をやったり、背中を丸めて両手の指や手のひらを、ひざの上やひざの間であわせたりします。体型も、変な言い方をすると、普通なのです。ホームズにみる、あの背中の線の美しさは目につきませんし、頭の大きさも(これも変な言い方ですが)いつものジェレミーに比べて大きくみえます。顔や表情はもちろん素敵だけど、街を歩いていて皆がふりかえる、という感じではないのです。(神父がそれだと、ちょっと困りますよね。)

あらためて、わあ俳優ってすごいなあ、これだけ変わるのだなあと思うのと共に、このデイリー神父の中にもホームズの中にも、ジェレミー自身が入っているのだろう、と感じました。以前の記事でも書きましたが、一生懸命相談にのっている姿に特に、ジェレミーを感じます。

さて、前置きが長くなりました。この真面目で誠実で、ちょっと不器用で、悩める人である神父は、片手を自分の背中に少し回す仕草や、人差し指を口元にあてたり顔の近くまであげたりする仕草をするでしょうか?

私は腕を背中に回すシーンは覚えていなくて、人差し指をあげるところは覚えていたのですが、今回見直したら、両方ともしていました!

まず、礼拝堂から出て行く時に左手を、そして主任司祭をつれて戻ってくるところで右手を背中に回していました。でもそんなに目立たちません。このシーンは、みている人にはまだ彼の悩みがわかっていない時です。聖職者として迷いのない生活をおくっているようにみえています。それに対して、次第に彼の内面がわかってきて、彼の混迷もまた深くなっていく段階においては、この仕草はしていないように思います。

次に人差し指をあげる仕草ですが、私が覚えていたのは、教会を出ることを考えている、と主任司祭に打ち明けている場面で、「でも(他の人がどう思うかではなく)あなたはどう思うのですか?」と主任司祭に尋ねる場面です。ここで右指をあげます。それから今回気づいたのはそのあと元神父で教会を出た男をたずねるシーンで、飲み物( エールでしょうか)をグラスに注がれて、もう結構という印に左の人差し指をあげます。

したがって、ホームズ以外でもこの二つの仕草はみられますが、でもそのニュアンスは非常に違うように感じられます。

ここからは推測になりますが、この二つはジェレミーにとってホームズのかなり以前から、自然に出て来る仕草で、でも芝居の中では自覚的に使っていて、それぞれの場面や作品によって違う意味や印象が付け加えられているのではないでしょうか。私は最初にトビィさんからお尋ねがあった時、普段からこの仕草をしているのではなくて演技のスタイルだと思う、それはThe Prodigal Daughter のような作品ではみられないから、とお答えしたのですが、今は違う印象を持っています。これは一種の癖で普段からしていて、演技においてはそれを役柄や場面にあわせた形で使っていたのではないでしょうか。

最後に2枚、仕草の写真ではありませんが、表情をとらえたスクリーン・キャプチャを。2枚とも主任司祭の部屋で話しているのですが、1枚目はまだ悩みなき笑顔をみせているところ。でも実際はこの時すでに、彼の中に苦悩の種がまかれているのですが。2枚目は聖職者であることをやめようと思っている、と打ち明けているところです。1枚目の笑顔をみると、Marcus Tylorが撮った写真のうちで、一番好きで部屋にかざっている写真での笑顔を思います(「私の部屋の写真」)。この作品でのジェレミーの表情は、普段の表情と共通するところが多かったのではないか、と思います。こんなことを書くと、先ほど「顔や表情はもちろん素敵だけど、街を歩いていて皆がふりかえる、という感じではないのです」と書いたのと矛盾するようですが(だってジェレミーが歩いていたら、絶対ふりかえりますよね!)でも微笑んでいるところとか、うれしそうに笑っているところとか、考え深そうな表情とか、励ますような目とか、今回久しぶりにみて、やっぱり好きだなあと思いました。

ProdigalDaughter2.jpg
ProdigalDaughter3.jpg

RM

追記:この作品はDVDになっています。下のリンク先のDVDに言わばおまけとして入っています。
http://www.amazon.co.uk/dp/B000LXHJJQ
ジェレミーが人差し指をたてる仕草、特に人差し指を唇にあてる仕草に注目してスクリーンキャプチャを撮っていたのですが、やっぱり左手が多いみたいですね。いや、でも、まだサンプル数が少ないのですが。そしてまだ調査対象(うふふ)が偏っていて、一枚以外は最初の二シリーズ(The Adventures of Sherlock Holmes)からなのですが。

ちなみに私は右利きなのですが、物を指すときは利き手の右手、静かに、の仕草は左右どちらでも、考える時に口元や頬に手をやるとしたら利き手の反対側の左手です。でもそれが一般的なのかわかりません。ジェレミーは左利き、そしてホームズは右利きだとジェレミーは考えていたようですが、さあジェレミーは、自分の普段の左利きのままで指を唇にあてていたのでしょうか、それとも右利きのホームズのつもりで演技していたのでしょうか。

そしてやっぱり、この仕草にこめられるニュアンスは、場面によって違う感じがします。

forefinger1.jpgforefinger2.jpg
forefinger3.jpgforefinger4.jpg
forefinger6.jpgforefinger8.jpg
forefinger7.jpgforefinger5.jpg

「美しき自転車乗り」では、訪れた依頼人の様子をじっとみつめています。「まだらの紐」では依頼人の話の展開に興奮しつつ、自分には尋ねたいことがある、と注意をひくニュアンスも含まれているようです。「青い紅玉」は考えている感じ、でもそんなに深刻ではなく。「まがった男」、これはなんなんでしょう、笑ってしまいます。考えているのでも様子をみているのでも、「黙って!」でもなく、単におもしろがっているだけ、というところでしょうか。「赤髪連盟」、これは「黙って!笑っちゃ駄目」ですね。自分にも、ワトスンにも。

ここまで全部左手だったので、右手はないのかしら、と思っていたら、次の「ギリシャ語通訳」で右手が出てきました。これは話をききながら考えつつ、話しかけようとしているところです。この少し前には、ちゃんと唇に指をあてています。そしてこの後では、ワトスンにその右指で指示を出しています。次も「ギリシャ語通訳」、これは典型的な「しーっ!」の合図で、左指にもどりました。最後だけが第三、第四シリーズの「The Return of Sherlock Holmes」からで、右手で地図を指した後、その指を口元に。

というわけで、右手と左手の使い分けはわからずじまいでした。ただ、今のところ物や人を指すシーンと連続している場合はホームズの利き手側の右指で、それ以外は左指を使う、そして左指を使うのは、ホームズは右利きだと思っていたことを関係あるかもしれない、つまり利き手はいざと言う時のためにとっておいて、反対側の方を「静かに」や、沈思黙考のポーズには使うのかもしれない、と仮説をたててみました。

なーんて書いていますが、今日の収穫は、ホームズの顔をたくさん並べて楽しんだ、という、そのことですね!今日と先週末とで、気になっていたことが何とか終わって、ちょっとほっとしたところで、こんな結論のない記事で楽しみました。

RM
トビィさん、たまごさんに良き刺激を受けて、ジェレミーの仕草に注目してみたくなりました。先日、トビィさんのおっしゃったことがきっかけで、腕を自分の背中にまわす仕草について、「An Ideal Husband (1969) その1」や「あっ、これ、癖だったみたいですね!」のコメント欄でお話がはずみましたが、そのおかげで、いくつか課題(うふふ)があることがわかりました。

1. 元々の癖か、演技のスタイルか。
2. 演技のスタイルであれば、それはホームズを演じるにあたって作られたのか。
3. ホームズ以前からだとすれば、演じる役によってどのようにかわるか。
4. どのような場面で、どのようなニュアンスをともなって、その仕草がされるか。
5. 左右の別があるようならば、右と左の使い分けがあるか。

そしてこれらの疑問点は、他の仕草についてもあてはまると思います。

他の仕草、と書きましたが、腕を背中にまわす仕草の他にまず私が思い浮かべたのは、人差し指を唇にあてる、あるいは近づける、または顔の近くで人差し指をたてる仕草です。

たとえば以前の記事の「恋しくなって」でご紹介した大好きな写真は、顔の斜め下で左手の人差し指をたてていますね。好きなので、もう一度載せちゃいます。これはグラナダ版のための宣伝写真ですね。前回も書いたとおり、ネット上の元の写真から縮小して載せています。
Holmes221B_2.jpeg

他に、人差し指が特徴的で私が好きな写真に、"The Secret of Sherlock Holmes"のための写真があります。これは1年半くらい前に、多分はじめてネット上にあらわれたもので、まだ珍しいかもしれませんのでご紹介しましょう。元はeBayに出た写真のサンプル画像でした。こちらは1枚目と違って、人差し指を完全に唇にあてています。

Source: http://jbinfo.tumblr.com/post/7746049636

tumblr_loiby3glkn1qiyljno1_500.jpeg

これも左手の人差し指ですね。ジェレミーが左利きだからでしょうか。でも右手の時もあるんですよ。そして、"An Ideal Husband"でも"My Fair Lady"でも、人差し指を上げていました!

ただ、どういうニュアンスか、一言では言えなくて、場面によってすごくいろいろな意味を含んでいるように思えるのです。たとえば今回の二枚で言うと、2枚目はちょっといたずらっぽい目をしていますね。思ったとおりだ、推理は順調だ。そんな感じでしょうか。静かに、とか、秘密だ、という普通の意味ではないことが、ジェレミーのホームズの場合には多いと思っていますが、この写真ではどうお思いになりますか。ちょっと「秘密」も入っているかもしれませんね、劇のタイトルどおり。

1枚目の指を上に向ける仕草は、ホームズの中のまっすぐな感じをあらわしているように思えます。ホームズは複雑な人間だけど、その中にある純粋でまっすぐな部分。でも、指を顔から少しはなしたところで上に向けているからといって、いつもそういう印象というわけではないのですよね。この写真では、少し上の方をみているこの表情があるからだと思います。

というわけで、この仕草は場面によってものすごく意味が違ってくる気がします。"An Ideal Husband"と"My Fair Lady"の中ではどんな意味をもっているかも、また考えてみたいと思います。

さて、それでこれがジェレミーの元々の癖だったか。うーん、これは難問です。ものすごくジェレミーらしい仕草であることは間違いないですね。でも普段もしていたか。うーん、うーん...。

RM
たった今気がつきました。さっきアップロードした「『ブルース・パーティントン設計書』の撮影現場で」の中でご紹介した写真で、ジェレミーは右手を背中にまわしていますね!

何のことか知りたい方は、2つ前の記事のコメント欄でのトビィさんとの会話をご覧くださいませ。

An Ideal Husband (1969) その1

トビィさんが、

「立ち・歩きの時に右腕を後ろに回すのはホームズでも見ますが、 癖なのでしょうか?それとも、そういうスタイルなのでしょうか? 」

と書かれたのに対して、ホームズでもゴーリング卿でも、ジェレミーが右腕を背中に回すポーズをとるのは、演じる役に応じたスタイルだと私は思います、とお返事したのですが、この写真をみると癖だったみたいですね!

私はさらに

「The Prodigal Daughter (1975) の神父役とか、The Picture of Dorian Gray (1976) の画家役の時は、(私の記憶が正しければ)このポーズはとらないからです。この二つでは、言わばうぶで純な人物を演じているので」

と書いたのですが、これもあやしくなってきました。こんど注意してみてみます。気がついたら、またご報告しますね!

RM

 RM

Author: RM
コメントは承認後に公開されます。古い記事へのコメントも大歓迎です。2010年8月7日に始めました。
私の記事へのリンクはどうぞご自由になさって下さい。
和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

全ての記事を表示する

04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08 

QR