Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

The British Libraryのウェブサイトのカタログで、ジェレミーが関係していて、今まで私が知らなかったLPがあるらしいことに気づきました。どうもイギリスの古楽(一般に中世、ルネサンス期、およびバロック期のヨーロッパの音楽を総称して古楽と呼びます)の作品集にジェレミーが詩を読む形で参加しているようです。調べるとこれは1969年にLPとして発売され、1998年にCDとして再販された「I Love, Alas - Elizabethan Life in Music, Song and Poetry(エリザベス王朝時代の音楽と詩)」という作品集で、ジェレミーはShakespeareより少し前のSir Philip Sidneyという人の詩を6編、読んでいることがわかりました。録音されたのは発売年からいって、多分The National Theatre時代(30代半ば)でしょう。このCDは私がよく参考にするウェブサイトである「The Jeremy Brett Archive」にものっていませんでしたので、参考までにご紹介します。

このCDは今は絶版ですが、私は古楽が好きで当地で行われる古楽祭の演奏会には毎年かかさず行っていることもあって、是非聴いてみたいと思いました。英米日いずれのアマゾンでもJeremy Brettで検索してもヒットしないのですが、イギリスのアマゾンを「I Love, Alas」で検索した結果のCDのうちで
I Love, Alas - Elizabethan Life  by Various Composers (Audio CD - 1998)
と書かれたものがそうらしいとわかりました。

購入したところ、確かにジェレミーが詩を朗読していました。イギリスのアマゾンに現在まだ中古のCDが2枚あります。
http://www.amazon.co.uk/I-Love-Alas-Elizabethan-Life/dp/B0000268LC
日本のアマゾンでも、現在中古2枚がマーケットプレイスにあります。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0000268LC
ドイツ、フランスのアマゾンにもありますが、アメリカのアマゾンでは、このCDは取り扱われていません。

ジェレミーの詩の朗読以外はポリフォニー(多声音楽)とリュートで、詩はそれぞれが1分に満たないくらいですが、ジェレミーの声は情感に満ちていてすごく素敵です。CDケースのおもてには朗読者のジェレミーの名前が書かれていないので、CDのカタログでJeremy Brettでは検索できないようになっていたのかもしれません。リュート奏者も有名な人のようですが、こちらも裏に小さく名前がありますが、おもてにはありません。

古い英語であることと詩であることが重なって、単語の意味はわかっても文章の構造もふくめて理解するのはむずかしいのですが、いつかわかるようになりたいと思っています。たとえば最初の詩の最初の部分は以下のとおりです。

Loved I am, and yet complain of love :
As loving not, accused, in love I die.
When pity most I crave, I cruel prove :
Still seeking love, love found, as much I fly.

詩の原文はウェブ上でみつけることができます。朗読に際して短くしたところ、少し変更したところもみつかります。耳できいて心地よいリズムになるようにしたところもあるようで、興味深いです。音はとてもよいです。40年前の声が今ここにいるようにきこえてきた時は、胸がいっぱいになりました。不在の悲しみ、という言葉が浮かびました。

絶版のCDですので、ほんの一部をここでおきかせてしても問題にはならないのではないかと思って、ご紹介します。下のリンクをクリックすると上であげた部分を朗読しているジェレミーの声が流れます。CDより音質は少し落ちています。

Loved I am, 17秒

このCDについて書かれたページです。
http://www.medieval.org/emfaq/cds/blt61699.htm
http://a-babe.plala.jp/~wilbye/ilovealasj.html
後者は日本人で古楽が好きで自分でも歌う人が、自分一人でポリフォニー(多声音楽)の歌を多重録音しています(CDに含まれる全部ではなく、元のLPのA面のみです)。ジェレミーが朗読した詩の部分も自分で読んでいます。私は古楽は好きですが聴くだけなので、こういう楽しみ方は素敵だなあと思います。短い説明の最後にジェレミーの名前もあげているところがうれしいです。

RM

追記: CDの情報がアマゾンにはちゃんと書かれていないので、届いてみたら、私が受け取ったものとは違うCDだった、ということがおこる可能性はゼロではないかもしれません。購入なさる場合はどうぞそれをご承知おきください。
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コメント

古い記事にもコメントを、というお言葉に甘えて…

RMさん、こんにちは。
先日お伝えしましたように、わたしは今RMさんのブログ記事を少しずつ読み進めているのですが、アップ順にではなく、その時に惹かれるタイトルを読んではその下にある「関連記事」の中からまた惹かれるタイトルを選んで読む、という風に、RMさんのおっしゃる「ぶらぶら歩き」をしています。
RMさんのブログは、貴重な情報がきちんとした出典を示されつつ沢山紹介されている「情報ブログ」でありながら、メインはRMさんの中でジェレミーに対して、またはジェレミーにまつわって生まれるご自身のさまざまな想いや気づきを語る「エッセイブログ」だと思っております。
いつも、寝床についてからスマホでその日の自分の心が求めていそうな記事を選んで幾つか読ませていただき、幸せな気持ちで眠りにつくことが多いです。
RMさんにとって大事なことを、丁寧に言葉にしてこうして読めるように公開してくださっていることに感謝します。

そんな中、今朝も偶然たどりついたこちらの記事。
「ほうほう、ジェレミーの朗読か」と軽い気持ちでクリックした第一声、「Loved I am, 」に衝撃を受けて、コメントしに参りました。ほんとうに、比喩でなく叫んでしまいました「やだぁ」って…(笑) 「情感に満ちてい」るというRMさんの感想を読んでから聴いたのですが、こんなにも情感に満ちているとは想像していなかったため不意打ちをくらってしまったのです。いささかぼんやりしていた心に、何かが一瞬にしてみなぎってしまいました。

それから、ご紹介の Virtual Wilbye Consort にも行ってみました。
2番目の初めが同じ朗読箇所ですね。RMさんが載せてくださった英文を見ながら、この方の録音とジェレミーの録音を交互に聴きました。ジェレミーの朗読は、とても音楽的ですね。英詩の朗読を聴くのは初めてではありませんが、こんなに素敵だと思ったのは初めてです。言葉として情感豊かというだけでなく、音(ピッチ)の高低の変化がドラマティックで、メロディのある歌みたいです。わたしは言語として英語がわからないので、言葉の表す意味とそれに結びついた情感がわからないだけに、よけいに純粋な「音」の魅力が印象に残るのかもしれません。というか、意味をとっぱらった音だけでこんな風に感動させるというのが凄いと思いました。

以下、わたしの受けた印象を書いてみます。文の意味はわかってません。
(CとかGとかはイメージしたコードです。無粋かな、とも思いつつ…)

Loved I am, and yet complain of love :
晴れ晴れ。希望。高らか。C
As loving not, accused, in love I die.
肯定。落ち着き。G
When pity most I crave, I cruel prove :
硬さと陰り。下を向いて考える。Dm・Em
Still seeking love, love found, as much I fly.
力。信念。微笑み。F・C

最後の「fly」でフレーズが終わったような、旋律がめぐってきて「おさまった」ような感じがします。素敵ですね。。
Virtual Wilbye Consortさんのを聴くと、続く部分もジェレミーの声で聴きたくなってしまいます。Amazonで中古を見ましたが1万円超なのでさすがにやめました(うっかり大人買いしちゃわないようガマンです)

朗読部分以外の音楽もとても良さそうです。Virtual Wilbye ConsortさんのPlay all (20 min.)を流して、ジェレミー版を想像し、その朗読が音楽の合間に入っている流れの感じを想像しています。この多重録音をなさっている方も素晴らしいですね。
「All my senses」も楽しい。「ふぁんらんらー、らりだりらー」(?)みたいな、何て言っているのかわかりませんが、ジェレミーはどんな風に言ってるのかしら。

RMさんは古楽がお好きなんですね。わたしも、クラシックの中で特に古楽がというわけではありませんが好きです。
ダウランドのラクリメなんかとても好きです。BISのCDがどっかにあるはず、探さないと聴けない(笑) My Lady Rich's Galliard も良い曲ですね。

ああ、いざコメントするとどうしても長くなってしまいます。
先日ナツミさんが書かれていた言葉「ジェレミー沼というパラダイス」、本当に沼です!深い深い沼。グラナダだけでもまだまだ掘り甲斐ありそうなのに、ジェレミーの関わった他の仕事やインタビュー、人となり、周りの人々、この沼の広さ深さといったら。これからやることの山積み具合が幸せです。

おお、同志です!

まるさん、こんにちは。もちろん古い記事にもコメント大歓迎です。そして書いていらっしゃることを拝見して思わず「おお、同志がここに!」とこころの中で叫びました。

>「Loved I am, 」に衝撃を受けて、コメントしに参りました。

>ジェレミーの朗読は、とても音楽的ですね。英詩の朗読を聴くのは初めてではありませんが、こんなに素敵だと思ったのは初めてです。言葉として情感豊かというだけでなく、音(ピッチ)の高低の変化がドラマティックで、メロディのある歌みたいです。

まさにそうなんです!私もこの朗読を最初にきいたときのことを思い出しました。こころがキュッとして、頭がぼーっとして、衝撃と喜びと悲しみを感じました。

本当に音楽みたいですよね。ジェレミー以外に、ここまで音楽的に詩をよめるひとがいるかしら、と思ってしまいます。言葉をちゃんと理解したいという気持ちもあるし、でもまるさんがおっしゃるように、「純粋な『音』の魅力」を受け取れることを幸せにも思います。

受け取った印象を言葉になさったもの、素敵ですね。私は今までそういうふうに言葉にしたことはありませんでしたが、今回まるさんのお書きになったものを読んで、私の気持ちとかさなりました。

>Amazonで中古を見ましたが1万円超なのでさすがにやめました。

これ、びっくりです。私が購入したときは送料込みで8.56ポンドでした。今ではある程度このCDのことがファンに知られたからでしょうか。時々アマゾンをのぞきに行かれると、また値段もかわるかもしれません。

実は私がこの記事を書いてから半年くらいして、ジェレミーの詩の朗読を抜き出して、それぞれの詩の間をもとのCDのものではない短いピアノ演奏でつなげたものが、Youtubeにアップロードされました。CDは絶版ですし、元の音楽部分は含まないので、ここにそのアドレスを書きます。

https://www.youtube.com/watch?v=TyxL3A1WoC4

>「All my senses」も楽しい。「ふぁんらんらー、らりだりらー」

おお、まるさん、そここそ、私がこう書いたところの一つです。

>朗読に際して短くしたところ、少し変更したところもみつかります。耳できいて心地よいリズムになるようにしたところもあるようで、興味深いです。

元の詩はこんななんですよ。

Fa, la, la, leridan, dan, dan, dan, deridan:
Dan, dan, dan, deridan, deridan, dei:
While to my mind the outside stood,
For messenger of inward good.

>RMさんは古楽がお好きなんですね。わたしも、クラシックの中で特に古楽がというわけではありませんが好きです。

はい、私も元は子供の頃からクラシックが好きで、古楽が好きになったのはこの15年くらいでしょうか、はじめてリュートの演奏会にいったのがきっかけでした。でもピアノを弾いていた頃から、バッハは特に好きでした。

まるさんも、ジェレミーをきっかけにしていろいろなことを知りたいと思っていらっしゃるんですね。これもまったく私と一緒です!

そして私のブログについて、うれしいことを書いて下さってありがとうございました。

>RMさんのブログは、貴重な情報がきちんとした出典を示されつつ沢山紹介されている「情報ブログ」でありながら、メインはRMさんの中でジェレミーに対して、またはジェレミーにまつわって生まれるご自身のさまざまな想いや気づきを語る「エッセイブログ」だと思っております。

身に余る言葉をいただいたという気持ちとともに、そうでありたいと私が思っていることを、そのまま言葉にして下さったことに、こころから感謝いたします。

聴きました!

Youtubeの紹介ありがとうございます。さっそく聴いてよろこんでいます。
途中、俺のリュートがどうのこうの、とか言ってますか(俺のギターが泣くぜ的に)
せめて辞書引こう自分。(詩は検索で見つかりました)

ふぁんらんら、はだいぶ変更してるんですね。おもしろいです!

>言葉をちゃんと理解したいという気持ちもあるし

そうですね。英語わかりたいなぁ~って思いますよね。こんなに熱心に語りかけてくれてるのに、何て言ってるかわからないなんて。

最近、グラナダをみるときは、字幕と音声をしょっちゅう切り替えながらみてるんです。(といってもちゃんと辞書引きながら「勉強」してるわけじゃなく、欲望のままに、ですが)
・英語音声+日本語字幕で意味を取る
・英語音声+英語字幕で何て言ってるのか把握する
・吹き替え+英語字幕で耳から意味を取りつつ英語を読む
・吹き替え+日本語字幕で訳の違いをみる

「悪魔の足」では最初、「ジョン!て言った!いまジョン、て呼んだでしょ!そんな大事なトコ、なんで字幕が無いの!」と思い、英語字幕にしたら「Done!」だったので「えっ…?そうなの?……わたしったら(恥)」と思い、そしたらやっぱりJohnで正しかったみたいで。右往左往してしまいました。
RMさんの記事も読みました。ジェレミーのインタビューの言葉、ぐっと来ますね。(違う記事の話ですみません)

まるさん、喜んでくださってうれしいです

こんばんは!

>途中、俺のリュートがどうのこうの、とか言ってますか(俺のギターが泣くぜ的に)

これ、くすくす笑っちゃいました。確かに"My lute"って言ってましたね。

>最近、グラナダをみるときは、字幕と音声をしょっちゅう切り替えながらみてるんです。

まるさん、偉いです!最近つくづく思いますが、私は割とぼーっと観るほうなんです。

たとえば本を読むとき、ぱっと開いてそこから読み出して、次はまた気ままに好きなところから読む、それでいつか全体カバーできるだろう、という感じなんです。映像作品もそれに近くて、いつか全部わかるだろうという感じでみているみたいです。

悪魔の足、私の記事ではこれのことですね。
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-575.html
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-576.html

>ジェレミーのインタビューの言葉、ぐっと来ますね。

はい、ジェレミーらしいですね。ちゃんとそこまでホームズの内面を考えているんですね。

>「ジョン!て言った!いまジョン、て呼んだでしょ!そんな大事なトコ、なんで字幕が無いの!」

これも、くすくす笑っちゃいました。そして、すごいなあ、観察眼といいますか、観察耳といいますか。私ずいぶん後まで、「なんか叫んでる」くらいにしか、思っていませんでした。ジェレミー、ごめんなさい!

CDげっとしました

こんばんは。
「I Love, Alas」CDが今日届きました!

> 時々アマゾンをのぞきに行かれると、また値段もかわるかもしれません。

その通りでした。上の書き込みの1万円超のが消えた後しばらくの間13万円の中古だけ出てて、スゴイ値段だなぁと笑っていたのですが(UKも同時にチェックしていましたが同様でした)、今月に入って81円で売る販売者が現れたので価格差に笑いつつ注文、2週間後の今日届きました。

いま1周目聴き終えたところです。
ジェレミーの声が聴こえると幸せで笑ってしまいます。
そしてなぜだか涙が出そうになります。

ブログ記事を読み直すと、「The Jeremy Brett Archiveにものっていない」「絶版」「英米日いずれのアマゾンでもJeremy Brettで検索してもヒットしない」「CDケースのおもてには朗読者のジェレミーの名前が書かれていないので、CDのカタログでJeremy Brettでは検索できない」なんていう状況で、RMさん、よくぞこのCDを見つけて紹介してくださいました。あらためて感謝いたします。

CDの解説はエリザベス朝の愛の詩について主に書かれているようで、演奏者&朗読者については特に言及が無いようですね。

> CDケースのおもてには朗読者のジェレミーの名前が書かれていないので、CDのカタログでJeremy Brettでは検索できないようになっていたのかもしれません。リュート奏者も有名な人のようですが、こちらも裏に小さく名前がありますが、おもてにはありません。

裏ジャケにある「Jeremy Brett, reader」の文字を見て、どんな経緯でこのエリザベス時代のひとの愛の気持ちを表現した音楽と詩のプロジェクトに参加したんだろう、どんな気持ちでこれらの詩を朗読したんだろう、と想像しました。
ジェレミーがエリザベス朝の衣装をつけてこれらの詩を自分の気持ちとして吐露する当時のひとりの男性になっている(become)様子を想像しました。

1969年のrecord、あのすばらしいメリー・ウィドウの翌年ですか。
「ジェレミーすばらしいな」というのが最近の口癖(独り言)なのですが、ほんとうにジェレミーは素晴らしいです。幸せです。

わあ、よかった!

まるさん、こんばんは。わあ、まるさんにこのCDを楽しんでいただけて、とてもうれしいです。アマゾンをときどき見ていらしたんですね。その情熱のおかげですね。

そして昨日このコメントをいただいた時には中古品で千円以下(百数十円だったかな)、新品で確か千円代のものが1枚か2枚あったけど、今は全部なくなっています。もしかしたらまるさんのこのコメントのおかげで、他のかたも喜んでいらっしゃるかもしれません。(ここをご覧のかたで欲しいかたがいらしたら、アマゾンへ時々行ってみてくださいね、また出品される可能性は大きいと思います。)

>ジェレミーの声が聴こえると幸せで笑ってしまいます。
そしてなぜだか涙が出そうになります。

ああ、わかる気がします。私も幸せな気持ちとともに、涙も出そうになりました。

涙が出そうになった理由はもしかしたらまるさんとは違うかもしれないけれど。「胸が痛む」という表現があるけれども、その瞬間に胸が実際に痛くなるんだなと実感した場面を二回覚えていて、そのうちの一つがこのCDをはじめてきいたときでした。好きな人が近くに思えたその時に、でも本当は遠くにいて絶対に近づけないとわかったその瞬間。それほどこの声はそこにいるように、近くにきこえました。(ああ、でも今はいつも幸せな気持ちでジェレミーを思うことができます。)

>RMさん、よくぞこのCDを見つけて紹介してくださいました。あらためて感謝いたします。

そう言ってくださって、ありがとうございます!大英図書館のウェブサイトを検索してびっくりした時のことを思い出します。

不思議なほどこのCDには演奏者や朗読者の情報がのっていなくて、おっしゃるとおり、CDの解説にもないですね。だからアマゾンでもアーティストは"Various"になっていて、ジェレミーの名前で検索しても出てこないようになっていたのですね。

>どんな経緯でこのエリザベス時代のひとの愛の気持ちを表現した音楽と詩のプロジェクトに参加したんだろう、どんな気持ちでこれらの詩を朗読したんだろう、と想像しました。

本当にそうです。どんな経緯だったんでしょうね。

あ、そう思いながらネットで調べものをしていたら、みつけちゃいました!歌っているPurcell Consort of Voicesのメンバー(カウンター・テナー)でこのLP(のちCD)のディレクターでもあるGrayston Burgessの公式ウェブサイトをご覧になってください。
http://www.choir2000.org/GB/
(彼は1932年生まれ、ジェレミーとほぼ同いどしですね。)
このページの下の方、"In 1967 Grayston sang the role of 'Hymen' (the god of marriage) in the all-male production of As You Like It (with Laurence Olivier at the Old Vic)"とあります。これはジェレミーがOrlandoを演じた、あのお芝居ですね!(最近の記事では、まるさんも読んでくださったこちらです。
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-722.html
多分LPをつくったこのディレクターがこのお芝居で歌手としてジェレミーと共演したのが縁ですね!LPの発売が1969年、"As You Like It"は1967年から2年間ですから、時期もあっています。

わーい、うれしいなあ。もちろん間違っている可能性もゼロじゃないけど、でもあっている可能性は高いですし、この仕事を引き受けた時のジェレミーを想像できますよね。まるさんのおかげです。ありがとうございました。

お芝居で共演した二人がお互いにお互いの芸術を評価していたということでしょうし、愛の詩を読むというのは、ジェレミーにとって幸せなひとときだったでしょうね。まるさんがおっしゃるとおり、ジェレミーはbecomerですもの。

>「ジェレミーすばらしいな」というのが最近の口癖(独り言)なのですが、ほんとうにジェレミーは素晴らしいです。幸せです。

ほんとうに素晴らしい表現、素晴らしい声、すてきな人です!

す・す・す・すごい!

RMさんのジェレミー探しの経緯が伺えて,もうその情熱に感動です。

すごい すごい すごい
ずっと言い続けても足りません。

さて,私もまるさんの書き込みの13万円と81円の落差には思わず笑ってしましました。
そして興味半分でアマゾンをのぞいてみると・・・

38万4187円と値段がついたCDが出品されているじゃありませんか!
読み間違いかと思って何度も見直してしまいました。
うわあ,びっくり,と思いましたが,幸い101円だったかな?のCDも出品されていたので注文してみました。
どんなCDがくるかな?
楽しみです。

他に1900円台という,真っ当なお値段のもありましたが,今日チェックしたら無くなっていました。
もしかしたら,こちらのブログを見た方が買われたのかもしれないなあ,なんて想像しているところです。

追伸

RMさんもアマゾンをチェックされていたんですね。
すみません,書かれていることをきちんと読んでない私,ですねえ。
しょうがないなあ。

RMさんのジェレミー探しと,まるさんの買われたCDの値段に感動してしまったもので,つい。
いい年なんだから,もう少し落ち着かないと(笑)

というわけで,そのうちの一枚は私が注文しました。
RMさんとまるさんのおかげですね。
ありがとうございました!

涙腺のしくみ

> アマゾンをときどき見ていらしたんですね。

Amazonのほしい物リストをチェックするのが日課で。日本語化されてないDVD、洋書、Sir Philip Sidneyのアーケイディア、マーマイト(笑)など、おいそれとは手を出せない物ばかりでも、ついチェックしてしまいます。酔った勢いとかでうっかりポチっちゃわないように気をつけています。

> 大英図書館のウェブサイトを検索してびっくりした時のことを思い出します。

大英図書館のサイト、わたしも見ました。Sidneyの作品は検索結果の上位に出てくるんですね。
最近図書館には縁のない生活してますが、一頃とある人の情報を求めて東京都の図書館を検索しては予約しまくったことを思い出しました。
こういう情報の求め方って、たのしいですよね。

> ネットで調べものをしていたら、みつけちゃいました!

みつけちゃいました!って!(笑)←ほんとに笑ってしまいました
もーRMさんてば!さきさんも仰るように、すごいです。愛ですね。

そして、Graystonさんの写真を見て、このひとがジェレミーと共演したんだ、どんな話をしたのかな、意気投合してレコードに誘われたのかな、とか想像しました。

> お芝居で共演した二人がお互いにお互いの芸術を評価していたということでしょうし

いいですねえ。幸せなことです。

"As You Like It"についてもあらためて興味がわきました。今まで記事を読ませていただいてエピソードを楽しんではいても、お芝居自体については知識もなく内容に想いを馳せるまでいかなかったのですが、今回このレコード制作のきっかけになったかもしれない物語を想像し、ジェレミーとGraystonさん、それからあらためてピカップさんやチャールズ・ケイさん達ジェレミーと共にいた人達のことを(前よりは少し)身近に感じたことで、どんなお芝居だったんだろう、おもしろそうだな、みたかったなぁと思いました。

そして舞台写真を眺め。
またつぶやいてしまいます。「ジェレミーすばらしいな」

わたしがジェレミーに接するとき涙が出そうになる理由について、考えていました。心底素晴らしいと感じるもの(芸術だけでなく日々の小さな出来事なども)に触れたとき、ああ!なんてすばらしいんだろう!という想いとともに涙が出る。なんででしょうね。そのすばらしいことを成したひとの、人間の有限性を超えた無限のなにかに触れるから?そのことが自分の現実の有限性のなかでせつなく感じられるから?(でもその切なさはあくまで喜びであって、自分の現実を顧みて落胆というたぐいではないのです)……すみません、うまく言えません。
ジェレミーの存在や声や表現が醸し出すあたたかさ、肯定感と、この「素晴らしさ」「仕事の価値」が合わさって幸福感をもたらしにわたしの中にやってきます。そしていまのわたしはもうジェレミーが「知らない人」ではなく、何をみてもきいても「どんな気持ちでこれを演ったのか」想像する。こういうことが、たぶん、わたしの涙腺に影響を与えるんじゃないかな……なんとなく(笑)

> 好きな人が近くに思えたその時に、でも本当は遠くにいて絶対に近づけないとわかったその瞬間。それほどこの声はそこにいるように、近くにきこえました。(ああ、でも今はいつも幸せな気持ちでジェレミーを思うことができます。)

RMさんの書いてくださったことと、根っこは同じかもしれません。
近くにきこえる、っていうのは、生々しいものですね。ジェレミーあなたはすばらしい、って自分も近くで言ってしまいます。

さきさん。
さきさんも買われたんですね!
ジェレミーの朗読部分は本当に短いですけど、オリジナルの音楽の雰囲気のなかで聴く詩をさきさんも楽しまれるとよいなと思います。

ちなみに以前の書き込みで俺のリュート云々書いたのはちょっと反省してます(笑)
このセクションはとてもしんみりした雰囲気で、ジェレミーの声もとても、とても……なんと言ったらいいんでしょうか……!素敵とかいう言葉では済ませたくないんですがボキャブラリーが

さきさん、お褒めの言葉をありがとうございます。

でもまるさんが「どんな経緯で」とお書きになるまでは、調べようとも思わなかったんですよ。だからこれは本当にまるさんのおかげです。

>338万4187円と値段がついたCDが出品されているじゃありませんか!
読み間違いかと思って何度も見直してしまいました。
うわあ,びっくり,と思いましたが,幸い101円だったかな?のCDも出品されていたので注文してみました。

はい、私もびっくりしました!
でもさきさんもCDを注文なさったとうかがって、うれしいです。とーっても素敵ですよ!

>RMさんのジェレミー探しと,まるさんの買われたCDの値段に感動してしまったもので,つい。
いい年なんだから,もう少し落ち着かないと(笑)

うふふ、その言い方、なんだかかわいいです。

まるさん、とても美しい表現に思い出がよみがえりました

ほしい物リスト、使ったことがなかったので知りませんでした。なるほどここに入れておくと、チェックがしやすいんですね。そしてまるさんのリストにはSir Philip Sidneyの詩の本も入っているんですね。

>大英図書館のサイト、わたしも見ました。Sidneyの作品は検索結果の上位に出てくるんですね。

私、ながらく行っていなかったのでみてきました。劇場での録音らしきもの、CDなどになっていないラジオ番組の録音もカタログにありましたよね。As You Like Itもあるし、BBCで放送されたラジオドラマのBarretts of Wimpole Streetもあるし、他のジェレミーのファンサイトでも名前があがったことがない(したがって詳細不明の)The Sport of my Mad Motherというタイトルもみえるし。いつか大英図書館に行って、それらをきいてみたいという夢があります。

>一頃とある人の情報を求めて東京都の図書館を検索しては予約しまくったことを思い出しました。

お好きな作家かどなたかでしょうか。集中してさがすときの楽しさってありますよね。

>みつけちゃいました!って!(笑)←ほんとに笑ってしまいました
もーRMさんてば!さきさんも仰るように、すごいです。愛ですね

いえいえ、まるさんが「どんな経緯で」と書いてくださったおかげです。
もしかしたらジェレミーとイートン校の聖歌隊で一緒だったメンバーが、歌い手の中にいるのではと思って、まずはディレクターとしても名前があがっていた人の名前で検索したんです。あ、ほぼ同じ歳だ、と思って期待したけどイートンの出身ではなくて、でもAs You Like Itに出演という思いもかけない文字がみえた時はうれしかった!

>心底素晴らしいと感じるもの(芸術だけでなく日々の小さな出来事なども)に触れたとき、ああ!なんてすばらしいんだろう!という想いとともに涙が出る。なんででしょうね。そのすばらしいことを成したひとの、人間の有限性を超えた無限のなにかに触れるから?そのことが自分の現実の有限性のなかでせつなく感じられるから?(でもその切なさはあくまで喜びであって、自分の現実を顧みて落胆というたぐいではないのです)

>ジェレミーの存在や声や表現が醸し出すあたたかさ、肯定感と、この「素晴らしさ」「仕事の価値」が合わさって幸福感をもたらしにわたしの中にやってきます。そしていまのわたしはもうジェレミーが「知らない人」ではなく、何をみてもきいても「どんな気持ちでこれを演ったのか」想像する。こういうことが、たぶん、わたしの涙腺に影響を与えるんじゃないかな……なんとなく(笑)

ああ、とても美しい表現で、ご自分のこころの中をあらわしてくださいました。「人間の有限性を超えた無限のなにか」、それにふれるときに幸福感ととともにせつなさも感じられる。これを拝見したときに、子供の頃の大切な思い出がよみがえりました。ビバルディの「四季」の春をききながら、現実世界の中でこころがすこしきしんでいた私に先生がおっしゃってくださったのは、まるさんが書いてくださったこととつながるように感じます。(この記事の終わりの方に先生とのことを書いたことがあります。
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-257.html

今もまたこころがすこしきしんでいて、でもまるさんの言葉と、そこから思い出した先生との時間を感じて、涙が出てきました。

ああでも、今考えるとあの時「春」じゃなくて「秋」をきいていたような気もしてきました。わたし、「秋」の方がすきなんですもん。うん、「秋」にしよう!

>ちなみに以前の書き込みで俺のリュート云々書いたのはちょっと反省してます(笑)

あはは、いえいえしんみりした雰囲気にひたりつつ、「俺のリュート」を楽しむということで。

わたしも秋のほうが好きです

すてきな先生ですね。小学生の子供に「幸せな美しさの中のかなしさ」を、それを感じる自分の心を話す。RMさんのほうも、子供なりに「先生の中の何か大切な気持ちを話してくださったと」お感じになったのですね。
こういう、他人に通じるかどうかわからないけれども自分にとっては大事なことって、普段やたらと誰にでも喋ったりはしませんが、このひとにいま言いたい、っていう瞬間があるんですよね。

ジェレミーすばらしいな、すごいなぁって思いながら、なぜか涙がでそうになる理由は、先に書いたようなことかもしれないし、本当はもっと違うことなのかもしれないけれど(抽象的なことを言葉で表現すると真実から遠ざかるような気がどうしてもしてしまう)、この感覚はとてもいとおしくてわたしにとって大事なものだ、というのだけは確かです。RMさんの小学校の先生もきっとそうだったのですね。

最近、ジェレミーをみるとき、素晴らしい・凄い・格好良い・素敵・かわいい・優しそうといった感想のほか、「こわい」と感じることもあるのです。great actorとしての仕事ぶりのすばらしさと、個人としての人間の器の大きさを知れば知るほど、いとおしさとともにおそれも強まります。このひとにはわかっちゃいそうだな、見透かされそうだな、という気持ちです。個人的にそんなふうに思える相手に出会える(一方的に、ですが)ことは、人生でそう何回もあることではないと思います。
わたしにとって、ジェレミーはそういう人です。(に、なりました。ここ半年で。自分でも意外というか不思議というか)

> もしかしたらジェレミーとイートン校の聖歌隊で一緒だったメンバーが、歌い手の中にいるのではと思って、まずはディレクターとしても名前があがっていた人の名前で検索したんです。あ、ほぼ同じ歳だ、と思って期待したけどイートンの出身ではなくて、でもAs You Like Itに出演という思いもかけない文字がみえた時はうれしかった!

なるほど。「もしかしたら」の思いつきからして、やっぱり流石です。でも「思いもかけない文字」を見たRMさんの喜びようが想像できました(笑) よかった。
「The Sport of my Mad Mother」は、なんかすごそうな話っぽい?ような?
興味は尽きませんね。

わあ、秋の同士です

先生とのお話、読んでくださってありがとうございます。まるさんが書いてくださったのを読んで先生とのことを思い出すことができました。今この時なら、ここなら、この気持ちを口にできる、そういう時が多分あるんですね。先生にとってもその時がそうだったかもしれないし、私にとっても今回ここが、そういう時、そういう場所になりました。

>(抽象的なことを言葉で表現すると真実から遠ざかるような気がどうしてもしてしまう)、この感覚はとてもいとおしくてわたしにとって大事なものだ、というのだけは確かです。

はい、そのお気持ちもわかる気がします。言葉に押し込めることでこぼれ落ちるものも、確かにあるのだと思います。その一方で、言葉にすることで、手をのばしてやさしく触れて感じることができる気持ちというものもありますね。

>個人的にそんなふうに思える相手に出会える(一方的に、ですが)ことは、人生でそう何回もあることではないと思います。
わたしにとって、ジェレミーはそういう人です。(に、なりました。ここ半年で。自分でも意外というか不思議というか)

ああ、その「こわい」というお気持ちは私には今のところよくわからないのですが、とても興味深く拝見しました。私にわかることは、まるさんにとってジェレミーがどういう存在かということが、一定ではなく変化しているということで、これは私も同じですからよくわかります。

>「The Sport of my Mad Mother」は、なんかすごそうな話っぽい?ような?

まるさんも検索なさったかもしれませんが、たしかにすごそうですよね。ジェレミーの出演作品として書かれているのを他でみたことがなくて、大英図書館のカタログの方が間違いという可能性もあってなんともよくわからないのですが、もしも出演しているならきいてみたいです!

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 RM

Author: RM
コメントは承認後に公開されます。古い記事へのコメントも大歓迎です。2010年8月7日に始めました。
私の記事へのリンクはどうぞご自由になさって下さい。
和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

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