Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

2010年に新版が出た"Bending the Willow"については、2010年8月にこちらでご紹介しました。
Bending the Willowの新版の紹介

その後、この本がeBookの形で発売されるらしいという情報があったので、先日簡単にご紹介したものの、この出版社はいろいろとあてにならないことを知っていたので、実現するか危ぶんでいました。

ところがうれしいことに、このほど実際に発売されました!しかも9.99 USドルという破格のお安さです。(1ドル80円として約800円です。一方、現在日本のアマゾンで手に入る紙の本の旧版は、古本価格で2万円以上です。)

・出版社のサイトの購入用ページ
http://www.ash-tree.bc.ca/calabashebooks.htm
・米国アマゾンの購入用ページ
http://www.amazon.com/dp/B00715DNLA
・出版社のFacebook
http://www.facebook.com/pages/Bending-the-Willow/263827042088

この出版社はあてにならない、と書いたのはこんな理由です。私も経験しましたが、この出版社に購入のためにメールを出しても返事が来ないという嘆きの声は、ファンフォーラムでも、上にアドレスを書いたFacebookのウォールでも耳にしました。この本を以前あつかっていたロンドンの本屋から買おうとして連絡した人がもらった返事には、この出版社との取り引きをやめたと書かれていたそうです。本屋もついに見切りをつけたのでしょうか。ウォールへの書き込みに対しての出版社からの返事は、私はついにみなかったのですが、この前の火曜日に突然ウォールでeBookの発売が案内され、よくみたら嘆きの声は消されていました。ちゃんと対応したのでしょうか。

そして今回のこのお安さ!普通eBookの方が紙の本より安いことが多いのですが、これは特別の安さです(紙の本の定価は35ドルです)。この安さで販売する前に、紙の本の購入を希望している人にちゃんと本を売るか、あるいは売り切れたのなら増刷する方がずっといいと思うのですが。たしかご夫婦で出版社をやっているのだと思います。悪気はないのでしょうが、問い合わせに返事しないなんて困り者ですし、いい人達なんでしょうが、どうも浮世離れしているようです。

私は紙の本を持っていますが、Kindle愛好者でもありますし、この安さですから買ってみました。(Kindleはアマゾンが売り出した、目に対する負担が少ない「電子ペーパー」方式のeBookリーダーです。私は著作権の切れた無料の名著をたくさん入れています。)出版社のウェブサイトからは、Kindle用のフォーマットと、ePubフォーマットの二つから選べますが、米国アマゾンからはKindle用フォーマットでのみの発売です。ePubフォーマットは電子書籍の汎用フォーマットで、いろいろな端末(iPad, iPhone, iPod touch, Android搭載スマートフォン、ソニーとシャープの電子書籍リーダーなど)で読むことができます。一方Kindle用のフォーマットは米国アマゾンからKindle読書用アプリケーションをダウンロードすることにより、PC、iPad、スマートフォンを含む様々な端末で読むことができます。

出版社のウェブサイトではPayPalで送金するようになっていました。送金後約半日して、メールに添付した形でeBookが送られてきました。ちなみに米国アマゾンでは一般にクレジットカードで購入し、購入直後にダウンロード可能となります。

いろいろとあてにならない出版社ですが、でも今なら冬眠中(?)ではなく連絡が通じる状態のようです。Facebookでも質問に対してちゃんと答えています。もしも紙の本を購入なさりたい方がいらしたら、メールをしてみるか、Facebookのウォールで質問してみるのもよいかもしれません。どこにも品切れとは書いていませんから。以下が紙の本について書かれた、出版社のページです。
http://www.ash-tree.bc.ca/calabashfilmtv.htm

さて、電子本の読みやすさについてです。電子本の中には、目次から中身へのリンクが貼っていなくて、途中のページへ移動するのに手間がかかる本もあるのですが、これはきちんと飛べるようになっていました。注釈番号から注釈の文章へも飛べます。ですから純粋に本の中身を読むためには、とてもおすすめです。

また、写真がなかったら悲しい、と思っていましたが、写真もちゃんとはいっています。ちなみに写真は、各章のはじめに入っているものはそのままの形で挿入されていますが、文章中に入っている写真は、最後にまとめて「ギャラリー」という形でおさめられています。(ただ、数十枚ある写真全部ではないような気がします。ご希望があればちゃんと調べますので、おっしゃって下さい。)

ところで、アマゾンからはサンプルを無料でダウンロードできますし、ダウンロードせずにブラウザ上でサンプルを読むこともできます。ブラウザ上で読む場合は、下記ページの左上、本の表紙の写真のすぐ上にある"Click to Look Inside!"の文字をクリックしてください。
http://www.amazon.com/dp/B00715DNLA

エドワード・ハードウィックの序文、デイビッド・バークの「ジェレミーを偲んで」という文章、著者であるデイビッド・ステュワート・デイビーズの序文、ジェレミー自身の1988年の文章、さらに本文の第二章の途中まで読むことができます。二人のワトスンの文章はとてもこころをうつ、そしてジェレミーへのあたたかい思いがつまった素敵なもので、それぞれに二人の性格がすごくでていると思います。さらにサンプル中にはジェレミーの写真が5枚、そのうちの2枚はデイビッドと一緒、さらにエドワードのポートレートもあります。購入なさらないとしても、このサンプルはご覧になる価値があると思います!

こうしてジェレミーに関する本がまた、形をかえて世に出たのですね。紙の本の良さももちろん知っていますが、電子書籍という選択肢が増えたこと、この本をこれからもたくさんの人が読めることが、とてもうれしいです。

RM
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