Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

昨日の朝、イギリス時間では5月1日に、"Posthumous BAFTA for Jeremy Brett (BAFTA4JB)" のFacebookにBAFTA4JB事務局からの残念なニュースが書き込まれました。1月末のBAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)の会議で、今回の請願についての討議がされたそうですが、理事会は最終的に、すでにこの世を去った人には賞を贈らないという方針をくつがえさないと決定したそうです。

(生前ホームズの演技で何の賞も受けなかったジェレミーにBAFTA賞を、という活動のこれまでについては、以下の「ジェレミーにBAFTA賞を!」のカテゴリの記事をご覧ください。)
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-category-5.html

BAFTA4JBの公式ウェブサイトでの今回の発表はこちらで読めます。
http://www.bafta4jb.com/2012/05/no-bafta-for-jeremy-brett/

その後、記念植樹の話などがFacebookに出ていてまだ動きがあるようですし、今は事務局も忙しいと思いますので、もう少し待ってから文章を翻訳転載する許可をお願いしてみようと思っています。

本当に残念です。でも上記の発表にもありますが、この活動をする中で、ジェレミーと、ジェレミーがなしとげたことがあらためて世界中で認められたと感じています。本当に多くの国の人達から署名が集まっていました。そして、このブログを通じて署名をして下さった皆様に、心から感謝申し上げます。りえさんのブログ、ナツミさんのブログ、そして「シャーロック・ホームズの世界」のmixiでも告知をしていただきました。近いうちにそれぞれのブログのコメント欄への書き込みや主催者へのメッセージで、この残念なニュースをご報告させていただくつもりです。

ジェレミーの仕事仲間のお名前を多くみたこと、ジェレミーの3人の子供もまた署名をなさっていたことなど、こころに残ることがたくさんありました。今は亡きエドワード・ハードウィック、ジェレミー・ポールの署名もありました。

この活動のことをお知らせしたいというのは、このブログをはじめるきっかけの一つでした。受賞がかなわなかったのは本当にかなしいのですが、活動の広がりや、ジェレミーの知人友人などの支援の言葉にわくわくして、こちらに記事を載せた時の気持ち、遠くの思いがけない国の人からの署名や、日本からの署名を署名簿にみた時のうれしい気持ちは、大切にこころの奥にしまっておきます。

どうもありがとうございました。

RM
10月1日追記:
9月30日で、署名簿が閉じられました。ただ、演劇・映像・著述等に関わる人達向けの署名簿(Sub-Petition for the Entertainment Industry)と、ホームズ愛好団体向けの署名簿(Sub-Petition for Sherlockian Societies)には10月末まで署名ができるそうです。このグループの人達は、ほとんどがまず直接事務局に連絡をとり、多忙さゆえに数ヶ月たった最近になって署名する人が多いから、とのことです。

このような告知を読むと、連絡しながらまだ署名していない人は誰だろう、と思います。お知らせがあれば、またお伝えします。

この記事はこれまでは一番上に固定していましたが、これからは下にさがっていくことになります。この場所を通じて署名してくださったかた、どうもありがとうございました。ご縁をうれしく感じています。

追記終わり

(しばらく一番上に掲示します。署名場所変更にともなって11月7日に修正しました。今までの署名は大切に保管されています。)

何回かにわたって、ジェレミーへのBAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)賞追贈(故人に賞を与えること)をBAFTAに請願する活動についてご紹介しています。ジェレミーはホームズの演技で多くの人の記憶に深く残っていますが、生前イギリスにおいて、この演技に対して何の栄誉も与えられませんでした。2010年の春から国をこえて、「ジェレミーにBAFTA賞を!」という活動がはじまっています。ジェレミーは賞そのものはもちろん、俳優仲間、仕事仲間、そして世界中のたくさんのファンが今もそれを望んでいることを、喜んでくれると思います。日本のファンとしても、ジェレミーを愛する世界中の人たちの仲間にはいりたい、とこころから思っています。賛同していただけるようでしたら、どうぞ署名をお願いいたします。

現在までに、ジェレミーの二人のワトスン、グラナダ・ホームズの二人のプロデューサーをはじめとして、脚本家、俳優仲間、歌手、作家、世界のシャーロック・ホームズ愛好団体が支援を申し出たり、署名をしたりしています。世界中のファンからの署名も3000名をこえました(2010年10月現在)。この春からの活動が今まで順調だったからこそ、署名の輪を広げて、この先おとろえていかないようにと願っています。

この活動に賛同してくださいませんか?署名なさる場合の方法について以下に説明します。

署名場所がかわるのは、残念ながらいたずら署名が特定の場所から短時間の内に大量に書き込まれたからです。新しい場所は
http://www.ipetitions.com/petition/jbbafta/
です。また、新しい場所の現在の署名簿をみることができる場所は
http://www.ipetitions.com/petition/jbbafta/signatures
です。

署名方法は署名場所のウェブサイト
http://www.ipetitions.com/petition/jbbafta/
の下の方にスクロールして

FULL NAME フルネーム、必須。姓と名のどちらかではなく、フルネームでお願いいたします。後で書きますが、オンライン上ではみえなくすることもできます。)
Emailメールアドレス、必須。オンライン上のリストには表示されません。署名後このアドレスにメールが送られてきますが、何もする必要はありません。メールはこの1回のみのはずです。)
City市の名前、書いた方が好ましいとのことです。)
Country国の名前、必須。日本であればJapanと書いてください。)
Comments(任意。書かなくてかまいません。)

Display optionsは、1行目にチェックが入ったままにすれば、オンラインの署名簿に名前が載ります。このチェックをはずせば、オンライン上は「匿名(Anonymous)」と書かれます。また2行目に新たにチェックを入れると、同様の署名活動についてのお知らせが届きますが、ここは普通はさわらないでいいと思います。

その下のSignをクリックすると署名は終了です。しかし自動的に寄付のお願いの画面が開きます。これは「ジェレミーにBAFTA賞を!」という活動への寄付ではなく、この署名サイトへの寄付です。寄付なさる場合は指示に従いますが、そうでなければページを閉じてください。また、署名後に届くメールには返信する必要はなく、この1回をのぞいてメールは届かないはずです。

ジェレミーの俳優としての業績と、ジェレミーがこの世にのこした作品を、私たちファンだけでなく、今こそひろく多くの人が認めて欲しいと思います。そのためにも、ジェレミーが生きている間には行われなかったイギリスアカデミー賞の授与を願っています。またこの活動を通じてファン同士の、そしてジェレミーを個人的に知る人、ジェレミーの仕事仲間、ジェレミーを敬愛する各界の人たちとのゆるやかであたたかいつながりを感じたいと思っています。それこそが、もしかしたら賞そのものよりも、一番ジェレミーが喜んでくれることではないでしょうか。

この活動については、くわしくは「ジェレミーにBAFTA賞を!」のカテゴリー中の記事をご覧ください。まずは、署名サイトに掲載されている文章を日本語訳したこちらを読んでいただければと思います。

そして、すでに署名してくださった方、ありがとうございました。お顔もお名前も知らない方々と署名仲間になれたことを、うれしく思います。

RM
9月末で署名活動が終わるこの活動について、最近のニュースをお伝えする4回目です。

2010年、"The Secret of Sherlock Holmes" 再演時にホームズを演じた、Peter Egan(ピーター・イーガン)からのメッセージです。りえさんが、この再演をイギリスでご覧になっていらっしゃいます。メッセージの原文はこちらです。
http://www.bafta4jb.com/2011/06/some-nice-words-from-peter-egan/

私の名前を請願活動の署名簿にどうぞ加えてください。ジェレミーは、多くの意味で最も完全なホームズだと私は思っています。彼は情熱と才能とによって、ホームズの性格を私たちの前に描き出しました。グラナダシリーズにおける彼の演技によって、ホームズとはどういう人間かを私たちはあらたに知るようになりました。彼は驚くべき才能を持った俳優であり、すばらしい人間でした

初演時にホームズを演じたジェレミーのことをこのように言ってくださって、うれしいです。ジェレミー以降、ホームズを演じる俳優がジェレミーを意識しないことは決してなく、ホームズを見る(そして読む)私たちが、ジェレミーを思わないことは決してないでしょう。ホームズを演じたジェレミー以外の俳優が、こうしてそれを言葉にして、署名してくださったことが、とてもうれしいです。



こちらはAn Ideal Husband (理想の夫、1969)でLady Chilternを演じたDinah Sheridan(ダイナ・シェリダン)からのメッセージです。
http://www.bafta4jb.com/2011/09/a-letter-from-dinah-sheridan/

私は1969年の「理想の夫」で、ジェレミーと共演するという幸せな機会を持つことができました。一緒にいてとても楽しい若者でした。その後の仕事からも、ジェレミーがすばらしい俳優であることは誰の目にも明らかです。

「理想の夫」はオスカー・ワイルド作の喜劇で、ジェレミーは、週に3回オペラ鑑賞に行き、一日に5回は着替えをするダンディな独身貴族を演じています。頭空っぽの気楽な男のようにみせていて、どうしてどうして。ジェレミーとダイナの写真がこのページにはありますが、Lady Chilternもとてもきれいでした。



そしてエルキュール・ポアロを演じたDavid Suchet(デイビッド・スーシェ)からのメッセージです。私は熊倉一雄さんの声とともに思い出します。彼とジェレミーの写真と、彼からのメッセージがあるページです。
http://www.bafta4jb.com/2011/09/a-small-statement-from-david-suchet-cbe/

ジェレミー・ブレットの傑出した俳優としてのキャリアが認められて、BAFTA賞がおくられるように、というこのキャンペーンを、私は喜んで支援します。ご成功をお祈りします。

素敵な笑顔のジェレミーのすぐ右がデイビッド・スーシェで、他の二人は、右からInspector Morseを演じたJohn Thaw(「4つの署名」にも出演しました)、Albert Campionを演じたPeter Davisonです。4人が演じた4つの番組は、同じ頃にアメリカのPBSの"Mystery!"で放映されましたので、これは"Mystery!"のために行われたキャンペーンの時の写真でしょう。1990年頃と書かれています。
(参考:http://jeremybrett.livejournal.com/269394.html)



メッセージは書き込まれていないのですが、ジェレミーの義理のお嬢さん(ジョーンのお嬢さん)のRebekah Wilson Giarrussoが数日前に署名しています。先日のDavid Huggins, Caleb Wilson Sullivan に続いて、ジェレミーの3人の子供の名前が並びました。特にアメリカにお住まいのお二人については、ジェレミーのインタビュー以外では名前をきくことがなく消息も知らなかったので、お元気にすごしていらっしゃること、ジェレミーのことを今も大切に思っていらっしゃることが感じられて、こころがあたたかくなりました。



署名方法についてはこちらをご覧ください。
ジェレミーにBAFTA賞を!(10); 署名方法
ウェブ上には名前が出ないようにして署名することもできます。コメントなどは書かないで大丈夫です。お名前(ウェブ上匿名可)と、国名(Japan)と、メールアドレス(ウェブ上では非表示)を書いてくだされば署名ができます

RM
9月末で署名活動が終わるこの活動について、最近のニュースをお伝えしていますが、その3回目です。

一つは、このブログのコメント欄、および、りえさんのブログのコメント欄に書きましたが、事務局の掲示板によると、ジェレミーの息子さんのDavid Hugginsが、受賞が決まったら、ジェレミーの名前で賞を受け取ることを承諾してくださったとのことです。Davidは署名もしています。

BAFTA賞の授賞式は例年大きなセレモニーとなり、テレビやウェブでもみることができます。(ジェレミーはこのセレモニーの中で、ある賞のプレゼンターをつとめたことがあります。でもプレゼンターとしてしか参加できませんでした。)Davidが壇上にいて、ジェレミーのかわりに賞を受け取る様子をみることができたら、と願っています。



では今日はまず、ジェレミーの一人目のワトスン、David Burkeのメッセージからです。ジェレミーと一緒の写真もついています。
http://www.bafta4jb.com/2011/07/a-few-words-from-david-burke/

私はこの署名活動をこころから支援します。ジェレミーはこの賞をうける価値が十分にあると思いますし、彼と一緒に仕事をするのは、刺激と楽しさに満ちたものでした。

こちらのプロフィールのページには、最近のDavidの、いかにもDavidらしいお茶目な笑顔の写真がついています。
http://www.bafta4jb.com/our-supporters/actors/david-burke/



こちらにはDavid Stuart Daviesからのメッセージがあります。
http://www.bafta4jb.com/2011/06/a-statement-of-support-from-david-stuart-davies-bsi/

私は「Bending the Willow」という本で、ジェレミーのホームズの演技のことを書き、この本のために彼と長い時間を共に過ごしました。彼は本当にすばらしい人で、完璧なプロフェッショナルでした。ジェレミーの望みは、ドイルと、彼が魅力的に創作したホームズという人物造形に忠実であることで、双極性障害という病気にずっと苦しめられたにもかかわらず、ジェレミーはこれをなしとげました。本当のシャーロック・ホームズをスクリーンにもたらし、たくさんの人を魅了したのです。このことが今まで正式に評価されてこなかったことは、とても悲しいことだと思います

彼が書いた「Bending the Willow」はあっという間にまた入手困難な本になってしまって、eBayで驚くほどの高値になってしまっています。でもうれしいことには、最近出版社からメールをもらった人によると、増刷、およびeBook(電子書籍)にする計画があると書かれていたそうです。ただ、そのメールも数ヶ月前のメールへの返答だということで、多くの人が経験しているように、この出版社はちょっと当てにならないところがあります。情報を得次第、ご報告します。



署名方法についてはこちらをご覧ください。
ジェレミーにBAFTA賞を!(10); 署名方法
ウェブ上には名前が出ないようにして署名することもできます。コメントなどは書かないで大丈夫です。お名前(ウェブ上匿名可)と、国名(Japan)と、メールアドレス(ウェブ上では非表示)を書いてくだされば署名ができます

署名してくださったかた、ありがとうございました。

今日ははからずも、3人のDavidに関する記事となりました。

RM
9月末で署名活動が終わるこの活動について、最近のニュースをお伝えしています。今日は俳優のJames Purefoy(ジェームズ・ピュアフォイ)からのメッセージのご紹介で、はじめてのテレビ撮影でジェレミーに助けられたことを書いています。ジェレミーが若い俳優にとても親身になってあげていたことを知って、うれしい気持ちです。若者を励まして、それぞれの才能をのばしてあげたいという気持ちを常に持っていたのだと思います。ちょうど前回は、ジェレミーが若い俳優達の教育・活動の場をつくりたいと考えていたこと、今年の命日を期に、ファンの手でジェレミーの母校に奨学金制度ができたことをお伝えしたところでした。
ジェレミー・ブレット奨学金ができました

ジェレミーが若者に接する態度に、いつも同じ感想ですが、ジェレミーらしいなあ、と思うのです。ジェレミーにBAFTA賞を!(4)でご紹介した、13歳の時に子役としてジェレミーと同じ舞台にたった人の文章を思い出します。

以下の文章を書いた James Purefoy(ジェームズ・ピュアフォイ)は「ボスコム渓谷の惨劇」(1991)でJames McCarthy(ジェームズ・マッカーシー)を演じました。1964年生まれだそうですから、撮影時は26歳くらいでしょう。1988年にRoyal Shakespeare Companyに入団していますから、舞台の経験はすでに積んでいます。でもテレビの仕事はこれがはじめてだったと書いています。(IMDbによるとこの前に1作あるのですが、彼にとっては数に入らないほどのものだったのでしょう。)

「ジェレミーにBAFTA賞を!」の活動に署名をして、ジェレミーのことをこのように言っています。
http://www.bafta4jb.com/2011/06/a-statement-from-james-purefoy/

私のテレビでの最初の仕事は、シャーロック・ホームズのなかの1作でした。その時ジェレミーに「僕は撮影のこともカメラのことも、何も知らないんです」と言いました。ジェレミーは親切に私の面倒をみてくれて、撮影の時はいつも助監督が私を現場に呼んで、撮影をみせてくれるように、はからってくれました。ジェレミーは辛抱強く私に、全部のカメラレンズについて、それがどんなふうに映像をとるかを説明し、カメラの技術を教えてくれて、私が経験するすべての面でなにかと助けてくれました。私は人として、そして俳優としてのジェレミーをこころから賞賛します。まったく何の躊躇もなく、「ジェレミーにBAFTA賞を!」というこの活動の署名簿の中に、私の名前を加えます。

「Jeremy kindly took me under his wing [...]」というのを「ジェレミーは親切に私の面倒をみてくれて」と訳しました。英語の慣用句なのでしょうが、ジェレミーは本当に大きな翼を持っていて、その翼でまわりのたくさんの人をあたたかく包んでくれたのだと感じます。

ジェレミーは撮影の技術的な面にも興味を持っていた、とMichael Coxが言っていました。だからこうして、若い人にカメラの技術まで、教えてあげられるのですね。ジェレミーが撮影の全般にわたって積極的に関わっていた様子を、「美しき自転車乗り」などの監督のPaul Annett(ポール・アネット)の言葉としてご紹介したことがあります。
ウェブサイト "Jeremy Brett Information" のご紹介(7)ホームズ撮影舞台裏の写真

署名がまだのかたは、署名方法についてはどうぞこちらをご覧くださいませ。
ジェレミーにBAFTA賞を!(10); 署名方法
ウェブ上には名前が出ないようにして署名することもできます。コメントなどは書かないで大丈夫です。お名前(ウェブ上匿名可)と、国名(Japan)と、メールアドレス(ウェブ上では非表示)を書いてくだされば署名ができます

イギリス以外の国からの署名、国境をこえた世界中からの署名は、アカデミーを動かす大きな要素の一つになると信じています。

RM
「ジェレミーにBAFTA賞を!」という署名活動について、最近は新しいニュースをお伝えしていませんでしたが、この数ヶ月でここにはじめて来てくださったかたもいらっしゃるかもしれませんので、あらためて署名のお願いをいたします。

ジェレミーのホームズの演技は、最初の放映の時から多くの人に賞賛され、今も私たちを幸せにしてくれているにもかかわらず、何の賞も受けませんでした。このことを、ジェレミーの仕事仲間の多くが、とても残念なことだと思っています。英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)がジェレミーに賞を与えるべきだったのに、と。

昨年の春から、ジェレミーにBAFTA賞を追贈(亡くなった後に贈ることを)してほしい、と請願する署名活動がはじまりました。私がこのブログをはじめたきっかけを二つあげれば、一つは「ハワイでのジェレミー」を紹介したいということ、もう一つはこの署名活動について知っていただいて、できれば署名していただきたい、というものでした。

この署名活動が9月末で終わり、いよいよアカデミーに署名簿が持ち込まれます。今までにも驚くほど多くの国の人達が署名しています。たとえば、以前このように書きました。「最近50名の署名者の国名をあげると、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ウクライナ、ロシア、ポーランド、インド、セルビア、ドイツ、アイルランド、日本、アイスランド、スペインと、14カ国にものぼります。」日本からの署名も、9月末までに一人でも増えたらうれしいと思っています。

最近のニュースの一つは、ジェレミーの最愛の奥様のJoan(ジョーン)の子ども、つまりジェレミーの義理の息子のCaleb Wilson Sullivan(ケィレブ・ウィルソン・サリヴァン)が署名をしてくださった、ということです。ジェレミーがCalebのことを話しているインタビューはこちらでご紹介しました。
「Scrawl」のインタビューから(1989年)(2)
ジェレミーの悲しみと、あたたかさ(6); 1991年のDesert Island Discsから(3)

また、最近署名した俳優もたくさんいます。たとえば「ポアロ」を演じたデイビッド・スーシェ、「修道士カドフェル」のサー・デレク・ジャコビなどです。

私はこの活動が始まった時、もちろん賞が贈られることを第一に願っていましたが、第二には、世界中のファンと、ジェレミーを直接知る仕事仲間や友人・知人との間で、ゆるやかなつながりが感じられることを願っていました。今まさに、第二の夢が実現していると感じます。

どうぞ、第一の夢のためにも力をお貸し下さいませ。

署名方法についてはこちらをご覧ください。
ジェレミーにBAFTA賞を!(10); 署名方法
ウェブ上には名前が出ないようにして署名することもできます。コメントなどは書かないで大丈夫です。お名前(ウェブ上匿名可)と、国名(Japan)と、メールアドレス(ウェブ上では非表示)を書いてくだされば署名ができます

すでに署名してくださったかた、どうもありがとうございました。日本の署名仲間として、お名前もお顔を知らないながら、ゆるやかなつながりを感じています。

RM
「ジェレミーにBAFTA賞を!」という活動をしているBAFTA 4 JBの事務局が作ったビデオが、1月24日にYouTubeにアップロードされました。
Jeremy Brett: A Journey Through Time

ホームズに加えて、ホームズ以外の41作品のクリップを次々と年代順に映し出す作品です。ジェレミーの映像や画像を使ったYouTubeのビデオは本当にたくさんありますが、これは盲点だったようで、発想は単純とも言えますが、このようなビデオは観た事がありません。

15分間のこのビデオの中で、1954年の "Svengali" から、亡くなった後に出た1996年の "Moll Flanders" まで40数年間の時間が過ぎていくのを年代を追って観ていると、ジェレミーの姿に目が吸い寄せられるのと同時に、いろいろな想いが胸をよぎります。

DVDになっている作品の中で、ホームズをのぞいて私が多く観ているのは、 "An Ideal Husband" (1969)、"The Prodigal Daughter" (1975)、"The Good Soldier" (1981) でしょう。
IdealHusband2.jpg
ProdigalDaughter1.jpg
GoodSoldier1.jpg

DVDになっていない作品では、"The Merry Widow" (1968) と "On Approval"(1980) が特に好きで、何度も観ました。
MerryWidow.jpg
OnApproval1.jpg

これから何度も観て、是非話をきちんと追いたい作品は、先日ご紹介した "An Act of Reprisal" (1965) と、"The Rivals" (1970) です。
ActOfReprisal.jpg
Rivals2.jpg

「ジェレミーにBAFTA賞を!」の活動に署名がまだのかたで賛同してくださるかたは、どうぞこちらをご覧ください。署名方法その他を記しています。英語が得意でなくても大丈夫ですし、ネット上には名前が表示されない形での署名も可能です。

RM
先月29日に、テーマ曲をはじめとしてグラナダシリーズのすべての音楽を担当した作曲家、パトリック・ゴワーズが署名をしてくださいました。ロンドンにお住まいのようです。調べたらジェレミーより3歳年下でした。こうしてジェレミーと一緒に仕事をしたかたが、次々と署名してくださるのを見ることができて、あたたかい気持ちになります。コメントにも「私はすべての音楽を担当したので、ジェレミーの演技に深く関わりを持っていた。ジェレミーのすばらしい才能を賞賛する」と書いてくださっています。

このような情報は事務局の掲示板で読むことができます(ソーシャル・ネットワーキング・サービスであるFacebookの中にあります)。アドレスはhttp://www.facebook.com/bafta4jbです。たとえば、本のサイン会で署名を集めることや、劇場やミッドランドホテルに署名お願いの文書を持っていった時のことなども、ここで知りました。

また、署名場所にある署名簿でも、世界中の国のたくさんの人が署名しているのを実感することができます。

名前が出るのがおいやでしたら、オンライン上では匿名、ということも可能です。ジェレミーにBAFTA賞を!(10); 署名方法に書いています。

RM
11月はじめに、ハリー・ポッターの映画でダンブルドア校長を演じたMichael Gambonの署名をみつけました。また、ジェレミーの二人のワトスン、David BurkeとEdward Hardwickeと共に、この署名活動を支援する俳優のリスト中に名前があげられています。

ジェレミーとマイケル・ガンボンの接点を調べたら、二人とも同時期にローレンス・オリビエひきいるThe National Theatre Companyにいたようです。マイケル・ガンボンは1940年生まれでジェレミーより7歳年下です。二人の出演した演目を調べても、残念ながら共演したという記録はみつかりませんでした。そこでかわりに、同じく同時期にThe National Theatre Companyにいたマギー・スミス(マクゴナガル先生)とジェレミーが舞台で共演した時の、美しい写真を紹介します。

まず、ジェレミーとマイケル・ガンボンの名前でウェブを検索したら、こんな記事をみつけました。Simon Callowというイギリスの俳優へのインタビュー記事です。彼は18歳の時にオリビエにファンレターを書き、The National Theatre Companyの当時の本拠地であるOld Vicのチケット販売所で働くようになります。

「私は毎日食堂の長いテーブルで、若い俳優達と共に昼食をとりました。彼らが後に名優になることは誰の目にも明らかでした。Derek Jacobi, Michael Gambon, Maggie Smith, Jeremy Brett, Jane Lapotaire, John Gielgud そしてOlivierが昼食の席にいました。」

この記事を読んで、若き俳優達が劇場の食堂で昼食をとっているところを、そしてジェレミーの姿を想像しました。ここに名前が出ているマギー・スミスもハリー・ポッターの映画でマクゴナガル先生を演じています。マギー・スミスはジェレミーの親友、Robert Stephensと一時結婚していましたし、ジェレミーとも舞台で何度か共演しています。

ジェレミーとマイケル・ガンボンの共演はなかったようなので、ジェレミーとマギー・スミスが共演した時の写真を紹介します。これはThe National Theatre Company(ジェレミーの在籍は1967-70)でのものではなく、カナダでおこなわれたThe Stratford Shakespeare FestivalでのThe Way of the World (1976)の公演時の写真です。

この時のジェレミーのコスチュームのスケッチを、以下のサイトでみることができます。
http://community.livejournal.com/jeremybrett/228792.html

また小さいですが2枚の舞台写真があります。
http://community.livejournal.com/jeremybrett/229209.html

そして下にあげたのがとても美しい二人の写真です。下の写真はクリックすると記事にとびます。
(アドレスはhttp://community.livejournal.com/jeremybrett/275361.html)。3回か4回クリックで最大にすると驚く程の大きさの写真になり(3.5 Mb)、ロードするのに時間がかかりますからご注意下さい。



こちらはも、同じく"For fans of Jeremy Brett"に投稿されたものです。
(アドレスはhttp://community.livejournal.com/jeremybrett/70956.html)。豪華な美しさの二人、という感想を持ちました。ジェレミーの手の表現にもひかれます。クリックすると記事に飛び、1回クリックで最大になります。



「ジェレミーにBAFTA賞を!」というこの活動のために署名してくださる方は、どうぞこのブログの一番最初の記事をご覧ください。署名方法を書いています。

RM
大英博物館の収蔵物担当主任のJames Petersさんが、この活動に支援のメッセージを寄せてくださっています。原文は、BAFTA 4 JBのホームページのこちらです。http://www.bafta4jb.com/2010/10/boy-could-he-act/

ずっとジェレミーが出演した作品をみてきて、その作品とご自分の人生とが並んで思い起こされるような、そんな方だとお見受けしました。イギリスにはそういう方がたくさんいらっしゃるのでしょう。ホームズ以外の作品にも言及しながら、これからも多くの俳優達が役を演じるにあたって、まずジェレミーの演技を思い起こし、参照し、自分の演技と引き比べることになるだろう、と言っています。

このかたが名前をあげている作品「The Rivals(ライバル達)」が最近YouTubeにアップロードされましたので、最後にその画像2枚を、そして10月末にこの作品でのジェレミーの写真がファンのフォーラムに投稿されましたので、これも紹介します。

私はずっとジェレミー・ブレットが偉大な諮問探偵を演じるのをみてきました。そして多感な若きホームズファンが、彼のおかげで生涯にわたるシャーロッキアンになっていったのを知っています。私は彼の俳優としての演技力に感嘆し続けており、彼の演技はいつも喜びを与えてくれます。ジェレミー・ブレットはどの作品に出演していても、私たちに深い感銘を与えてくれます。それが「ドリアン・グレイの肖像」であっても、「The Rivals」であっても、そしてシャーロック・ホームズを見事に演じている時であっても。彼が演じた役はこれまでも、そしてこれからも、何度も何度も多くの名優によって演じられるでしょう。そして彼らはいつも、自分の演技をジェレミーの演技と比べることになるでしょう。ホームズは「オレンジの種五つ (The Five Orange Pips)」でかつてこのように述べました。

「だめ、だめ、」ホームズが叫んだ。「しっかりしなきゃ、ほんとにやられてしまいますよ。気力(エネルギー)をふりしぼらないと助かりませんよ。」("Tut! tut!" cried Sherlock Holmes. "You must act, man, or you are lost. Nothing but energy can save you. ")

ホームズが述べたように、ジェレミー・ブレットは、彼が演じた役にエネルギーをもたらしました。まさにジェレミーはしっかりと演じたのです! (Jeremy Brett certainly brought energy to a role and boy could he act!)


最後は 「行動を起こす」のactと、「演じる」のact をかけているようです。「オレンジの種五つ」から引用するあたり、このかたは明らかにシャーロッキアンですね、そして、今回は訳しませんでしたが、「ドリアン・グレイの肖像」と「The Rivals」は共演の役者の名前もあげていて、自分はずっとジェレミーの出演したドラマを見続けてきてよく覚えている、という感じもあらわれています。この文章を読んで、ジェレミーの演技がこれからもずっと私たちの、そして俳優達の記憶に残るだろうということをあらためて確信できて、読んでいて私の中にもエネルギーが満ちわたるような気持ちがしました。

「ドリアン・グレイの肖像」は、ジェレミーがBasilを演じた方 (1976) はDVDになっています。「The Rivals (1970)」はDVDになっていなくて、いわば幻の作品でしたが、この10月にYouTubeに9つに分割されてアップロードされました。これはpart 4へのリンクです。

「The Rivals」part 4から2枚画像を紹介します。クリックしても大きくなりません。この作品は、以前も紹介しましたがジェレミーとJoanの出会いに大きな役目をはたしました。
TheRivals1.jpg
TheRivals2.jpg

二週間ほど前に For fans of Jeremy Brettに投稿された写真です(http://community.livejournal.com/jeremybrett/283030.html)。写真をクリックするとリンク先の写真に飛び、1回クリックで最大になります。写真の下の「Jeremybrett: JB in 'The Rivals' (1970)」の文字をクリックすると投稿記事に飛び、写真は2回クリックで最大になります。



RM

 RM

Author: RM
コメントは承認後に公開されます。古い記事へのコメントも大歓迎です。2010年8月7日に始めました。
私の記事へのリンクはどうぞご自由になさって下さい。
和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

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