Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

アメリカのPBSでSherlockのシリーズ2が放映されるのにあわせて、ファンを招待しておこなわれたイベントの映像のことを知ったのは、このTumblrの記事からでした。
http://threepipepr0blem.tumblr.com/post/23036023517/loved-when-benedict-said-this-as-much-as-i-love

記事でふれている部分に相当するのは、YouTubeビデオの30分からです。

Sherlockを演じているBenedictが客席のファンから「はじめてシャーロック・ホームズを知ったのはいつですか?」と尋ねられたのに対して、Tumblrの記事の画像につけられた字幕にもあるように、

To be honest it was Jeremy Brett's interpretation.
(ジェレミー・ブレットのホームズがはじめてでした。)

と答えると、YouTubeできいていただくとわかりますが、場内から歓声と拍手がおこります。

このビデオのこの部分は私にはとてもうれしい内容でした。ベネディクトのお母様がジェレミーの友人だった、ということはUSA Todayのインタビューで読んだことがありますし、ナツミさんからも教えていただいていて、このQ&Aでも彼がこの後そう付け加えています。でも、ベネディクトがホームズにふれた最初が、ドイルの原作でも他の映像作品でもパスティーシュやコミックその他の派生作品でもなく、ジェレミーのホームズだったというのは知りませんでした。

そしてもう一つうれしいのは、会場のSherlockファン、ベネディクトのファンがジェレミーのホームズの素晴らしさを知っていて、そして多分大好きで、ベネディクトの言葉に拍手と歓声でこたえてくれた、ということです。はじめてBBCのSherlockのことを知った時、新しい映像作品が多くの人に受け入れられれば、ジェレミーのホームズは「過去の映像作品」として軽んじられてしまうのではないか、と思って悲しくなりました。今では、まったくそんなことはないということを知っていますが、このSherlockファンの反応にふれたとき、あらためてこころがあたたかくなりました。

RM

追記:Tumblrの記事に従って、ベネディクトの言葉の続きの部分も含めて書いておきます。

To be honest it was Jeremy Brett's interpretation. My mother was a friend of his. That was the first conscious memory I have of Sherlock Holmes, and what a wonderful Sherlock Holmes he was. I mean, really masterful.

追記その2:検索したところ、下記のブログでこの映像ほぼ全部について翻訳家のかたが書き起こして、日本語訳を書いてくださっています。

http://blog.goo.ne.jp/mithrandir9/e/36d4fea60d83d48e446040a6e27fbef3
http://blog.goo.ne.jp/mithrandir9/e/bb7619bc815f80b829fb99025dbfe60e
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コメント

私も嬉しいです!

きっと、ベネディクトと同世代の人の多くは、シャーロック・ホームズといえばジェレミーを思い出すんじゃないでしょうか。テレビでシャーロック・ホームズの活躍を観たら、頭でドラマだと理解しているかどうかは別として、子どもたちのやわらかい心には「この人がホームズだ!」と強く印象づけられると思います。(かくいう私もそうでした)。

しょっちゅう引用してしまって恐縮なのですが(大好きなので…)、「シャーロッキアン!」という漫画で、ホームズが架空の人物だということを知ってしまってがっかりする子どもに、主人公がこんな言葉をかけます。

「サンタクロースっていると思う?(中略)シャーロック・ホームズも同じだよ!君と同じように私はね、シャーロック・ホームズやワトスン博士が本当にいてくれたらいいと思ってるの。世界中のたくさんの人たちが同じように思ってホームズの事を研究したり新しいホームズ物語を書いたりしてるのよ。今でもロンドンのベイカー街には世界中からシャーロック・ホームズに宛てた手紙が届くんだって。そうやってみんなが本当にいてほしいって願う事で、それは本当になるんじゃないかな」

「ジェレミーのホームズ」が、私の中には「本当に」います。ベネディクトの中にも、会場で拍手をした全ての人の中にもいるんだと思います。

ホームズだけが彼の全てではないけれど、そうやってたくさんの人の心の中に彼がいるのだということ、そして、ベネディクトやそのまた後続の俳優さんを通して、後の世代にも彼のホームズの一部が受け継がれていくということを、ジェレミーが喜んでくれていたらいいのですが。

今日アップしてくださった「子供に救われたこと」の記事を拝見して、ジェレミーはきっと、喜んでくれているんじゃないかな、と思いました。

ナツミさん、こんばんは。

>テレビでシャーロック・ホームズの活躍を観たら、頭でドラマだと理解しているかどうかは別として、子どもたちのやわらかい心には「この人がホームズだ!」と強く印象づけられると思います。(かくいう私もそうでした)。

それで思い出したのですが、小学生の時にジェレミーではじめてホームズと出会ったと教えてくれた知人が、グラナダシリーズをドキュメンタリーのような気持ちでみていた、と言っていました。私はジェレミーと出会った時にはすっかり大人だったので、彼女の言葉に驚いて、そしてうらやましく思いました。ベネディクトは今調べたら1976年生まれで、シリーズがはじまった1984年当時は8歳だったのですね。ジェレミーに駆け寄った少年と同じ年頃です。

>「ジェレミーのホームズ」が、私の中には「本当に」います。ベネディクトの中にも、会場で拍手をした全ての人の中にもいるんだと思います。

とてもこころにひびく言葉でした。あらためて、ジェレミーはホームズを演じることができて、本当によかったなあと思いました。私たちにとっても幸せなことだし、ジェレミーにとっても、そしてホームズにとっても、幸せなことでしたね。

>そうやってたくさんの人の心の中に彼がいるのだということ、そして、ベネディクトやそのまた後続の俳優さんを通して、後の世代にも彼のホームズの一部が受け継がれていくということ

「彼のホームズの一部が受け継がれていく」と書いていらっしゃるのが印象的でした。グラナダ版のホームズは、ジェレミーが原作から感じ取ったホームズであり、ジェレミー自身がその内に生きているホームズでもあって、その「ジェレミーのホームズ」の一部もまた、ジェレミー後の世代の作品に受け継がれていくということですね。グラナダシリーズの映像そのものが残っていくということだけではなくて。ナツミさんが書かれたのを読んでそれを感じたときに、とてもうれしい気持ちになりました。

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