Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

このエピソードはご存知の方も多いかもしれませんが、急にお話したくなりました。なぜでしょう。前回まで、ハワイ・マウイ島の浜辺でのお話をしたので、イタリアの太陽のもとで、オードリー・ヘップバーンと一緒にプールで泳ぐ若いジェレミーのことを思い出したのかもしれません。

Barry Paris(バリー・パリス)が書いたオードリー・ヘップバーンの伝記を、Google Booksで一部読むことができるのですが、この中に、「戦争と平和」撮影のためにイタリアでオードリーと会った時のことを、ジェレミーが話している言葉が紹介されています。同じ時のことを、1989年のBBCのラジオインタビューでもジェレミーは話しています。こちらも大好きなインタビューで、このインタビューの他の内容にふれたことがあります。
「息子の涙が彼を救った」;病気について話している記事から
ジェレミーの笑い声と笑顔

私が最初にこのインタビューの音声を聴いたサイトは、しばらく前になくなってしまったのですが、うれしいことに Jeremy Brett Informationにアップロードされました。
http://jeremybrett.info/media.html
一番上の「BBC Radio Interview presented by Gloria Hunniford.mp3 」と書かれたところをクリックすると音声が流れ、右クリックでダウンロードができるはずです。8分より少し後から、伝記中のエピソードと同じ時のことを話しています。このインタビューではどのように話しているかについても、最後に少しふれます。

ダウンロードにあたってのお願いです。「英米の法律で認められる公正な利用(フェアユース)によって、著作権を持たない著作物をこのウェブサイトで使用しますが、読者はこれを営利目的では使用しないようにお願いします」と書かれていますので、どうぞ守ってください。

(Jeremy Brett Informationのこのページでは、このインタビューは1991年のものとなっていますが、私は1989年だと思っています。)


伝記はBarry Paris(バリー・パリス)著、「オードリー・ヘップバーン」です。
"Audrey Hepburn"
By Barry Paris
Putnam Adult, 1996

Goolge Booksのこのページで本の中身を一部読めます。
http://books.google.com/books?ei=69Q4To7BMoWJmQXjpODBBw&ct=result&id=1nVZAAAAMAAJ

以下はこの本から、「戦争と平和」の時のエピソードです。オードリーとメル・ファーラー(メル・フェラーと書かれることもあります)は、この頃結婚していました。

p.118
In spring of 1955, the Ferrers went to Italy and reoccupied the charming house in Albano, twenty miles outside Rome, where they had spent their honeymoon. One of their visitors was Jeremy Brett, who was playing Natasha's younger brother. "When I arrived at their house," recalled Brett, shortly before his death in 1995, "Mel met me and under his right arm popped a little girl with no makeup who looked about sixteen years old―an exquisitely delicate, porcelain doll. I was spellbound. I remember swimming with them and banging my head on the side of the pool because I was so busy looking at her."

1955年の春、オードリーとメル・ファーラーはイタリアへ行き、ローマから20マイル離れたところにある、アルバーノの美しい家に再度落ち着いた。二人は以前そこでハネムーンをすごしたのだった。その家を訪れた客のなかにジェレミー・ブレットがいて、彼は「戦争と平和」では、ナターシャ(オードリーが演じた「戦争と平和」のヒロイン)の弟を演じていた。「二人の家をたずねると、」ブレットは1995年に亡くなる少し前に話してくれた。「メルが私を出迎えてくれました。素顔のままの、16歳くらいにしかみえない少女がメルの右腕のかげからひょっこりと顔をのぞかせました。とても繊細な美しさをもつ、陶器の人形のような少女が。私はすっかり魅了されました。二人と一緒にプールで泳いで、プールの壁に頭をぶつけたのを覚えています。オードリーのことをうっとりとみていたものですから。」

BBCのインタビューでは、出迎えの時のことを、オードリーがメルの腕に頭をもたせかけて、と言っているようです。またプールの話もここでもしていて、「彼女の美しさにあやうく溺れかけました。こころの内も、そして外も美しかったのです。」と言っています。

そしてそれ以外にもう一つ、忘れられない箇所があります。二人が出迎えてくれた時に、オードリーが、"Oh, Jeremy, you are Nicholas..." (ニコラスは、ジェレミーの役名)「ジェレミー、あなたがニコラスなのね...」と言った、と話しています。オードリーが言った様子をまねているのですが、何ともやさしい声なのです(8分35秒くらいから)。"are" をやさしくかわいく強調して。ジェレミーのこの声の調子、懐かしく、夢見るように思い出している声が大好きです。

RM
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コメント

戦争と平和ではまるで恋人同士みたいだった

オードリーと抱擁したり、話をするときのしぐさ 兄妹というよりは、まるで恋人同士みたいでした。
ニコラスを演じているジェレミー とても美しいです。

まだまだ俳優として完成される前の姿ですね。

マイフェアレディのイライザにうっとりした表情 ジェレミーがしだいに俳優として力をつけて行ってる様子がわかってうれしいです。

本当ですね

>オードリーと抱擁したり、話をするときのしぐさ 兄妹というよりは、まるで恋人同士みたいでした。

そういえばジェレミーは、オードリーに恋する役を演じるより、兄妹を演じる方がずっと大変だ、と笑いながら言っていました。たしかにそうでしょうね!

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 RM

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