Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

グラナダ・シリーズで初代ワトスンを演じたデイビッド・バークは、今も現役で活躍していらっしゃいます。そのデイビッドのインタビュー記事、しかもホームズの映像作品について話している記事が昨日ネットに載りました!フォーラムのメンバーが教えてくれました。

何がうれしいって、デイビッドの今の声がきけることです。デイビッドがグラナダ・シリーズについて話している記事は、Edward Hardwickeよりも少ないとは言え、いくつか読んだことがあります。でも、2012年の今のデイビッドの存在を感じることができる記事は、また特別です。

しかも今日、別のフォーラムメンバーから、デイビッドのお誕生日にカードを送ったらお返事をいただいた、という報告がありました。エージェントに前もって渡されていたサインが発送された、というようなものではなく、彼女が書いた内容に対するお返事だったそうです。ああ、なんて素敵なんでしょう!デイビッドは20数年前のグラナダ・シリーズに今も魅了されているファンからのお手紙に、今、この時に、ちゃんと返事を下さったのです。なんだかデイビッドをとても近く感じて、すごく嬉しい気持ちでした。

さて、記事はこちらです。省略しながらご紹介します。
http://www.kentnews.co.uk/home/the_changing_face_of_sherlock_holmes_and_dr_watson_1_1411686

The changing face of Sherlock Holmes and Dr Watson
Kentnews.co.uk
Friday, June 15, 2012

[...]

BurkeはJeremy Brettと本物の友情をつちかった、と話した。ロケ地では撮影の合間を同じトレーラーですごしたし、よく一緒に食事をとった。

そしてBrettはホームズを正しく演じることをいつも気にかけていた、と彼は言う。

「Jeremy Brettはとてもすばらしい仕事をなしとげたと思います。いつも原作の本を持っていて、監督がドイルの物語からはずれようとしているとすぐにそれに気づいて、元にもどした方がよいと指摘しました。これが、グラナダ・シリーズが原作に忠実だった理由の一つです。

「ジェレミーはホームズの物語を正しく語ることに最善をつくしていて、制作チームもそうでした。もうあのような作品が作られることはないだろうと思っています。ドイルの原作から派生した作品や、現代に舞台をうつしたものはこれからも作られるでしょうが、グラナダ・シリーズは永遠に残るだろうと思います。

「Jude Lawがワトスンを演じた映画を1本みました。彼がハムレットを演じた時に、私も一緒に仕事をしたのですが、彼はとてもいい役者です。でもあの映画を私たちの作品と比べるのはとてもむずかしい。あまりにも違います。とても現代的で、バンバンと弾が飛び交い、アクションシーンが多いですから。

「私に言えるのは、あれはいい作品で、でもコナン・ドイルではない、ということだけです。現代風冒険ものとして考えると、多分とても素晴らしい作品なのだろうと思います。

「BBCテレビの作品は最初の1作しかみていません。でもそれは、あのドラマに文句があるからでは決してなくて、単に僕があまりテレビをみないほうだ、というだけです。Benedict Cumberbatchとあのもう一人の彼は、とてもよいと思います。でもこちらについても私たちがつくったものとの比較はできません。あの二人はまったく違う人物ですから。

「もしもコナン・ドイルがこの世にもどってきて私たちの作品をみたら、原作にそった映像化だ、と言うでしょうね。」

Burkeは笑いながら言った。「もしもあの二つの作品をみたら、ひょっとしたらドイルはお墓の中でひっくり返るかもしれませんね。自分が書いたものではない、って。」

しかし彼は古典作品中のヒーローを現代風に描くことについて、反対しているのではまったくない。

「現代版をつくってはいけないなんて、そんなことはまったくありません。ホームズというキャラクターは今でも脚本家に刺激を与えて創造に向かわせるのです。シャーロック・ホームズは世界のどこでも知られています。チベットへ行って、『シャーロック・ホームズ』というと、『探偵ですね』と答えが返ってきますよ。それ以上は知らないかもしれないけれども、でもそんなふうに世界中の人が知っている名前は、そうはありません。」



デイビッドがグラナダ・シリーズに今も強い誇りを持っていること、最近のホームズ作品もある程度みていて、グラナダ・シリーズとの比較ではなく、その作品自体として評価していること、そしてグラナダ・シリーズは永遠に残るだろうと思っていることがわかって、とてもうれしい気持ちでした。

そしてデイビッドが今もジェレミーとの友情を大切に思っていることも、あらためて感じることができました。「今」のデイビッドを感じることができて、ああ、とてもうれしいインタビューでした。

RM
関連記事

コメント

本当に、うれしい!!

うわ~、本当に嬉しいインタビューです!

ジェレミーがいつでも「正しくホームズであろう」としたことが彼の言葉からわかりますが、このデイビッドのコメントも、まさしくドイルのワトスンが今の映画やドラマを観たら言いそうな言葉じゃないですか!?

否定せず、良さを認めて、好奇心をきらめかせつつ、でも自分たちの信念と友情にはけして譲らない誇りを持っている。
グラナダ・シリーズで私たちが見た、あの優しくて誠実で元気いっぱいのドクターそのままです!(ちょっと大雑把なとこも…)

ジェレミーと何度も何度も「ホームズ」について話したのでしょうね。そして、それは過去のことではなく、ずっとジェレミーと彼とは「ホームズとワトスン」なのでしょうね。自分たちの「ホームズ」のあり方を知り尽くしているからこそ出る、力強い言葉だと思いました。

RMさん、ご紹介をありがとうございました!
もしジェレミーやエドワード・ハードウィックがいたら、今の映画やドラマを観ながら何と言ったのだろうなあ、と思わずにはいられません。

うわあ、確かに!

>否定せず、良さを認めて、好奇心をきらめかせつつ、でも自分たちの信念と友情にはけして譲らない誇りを持っている。
グラナダ・シリーズで私たちが見た、あの優しくて誠実で元気いっぱいのドクターそのままです!

本当ですね!私は「今」のデイビッドの声をきいてうれしかったのですが、ナツミさんはそれに加えてワトスンの声もおききになったのですね!

ジェレミーと共に「ホームズとワトスン」を演じた時からずっと、デイビッドの中でワトスンが生き続けていることを、ナツミさんのコメントを読んであらためて思いました。

>(ちょっと大雑把なとこも…)

わはは、きっと「Benedict Cumberbatch and the other chap」のところですね。私も思わず「Martinですよ、Martin Freeman!」と突っ込みました。

そして映画について「so bang-bang」と言っているところ、私はみていないので銃の音か「派手な音をたてて」くらいの意味かわからなかったのですが、ここも読んでいておもしろかったです(銃の音ととっては不適当でしたら、次の機会にどうぞ教えてくださいませ)。

本当にこれは、うれしいインタビューでしたね。もっともっとお話をききたいです。俳優は一つの型にはめられるのを恐れるようなので、David Burke = Watsonととられるのは現役俳優としてはちょっといやかもしれないと思っていましたが、このインタビューを読んで、何をたずねても楽しそうに元気いっぱいに話してくださるだろうと感じました。

So bang-bang!

気づきませんでしたが、確かに「so bang-bang」っておもしろい表現ですよね!こんなところにも、デイビッドの愛すべき大雑把さというか、弾むような勢いがあらわれているような気がします。

そして、あの映画をごらんになった方は深く頷いてくださると思うのですが、ほんとに「so bang-bang」って感じなんですよ!もちろん銃もばんばん撃たれますし、音も動きも派手ですし、何と申しましょうか、その、実に………so bang bangです。
すみません、私のボキャブラリーでは「so bang-bang」以上の表現は出てきません!

>俳優は一つの型にはめられるのを恐れるようなので、David Burke = Watsonととられるのは現役俳優としてはちょっといやかもしれない

確かに、そうですよね。ワトスンの役にも、その後のキャリアにも、確かな自信があるからこそ、こんなに寛容な態度で話せるのでしょうね。私は俳優ではありませんが、歳をとったとき、こんな風に自分の仕事や後輩たちを語れる人になりたいです。



さっそく教えてくださって、ありがとうございます。

>弾むような勢いがあらわれているような気がします。

そう、楽しそうですよね。あのちょっといたずらっぽい目で言っているような気がします。

あの映画では銃がばんばん撃たれるんですね。そしてそれ以外にもばんばん、なのですね。

>その、実に………so bang bangです。

ここで声をあげて笑いました!

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://upwardjb.blog112.fc2.com/tb.php/302-ca263aad

 RM

Author: RM
コメントは承認後に公開されます。古い記事へのコメントも大歓迎です。2010年8月7日に始めました。
私の記事へのリンクはどうぞご自由になさって下さい。
和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

全ての記事を表示する

06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08 

QR