Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

今年の8月と9月に、イギリスでThe Merchant of Venice: ヴェニスの商人 (1973) とThe Good Soldier: 良き兵士 (1981) のDVDが発売になります。
http://www.amazon.co.uk/dp/B004W2JWAQ/
http://www.amazon.co.uk/dp/B004W2OYN6/

どちらもジェレミーの出演作品です。The Good Soldierはアメリカで発売されましたが、デジタル化処理などはおこなわれていなくて、画像はかなりぼやけていました。今回のものが新たな画像処理後だといいなあと思っています。The Merchant of Venice は私の知る限りではDVDは英米では発売されたことはありませんでしたが、イタリアとオランダで発売されたものを、輸入版として英米のアマゾンで購入することはできていました。

今まで購入することが可能だった作品とはいえ、あたらしくDVDが発売されるのは、本当にうれしいです。今日はThe Merchant of Veniceの話題を少し。りえさんがブログで、ここのページから数ページにわたってこの作品を紹介なさっています。http://blog.goo.ne.jp/rie_002/e/98f3f4464814afde3b0edf90221dee62

The Merchant of VeniceのDVDに、特典映像がこれまで以上にあることを願っています。私が持っているのはイタリアからの輸入版で、特典映像では監督(だと思うのですが)がイタリア語でしゃべっています。(本編は英語音声とイタリア語音声の両方が入っているのですが。)そしてこの特典映像中にはいくつかの宣伝用写真や撮影中のスナップ写真がつかわれていて、これがとてもうれしいのです。撮影中の写真はグラナダ・シリーズのものを多くみることができますが、私はそういう写真をみるのがとても好きです。現在のThe Merchant of Venice 特典映像中の写真はほとんどがシャイロック役のローレンス・オリビエのものなので、ジェレミーの写真ももっとみたいなあ、と思います。

ジェレミーが俳優の道に進むのに大きな役割をはたしたオリビエとの共演は、スクリーン上ではこの作品でしかみることができません。このThe Merchant of VeniceはもとはThe National Theatreで上演されたもの、それをあらためてフィルムにおさめる現場で、ジェレミーは何を感じ、何を考えていたのかしら、と写真をみながら思います。

ジェレミーは多くのインタビューでオリビエのことに触れていますし、BBCラジオのインタビューではオリビエからもらったメモやメッセージや書きものはすべて今でも持っている、と言っていました。その内の一つはいつも持ち歩いていたようで、アメリカでのインタビューでもインタビューアにみせています。その一方で、オリビエはかなり癖の強い人だったことが、ジェレミーの親友のRobert Stephensの自伝などを読んで、わかってきました。俳優にとって神様のようだったオリビエ、強い個性でThe National Theatreをひっぱっていったオリビエ、そのもとでのジェレミーの4年間。彼とのスクリーン上での共演をこの作品で楽しむことができます。

宣伝用写真1枚と、撮影中の写真2枚をご紹介します。クリックで大きくなります。1枚目はアントーニオを後ろからみつめるバッサーニオ。2枚目は乗馬から帰ってきてのシーンの撮影前後だと思います。3枚目ではオリビエの後ろにいます。おそらく撮影を見守っているのでしょう。

TheMerchantOfVenice5.jpg
TheMerchantOfVenice4.jpg

Jeremy Brett InformationのRebeccaが、はじめてみる写真をフォーラムとTumblr(ブログ)に投稿してくれました。これも乗馬服姿で戸外にいる写真です。下のアドレスは、フォーラムに投稿してくれた分のリンク先です。どこかに再投稿なさる場合は、「Jeremy Brett Informationから」というクレジットを入れてくださるとうれしいです。
http://jeremybrett.info/On%20Screen/MerchantofVenice1973/img174.jpg

RM
「星の王子さま」の英訳版をKindleに入れてスターバックスで読んでいたら、涙が流れてきました。その時私の中には、ジェレミーの姿がありました。

なぜなのでしょう。キツネと王子さまの会話のなかに「tame(飼いならす)」という言葉があって、ああ、この言葉はマーカスが写真集に書いた序文にもあったなあ、と思いながら読んでいたからでしょうか。

昨日ジェレミーの話をしていて、ジェレミーの childlike quality (子供の特質、子供の持つよい性質)、ジェレミーの中の「永遠の少年」について触れたからででしょうか。

ハワイでのジェレミーをとても近くに感じるできごとが最近あって、Fred Myers氏の前に突然あらわれてそして去って行き、忘れられない思い出を残したジェレミーと、砂漠でのぼく(飛行機乗り)と王子さまの出会いと別れが重なったのでしょうか。

ジェレミーが最後に静かにこの世を去って行った時のことと、王子さまが地球を去る時のイメージが重なったからでしょうか。

その時私の中で、ジェレミーは飛行機乗りでもあり、王子さまでもありました。飛行機乗りがこわれやすい宝を手に持っているように感じながら王子さまをかかえて砂漠を歩いているとき、飛行機乗りの王子さまへのまなざしの中にジェレミーをみていました。「ぼく、もう死んだようになるけれどね、それ、ほんとじゃないんだ」「だからね、かまわず、ぼくをひとりでいかせてね」といった王子さまの飛行機乗りへの言葉と悲しみの中にジェレミーをみていました。

あるいは少し別の言い方をすれば、私の中に飛行機乗りと王子さまとジェレミーがいて、それが一つになったのでしょう。「星の王子さま」という物語に多くの人がひかれるのは、それぞれのこころの中に飛行機乗りと王子さまが生きているからなのではないでしょうか。私のこころの中にジェレミーも生きていて、あのとき不思議な形でその境界が薄れたのではないか、と感じています。

RM

(引用は内藤濯訳より)

前回の文章を書きながら考えていたこと、あるいはこのところなんとなく感じていたことを書いてみます。

ジェレミーを知ったことは、私にとってとても大きなことでした。人生をかえた、といってもいいほどです。でも最近思っているのは、それはジェレミーでなくてもよかったのかもしれない、ということです。それにもかかわらず、私にとって結果としてジェレミーだったということ、そして人生がかわるというのは幸せなこともあるし、失うこともあるのだ、ということです。

訳のわからないことを書いています。でもこのブログをいったん休止した後で再開したとき、もう形を整えて書くのはやめにして、不定期のぶらぶら歩きにしようと思ったのに、最近またきちんと(?)書くようになってきたので、今日はまたぶらぶら歩きにもどることにしました。

RM
新しくできたフォーラムに参加して、2ヶ月になります。12カ国くらいの人が書き込んでいます(イギリス、アメリカ、オーストラリア、ポーランド、オランダ、チェコ、ドイツ、スペイン、ポルトガル、バングラデシュ、中国、日本)。その中には最初の何回かの投稿の後、しばらく声をきかない人もいますので、この1ヶ月で言うと8カ国くらいでしょうか。

私以外のほとんどの人は、私からみてネイティブスピーカーとなんらかわらない、流暢な英語を使います。明らかに私が一番英語がへたです。いったい私の英語はどう伝わっているのだろうか、意味が不明だったり間違いがあるのならまだしも、知らずに失礼で粗野な言い回しをしたり、赤面させるような表現を使っていることもあるのではないかと思います。以前の私だったら、自分がどう思われるかわからない状況で(しかも英語で)、ひとの中に入っていくことなど、考えられませんでした。

私がはじめて英語で投稿した場所は、ある人のジャーナル(ブログ)のコメント欄でした。どうしても尋ねたいことがあったのです。ジェレミーにとって大切な人の一人だった、Gary Bondのことを尋ねたかったのでした。そしてはじめてファンの集まる場所に参加したのは、ジェレミーを愛する人たちにどうしても伝えたいことがあったからでした。それはこのブログの一番最初でご紹介した、ハワイでのジェレミーを書いた文章のことでした。

そこはフォーラム中の会員限定のスレッドだったのですが、その時のスレッドは事情によりなくなってしまい、新しいフォーラムがたちあがりました。そこに私はあいかわらずの間違いだらけの英語で書き込んで、以前のスレッドの時からのメンバーだけでなく、新しく何人もの人とお話することができるようになりました。

英語ができる方がもしもご覧になったら、あんな英語でよく書けるものだと思われるかもしれません。間違いだらけであることを承知の上で私が心がけているのは、私の性質をできるだけ態度で表すことです。私という人間を少しでも知ってもらえていたら、失礼な(あるいは粗野な、あるいは常識はずれの)ことを書いたようにみえても、そうみえるだけだ、とわかってもらえるだろうと思って。といっても、親しみをこめて笑いかけるわけにはいきません。文字を使って、ここにいてとてもうれしい、こんな写真をみつけました、私もあなたの意見に賛成です、素敵な情報をありがとう、あなたのことを案じていますよ、あなたが元気になってうれしい、と(こころの中で)微笑みをこめて書いています。自分が尋ねたいこと、伝えたいこと以外に、他愛のない言葉(「きゃー素敵!」)も含めてこうして自分の気持ちをあらわして、私という人間を知ってもらうと同時に、気持ちが通じ合うことを楽しんでいます。

以前の場所は一本のスレッドに延々と皆が書き込んでいくタイプでした。今はフォーラム中に何十ものトピックがたてられて、関連するところに書き込みます。トピック別で良いところは、後で参照しやすいという点です。一方以前を懐かしく思うのは、気持ちのよい小さな部屋で、お茶でも飲みながら話しているような親密さです。そこで私はまるで最年少の妹のような気持ちでした。(実際には多くのメンバーより年上だったと思います。一人、お孫さんがいらっしゃる方を知っていますが。)両手を広げて迎え入れてもらいましたし、節目の投稿で自分の英語への懸念を伝えた時に、どんなにあたたかく励ましてもらったことか!(「私の英語で、皆さんを悩ましていないかしら。気に障ることはありませんか?」「あなたに関して気に障ることなんて、あるわけがないじゃありませんか!」)とても知的で、かつ茶目っ気のあるメンバーが多かったです。

今の場所の新しいメンバーとは、特に同じトピックで言葉をかわした人以外、それほどの親しさを感じるところまではまだいっていません。そのかわりにとてもバラエティにとんだメンバーで、多くの国からの話をきくことができます。これからもっと、みんなとの気持ちのつながりができたらと思います。

ここを読んでくださっているかたで、興味がおありの方がいらしたら、一緒に参加しませんか?随分こみいった議論もありますが、私はそれは読むだけです。それでも楽しくフォーラムに参加できます。私はジェレミーのことをお話できる人がまわりにいないので、日本語でも英語でも、ジェレミーを愛するかたとお話したいといつも思っています。

RM
コメディを演じたい、とジェレミーは若い頃のインタビューで言っていました。

"HE'S A 20TH CENTURY ROBIN HOOD"
25 February 1967

More often than not, Jeremy is cast as a dashing, romantic hero.

'That sort of part brings in the fan letters, but I would love to do some comedy. To make people laugh is the greatest gift of all.


これは三銃士に出演していた頃のインタビューです。「ロマンチックなヒーローの役で、ファンレターがたくさん届きます。でもコメディも演じたい。人を笑わせるのは本当にすばらしいことだから。」

ジェレミーはもともと、とても明るくて笑いにあふれた人だったので、コメディにもうってつけだと思います。舞台ではいろいろな喜劇に出演していますが、残念ながらそれをみることは今はできません。テレビで演じた喜劇で私が大好きなのは、On Approvalです。何度みても、声をあげて笑います。DVDにはなっていませんが、YouTubeでみることができます。もっとたくさん、ジェレミーのコメディをみたかったと思わずにはいられません。あ、オスカー・ワイルドのAn Ideal Husbandも喜劇ですね!これはおすすめです。DVDを購入できます。

今日これを書き始めたのは、ジェレミーが好きだったコメディ・デュオのことをお話したかったからです。Morecambe and Wise(モーカム&ワイズ、別名 Eric and Ernie)といって、イギリスでは知らぬ人がいない有名なデュオだったようです。でも私はつい最近、ジェレミー関連でこの話題が出るまで知りませんでした。

発端は、Jeremy Brett InformationのRebeccaがつくったファン・ビデオが話題になったことでした。これです。

Remember The Laughter Of Jeremy Brett
http://www.youtube.com/watch?v=HKXdnMtHOqk

これはとても楽しいビデオで、男の人二人の楽しい歌にあわせて、ジェレミー・ホームズの微笑んでいるシーン、笑っているシーンが次々と流れます。この曲が、Morecambe and Wiseの「Bring Me Sunshine」なのです。Rebeccaが「このビデオを作ったときは知らなかったけれども、後で、ジェレミーがMorecambe and Wiseを好きだったことを知って、うれしかった。」と言っているのを読んで、調べてみてわかりました。1969年9月13日付けの記事にこんな記述があります。

He falls about when Benny Hill, Frankie Howerd or Morecambe and Wise are on the screen.
「ジェレミーは、Benny Hill, Frankie Howerd や Morecambe and Wiseが出てくると、大笑いに笑います。」

ついでといっては何ですが、モリアーティを演じたEric PorterがMorecambe and Wiseと共に、なんと、歌って踊っているビデオもご紹介します。イギリスの俳優は、皆こんなに芸達者なのでしょうか!これをみると、ジェレミーもMorecambe and Wiseと共演していたらなあ、と思います。
http://www.youtube.com/watch?v=aSCQGO5Xnf0

このデュオのスケッチはYouTubeでたくさんみることができて、たとえばこれなんて大好きです。せりふは何もなくて、二人で朝食の用意をするだけなのですが。
http://www.youtube.com/watch?v=EFgdhZGLJrY

こうして、イギリス人にとっては当たり前でも私はまるで知らなかったことを、ジェレミーつながりで知るのは、なかなか楽しいものです。しかもジェレミーが好きだったというのですから!

Morecambe and Wiseの伝記ドラマがBBCで今年放送されました。このドラマでMorecambeを演じたDaniel Rigbyが、「Sherlock」の主演俳優であるBenedict Cumberbatchと競って、BAFTAの主演男優賞を得ています。不思議なところで、ホームズとつながっていました。ちなみに、今回Benedict Cumberbatchがやぶれたのは、Daniel Rigbyには来年のチャンスがないからだ、という説を読みました。彼の出演したドラマはシリーズものではないからでしょう。Benny(とファンは呼ぶようです)には第二シーズン以降で、ぜひBAFTA賞をとってほしいと思います。

(二つのインタビュー記事はいずれもThe Brettish Empireから。)

RM
The Typewriter という作品は、ジェレミーが主要な役どころである双子を演じた、ジャン・コクトー原作のテレビドラマだそうです。りえさんがこちらで紹介なさっています。
http://blog.goo.ne.jp/rie_002/e/e6c7fcc56d3dab47563c5139a12ee424

これは他の多くのジェレミーの初期作品同様、テレビ局が次の録画のために消してしまったため、失われた作品となっていました。ところが、アメリカで放映された時のフィルムが残っていたというニュースが、半年ほど前に届きました。

そしてそれが6月29日の18:20から、ロンドンのBFI (British Film Institute) Southbankで上映されるそうです!映画館ですから、ビッグ・スクリーンで、ということになりますね。作品の保存状態もよかったのでしょう。
http://www.bfi.org.uk/whatson/calendar/southbank/day/20110629 (29日のプログラム)
http://www.bfi.org.uk/whatson/bfi_southbank/film_programme/june_seasons/unlocked_the_library_of_congress_discoveries/play_of_the_w (プログラム中の、The Typewriterの説明)

ファンフォーラムのロンドン在住のメンバーが行くそうなので、(うらやましい!と思いながら)報告を楽しみに待っているところです。いつかDVDになることをこころから願って。

もしもロンドン在住のジェレミーファンで、このことをご存知でないかたがお知り合いにいらしたら、どうぞ知らせてあげてください。上記サイトから席の予約ができるようです。

RM
オランダのジェレミーファンが、フォーラムで、David Burkeがオランダでドロップのテレビコマーシャルに出演していることを教えてくれました。その内の1本は賞も得たそうです。とてもお元気そうで幸せそうで、うれしい映像でしたので、ご紹介します。

ドロップの会社のウェブサイトはこちらです。http://www.klene.nl/commercials.php
右上にDavid Burkeの姿がみえます。長い髪なので、あれっ、と思うかたもいらっしゃるかもしれませんね。真ん中の6つの横長のボタンを押すとコマーシャルが始まりますが、YouTubeでもみることができます。彼女の短い説明も含めて、書き写します。2008年から放映されているようです。

the awardwinning commercial, called better than best: http://www.youtube.com/watch?v=WCHOqFuhotc
big money: http://www.youtube.com/watch?v=TGJd1ahwj7Q
bribes: http://www.youtube.com/watch?v=6MLfUbu69DM
waterworks: http://www.youtube.com/watch?v=Rnh7AVY-34I
sweetie: http://www.youtube.com/watch?v=i94FOxDSexw
fake: http://www.youtube.com/watch?v=bd76N8F30HM

スクリーン・ショットです。おかわりありませんね、あのちょっといたずらっぽい笑みも含めて。クリックで少し大きくなります。

DavidBurke1.jpg
DavidBurke3.jpg
DavidBurke2.jpg

これからもお元気で活躍なさいますように。

RM
エドワードのことを今までしばらく書いてきました。今日からまた少し、思いつくままのぶらぶら歩きをしてみようと思います。ジェレミーのことを書きます。

ジェレミーは困難なこともたくさん経験したけれども、あたたかくて愛情にあふれていて、まわりの人を(そして私たちを)明るい気持ちにさせてくれます。いたずらもするし、本人はまじめで本気だけれども、まわりは笑っちゃう時もあったのだと思います。たとえばこちらでもご紹介したMarucs Tylorの写真集 'a roll with Jeremy Brett' の序文を読むと、ジェレミーに写真のプリントを渡した後、マーカスがずっとくすくす笑いながら、次の用事がある劇場まで走って行く様子が書かれています。

また、ファン・フォーラムで、ジェレミーのcuddlyなところが大好き、ぬいぐるみの熊のように思わず抱きしめたくなる(cuddleしたくなる)という人が何人もいたことも以前に書きました。

最近、二つのことでこのことを思い出しましたので、書いてみます。

一つはアメリカの新聞Los Angeles Timesのインタビュー記事のさわりの部分です。
Jeremy Brett has cracked the 'Mystery' of sleuthing
Los Angeles Times, November 03, 1991
http://articles.latimes.com/print/1991-11-03/news/tv-1342_1_jeremy-brett

"I enjoy playing him now," Brett said. "He doesn't hurt me any more."

Brett, 55, was holding court at a corner table at the Polo Lounge at the Beverly Hills Hotel. Sporting a tiny earring in his left ear and wearing casual clothes, the British actor who once was a member of Laurence Olivier's repertory company at the National Theatre and who played Freddy in the Oscar-winning "My Fair Lady," exuded enough charm to fill the entire restaurant.

"You sit in the middle," he said to his visitor. "I was keeping the seat warm for you."

「どうぞ真ん中にすわって。あなたのために席をあたためておきましたよ。」

これを読むと、微笑んでしまいます。

もう一つは、ある人がジェレミーを描写する中で使われた言葉から。出典はこちらです。(この記事全体はhttp://jeremybrett.livejournal.com/212803.html で読むことができます。)

Does anyone have a deerstalker?
Sherlock Holmes Gazette, pp.16-17, issue 13, 1995

この記事についてはもっといろいろと書くことがあるのですが、今日はその表現一つだけを取り出します。著者は女性です。

"I was instead lifted off my feet in a rib-crushing bear-hug."

"instead" については今はふれませんが、ジェレミーがしっかりと抱きしめるようすを、ろっ骨が折れそうになって足が宙に浮く、熊に抱きしめられるような抱擁、と形容していて、想像して笑ってしまいました。(「熊の抱擁」というのはプロレスの技になっているそうです。でもここは、大きな熊が小さな熊を抱きしめているところを想像しましょう。)

ジェレミーの抱擁は、ジェレミーの情熱とあたたかさの象徴のように思います。

RM
「Edwardが素敵な、番外編のビデオ」の記事で、「This is your life」という番組のための秘密撮影のことをお話ししました。この撮影の時のことを書いている、Jeremyへの追悼文の一部をご紹介します。

書いたのは、「未婚の貴族」でLord St. Simonを演じたSimon Williamsです。あの時ご紹介したクリップ中の場面は「三破風館」だと思うので、Simon Williamsは「未婚の貴族」のポスト・プロダクションのために「三破風館」の撮影現場を訪れたのでしょうか。

もともとはJeremyを追悼する文章ですが、JeremyのEdwardへの深い気持ちを感じさせてくれて、はじめて読んだ時からとても心にのこりました。

Scarlet Street, No.21, p.52, 1996.
By Simon Williams
Lord St. Simon (The Eligible Bachelor)

The last time I saw Jeremy was when they recorded Edward Hardwicke on THIS IS YOUR LIFE. It was after very tiring day of filming and we all flew up to spring the surprise on Ted. Jeremy was obviously tired at the end of a long schedule, but he came on and was just so wonderful. The love he had for Ted was very, very special. He recognized, I think, the way every great star performer realizes, that he could only be that great backed up by someone as dear and diligent as Edward Hardwicke. It was very touching, indeed. He was just so full of love for Ted.

「私が最後にJeremyに会ったのは、『THIS IS YOUR LIFE』のためにEdwardには秘密の撮影をする時でした。大変だった一日の最後に、Ted (Edwardの愛称)を驚かせようと皆がはりきっていました。Jeremyはその日の長い撮影の後でとても疲れていましたが、そのまま演技を続けて、大成功におわったのです。JeremyのTedに対する気持ちは特別で、とても深いものでした。すばらしい俳優はみな知っているように、丁寧で誠実な仕事をする共演者に支えられてはじめてすばらしい演技ができることをJeremyは知っていたのだと思います。見ていてとてもこころを打たれました。Jeremyは本当にTedが好きで、とても大切に思っていたのです。」

「He was just so full of love for Ted.」という最後の文章を読んで、ああ、本当によかった、と思います。そしてやっぱり、二人にありがとう、という言葉が思い浮かびます。

RM

 RM

Author: RM
コメントは承認後に公開されます。古い記事へのコメントも大歓迎です。2010年8月7日に始めました。
私の記事へのリンクはどうぞご自由になさって下さい。
和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

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