Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

まずは、前々回の「その1」の最後で触れた、The Tempestの舞台写真のアドレスです。1枚目は知っていましたが、2枚目、3枚目はジェレミーの顔の部分のみを集めたコラージュのような写真として、Brettish Empire でみたことがあるだけでした。4枚目ははじめてです。いずれも、RebeccaのJeremy Brett Information(JBInfo)のTumblr(http://jbinfo.tumblr.com)からです。

http://25.media.tumblr.com/tumblr_lpvucoToJp1qiyljno1_1280.jpg
http://25.media.tumblr.com/tumblr_lpqze5ep971qiyljno1_1280.jpg
http://25.media.tumblr.com/tumblr_lpwimqGixr1qiyljno1_1280.jpg
http://24.media.tumblr.com/tumblr_lpr654Z4pT1qiyljno1_1280.jpg

独特な雰囲気の舞台ですよね。写真をみる限りでは、ほとんど舞台装置なしのようにみえます。これをメキシコで、どんな映像にしようと計画していたのでしょう。


さて、前回のRADIO TIMESのインタビュー記事の続きにいきます。部分的な引用です。

'My feeling is that if you move on, go abroad, you get away from being "old boot",' he says, 'someone predictable, expected. I like to think I pop up everywhere like a jack-in-the-box.' [...]

'I left England because I was getting too comfortable. I had a house. I was getting tummy. I was joining clubs. I'm not really like that. [...]'

'I've always had a wanderlust. Now, travelling keeps me frisky, keep the tummy off. [...]'

He was born near Meriden, at the very centre of England. He's very English, 'more English than I realised until i went to live in the States.'

[...]

Success is not something he's prepared to settle down with; he's one for moving on. He's charming, kind, quick to praise others --- but, like Vincent, there's much more to him than that.

'I obey the rules of any establishment,' he says, 'as long as I don't have to belong to it all of the time.'

「外国へ行くと、『履きふるされた靴』のような気持ちから解放されます。人に思われているとおりの人間という気持ちを持たずにすみます。びっくり箱の人形のように、突然飛び出すのが好きなんですよ。」

「イギリスにいるのが心地よくなりすぎたので、国を離れたのです。家も持ったし、おなかもいつもいっぱい、クラブにもよく行っていました。本当はそういうたちではないのですが。」

「旅に出たいといつも思うような人間なんです。旅をするとエネルギーに満ちあふれます。おなかが出たりしないのです。」

彼はMeriden(メリダン)の近く、イギリスのまさに真ん中の地で生まれた。とてもイギリス人らしいイギリス人だ。「アメリカで暮らしはじめるまで、自分がこんなにイギリス的とは知りませんでした。」

(中略)

彼は成功に満足してそこに安住するようなことはできなくて、次へと進むのが好きなのだ。チャーミングで、あたたかくて、まわりの人の良いところをすぐにみつけるタイプの人間だが、Vincent(註:この記事の前半で紹介している、ジェレミーが演じた役名)と同じように、そのような外見以上のものを持っている。

「体制側がつくった規則を普通は守りますが、でもそれも、権威者の側にいつも味方することになるならご免です。」



ジェレミーはこころがあたたかくて、本物の紳士で、でもそれだけではない、いろいろな顔を持っているということがわかりはじめたのは、いつ頃だったでしょうか。たとえば、いたずらっぽい笑顔も、子供みたいなところがあるのもそうです。

ここに書かれているような、wanderlust「漂泊の思い」をいつも持っている、というのもそうです。以前の記事で、ジェレミーが自分のことを something of a gipsy(「放浪癖がある」と訳しました)と言っていたのをご紹介したこともあります。ジェレミーがこう言ったのは、イギリスを出る数年前のことでした。また、南アメリカでのヒッチハイクの旅のこと、ハワイへ突然飛んだ時のことも思い出します。

そういう、自由を好み冒険が好きなジェレミーだから、イギリスを離れる決心をしたのだと思います。

そして最後の段落の発言も興味深いと思いました。別のインタビューで、母が自分にやりたいようにやらせたのは、自分がrebelであることを知っていたからだ、と言っていたように記憶しています。rebelというのは辞書でひくと、(権力支配などに)反抗する人、といった意味があるようです。上からああしなさい、こうしなさい、と言われてきくような性質ではなかった、ということで、直接には俳優への道を進むことについて言っていたのだと思います。

俳優を志した時以外にも、ジェレミーのそういう面を感じることがあります。因習や権威者に従うこと、世間体を気にすることよりも、もっと大切なものが自分の中にあることを知っていたのだと思います。イギリスを出るのも、人の思惑を気にしていたら、できなかったことでしょう。

こうしてジェレミーのいろいろな顔を知るのが好きです。

RM
関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://upwardjb.blog112.fc2.com/tb.php/322-e1217cfb

 RM

Author: RM
コメントは承認後に公開されます。古い記事へのコメントも大歓迎です。2010年8月7日に始めました。
私の記事へのリンクはどうぞご自由になさって下さい。
和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

全ての記事を表示する

10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08 

QR