Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

今日は "A TALENT TO AMUSE: Noel Coward's 70th Birthday Concert" のCDをご紹介します。まだこちらに書いたことがありませんでしたから。

これは、"MUST CLOSE SATURDAY RECORDS" というイギリスの小さいレコード会社が昨年発売したCDです。この同じ会社が、今回新たに2枚のCDを発売したことは、先日こちらの記事でふれました。
「Marigold」と「Johnny the Priest」のCD発売

この、今回発売された2枚のCDが少し前に届きました。そこで本題に入る前に、はじめにこの2枚についてお話しします。このところ "Johnny the Priest" をずっと聴いています。ジェレミーが歌っているトラックだけは聴いたことがあったのですが、通しで聴いても楽しめて、よい曲が多く編曲も凝っていますし、音もとてもいいです。若者達のコーラスも生き生きとしています。そしてブックレットには、今までみたことがないジェレミーの写真が2枚ありました!一枚は窓からこちらを見ている写真。司祭館から外をみているのでしょうか、何かを案じているような表情です。司祭服は着ていません。もう一枚は司祭服を着た姿で、10人以上の若者(おそらく波止場地帯にたむろしている若者でしょう)に囲まれています。挑発的にこぶしを前に出してみせている少年もいます。

"Marigold" の方には、残念ながら新しい写真はありませんでした。1枚ついていますが、見たことがあるものです。こちらもあらためて通して聴くと、"Johnny the Priest" とあまりに対照的で、ここまで違うCDが同時に届いたことに笑みがこぼれます。懐かしさを感じるようなロマンチックなミュージカルです。以前のダウンロード専用アルバムにはなかったトラックは、同じ作曲家が作曲した歌を集めたようで、ジェレミーの歌ったものはないようでした。ですから、ジェレミーが歌ったトラック以外に興味がなく、CDの形で手元におくことにこだわらないかたは、以前ご紹介したダウンロード専用アルバムから、ジェレミーが歌っているトラックを購入なさるのがもっとも手軽で安いということになります。


さて、ここからが "A TALENT TO AMUSE" のCDのご紹介です。レコード会社のウェブサイトでのページはこちらです。
http://www.must-close-saturday-records.co.uk/html/pages/talenttoamuse.html

これは1969年12月16日のNoel Cowardの70回目の誕生日のために、ロンドンのThe Phoenix Theatreで三十数人が出演しておこなわれたコンサートのテープを元に、はじめて発売されたCDです。Noel Cowardは劇作家、作詞作曲家、俳優、その他多くの仕事をした才人です。以前の記事のこちらで少しふれました。
Anna Masseyに感謝したいこと

Noel Cowardとジェレミーのつながりもまた、興味深いのです。

・Noelはジェレミーの最初の奥様のAnna Masseyの一家、特にAnnaの母の女優Adrianne Allenと親しく、Adrianneは、Noelの作品に多く出演しています。
・Annaの兄のDaniel Massey の代父はNoelでした。Daniel Masseyはグラナダシリーズの「ソア橋の謎」に出演しています。
・Noelは日記の中で、"Variation on a Theme" に出演したジェレミーを、"[...] and young Jeremy brett (was) excellent." とほめています(1958)。
・Annaはジェレミーとの離婚にあたって、Noelに相談しています(1961年12月)。
・ジェレミーとAnnaの息子Davidが小さい時、そのあまりのいたずらぶりに、Noelは「頭を斧でかち割りたい」と日記に書きました(1967)。
・Noelが書いた"Design for Living" に出演していたジェレミーを、二度目の奥様Joanがはじめて見ました (1973)。
・ジェレミーはニューヨークで上演された "Noel"という劇にNoelの役で出演しています (1981)。
・同じ年に南カリフォルニア大学で行われたNoel 追悼の集まりで、Noelの作品の"Private Lives"でNoelが初演時に自ら演じた役を演じています。そして"Marigold"出演時の楽屋でNoelにアドバイスを受けた話をしています。

以上は、Noelの日記:
http://www.amazon.com/dp/0306809605
Jeremy Brett Information:
http://www.jeremybrett.info/st_noel.html
などから。

そして、今回ご紹介するCDにおさめられた、1969年のNoelの70回目の誕生日コンサートが、JeremyとGary Bondが言葉をかわした最初の機会になりました。
Wonderful World of Gary Bondより。

このCDには、このコンサートでジェレミーがAnne Rogersと一緒に歌った "Time and Again" が収録されています。これもNoelの作った歌です。肩の凝らない、ウイットに富んだ歌で、途中で歌いながら円を描くように舞台上で動いているのでしょう、マイクから声が遠くなるところがあります。そこも含めて実に楽しそうで、短い歌ですが私は大好きで、大満足です。

RM

追記:先日の時点では "Johnny the Priest" はイギリスのアマゾンだけで、アメリカでも日本でも取り扱われていませんでしたが、今日改めて調べたら、アメリカと日本のアマゾンでも"Johnny the Priest" の販売が開始されました。下記アドレスは日本のアマゾンです。
http://www.amazon.co.jp/dp/B005UWWERK
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