Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

前回の記事で、A Study in Celluloidの第二版の前書きについて、「その内容ととともに、Michael Coxの声を久しぶりにきいた、言葉に久しぶりにふれた、という感慨があります」と書きました。声をきいた、と書きましたがそれは修辞的な表現で、実際にはもちろん文字で読んだのです。でも実は今回Michael Coxの声も録音できいたのでした。ただし現在の声ではなく1987年の声です。

1987年12月にアメリカのインディアナ大学で行われたシンポジウムでMichael Coxが話した音声の録音CDが発売されていることを、以下の記事の最後に書きました。
"A Study in Celluloid" 第二版の出版

このCDを今回一緒に注文しました。内容については本と重なるところが多く、英語の聴き取りが苦手な私にも楽しめました。でも一番印象に残ったのは、マイケルがとても気持ちのよい声の持ち主で、話し方が知的で感じがよくて、聴くのが楽しいということです。これは予期していなかったことで、うれしい驚きでした。

講演の中で、ホームズ中のせりふを引用するところがありました。今聴き直す時間がないのですが、一つは「緋色の研究」でホームズとワトスンが出会う場面でのホームズの “You have been in Afghanistan, I perceive.”、もう一つは「孤独な自転車乗り」でのウッドレィとカラザーズの “You're too late. She's my wife.” “No, she's your widow.” だったと記憶していです。(追記:聴き直したら、あと何カ所か引用していました。好きで好きで、という感じですね。)

どちらも演技というほどにはおおげさではなく、さりげなく、でもちょっと楽しそうにこの台詞を口にしていて、聴いていてにっこりしました。すごくききやすくてよい声で、ホームズ譚への愛情もとても感じられて良かったです。こういう人がグラナダシリーズの産みの親なんだなあ、とあらためて思いました。こういうすばらしい人がジェレミーと出会って一緒にあのシリーズを育てあげたこと、そしてジェレミーの良き友人でもあったことに感謝の気持ちを覚えました。

そして、この講演がおこなわれた当時の1987年に私の気持ちは飛んでいきます。1987年のジェレミーに。

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