Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

ご存知のかたもいらっしゃると思いますが、グラナダシリーズの撮影場所へのリンク集がこちらにあり、
A Not So Elementary List of Filming Locations
そして、エピソードごとに撮影場所が書かれた表がこちらに載っています。ながめるとなかなか面白いのです。
Filming Locations Arranged by Episodes

最近フォーラムに、グラナダシリーズのプロデューサーだったMichael Coxが書いた本、"A Study in Celluloid"のレビューを投稿した人が、この本を読むとグラナダシリーズが実に丁寧に作られたことがわかって、制作にかかわった人たちにあらためて尊敬の念を覚える、と書いていて、その例に「修道院屋敷」のお屋敷は実際は3つの邸宅を使って撮影されたということをあげていました。"A Study in Celluloid"ではこのように書かれています。

Our Abbey Grange is a composite of three great houses on the south side of Manchester: Adlington (which had appeared before in The Speckled Band), Dunham Massey and Tabley.

表で調べますと、この3つの撮影場所のうちの一つ、Adlington Hallはよく使われていますね。The Solitary Cyclist, The Speckled Band, The Abbey Grange, The Master Blackmailer, The Last Vampyre, The Dying Detective, The Golden Pince-Nezの7作品があがっています。そして、りえさんがイギリスに住んでいらしたときに、この場所を訪れていらっしゃいましたね。

"Bending the Willow" によれば、Four Oaks Mysteryでも使われていたようです。ちなみに、Four Oaks Mysteryは1992年にチャリティー番組のためにつくられたミステリードラマで、4つの部分にわかれているうちの最初の部分の約10分間をホームズとワトスンが担当します。この後捜査は次の探偵に引き継がれるので、解決には至っていません。パスティーシュ作品です。

この中に、Lady Cordeliaというホームズのゴッドマザー(教母, 名づけ親)が出てくるのですが、彼女はホームズのことを「シャーロック」と呼びます。ディナーのシーンでは、料理に手をつけずに目をつぶっているホームズに、テーブルをばんと叩いて、「起きなさいシャーロック、まったく、あなたときたら!」なんて言います。こんなことをホームズに言える女性がいる、ということ自体が新鮮に思えます。ワトスンが「ホームズはよく目をつぶって考えるんです」ととりなしています。

いつも思うのですが、私はHolmesという言葉の響きが好きで、でもSherlockという名前はまたそれとはずいぶん響きが違って、こちらも特別に好きです。「踊る人形」の中程、リドリング・ソープ荘園に到着したところで、ワトスンが "This is Mr Sherlock Holmes." と警部と外科医に告げる場面もいいですね。

この名前が好きなので、BBCのSherlockをみると、彼がSherlockとよばれていることが少しうらやましいのです。このパスティーシュの中でジェレミーのホームズが、Lady CordeliaにSherlockと呼ばれているのをきくと、どきどきしたりします。

市販されたことがない作品ですので、YouTubeのビデオのアドレスを書いておきましょう。今後特典映像としてDVDやBlu-ray Discに入るといいのですが。

http://www.youtube.com/watch?v=qIN5_NgUbOQ

RM
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コメント

BBCの「sharlock」は現代版ということで
お互いをファーストネームで違和感なく呼び合ってますね。

私は「Holmes&Watson」が中年の渋みというか(笑)
敬意を持った呼び方で好きです(*^∀^)

「悪魔の足」で一度だけジェレミーが「ジョン」と呼んでますね。
そのシーンはとても印象に残ってます。

余談ですが、Blu-ray注文しちゃいました♪
レビューを読むとみんなジェレミーを待ってたんですね!

>私は「Holmes&Watson」が中年の渋みというか(笑)
敬意を持った呼び方で好きです(*^∀^)

私も好きです!あの時代のあの二人はやっぱりHolmesとWatsonですね!でも、でもですね、シャーロックの「シャー」も好きで、「ロック」も好きなんですよ。(わはは)

>「悪魔の足」で一度だけジェレミーが「ジョン」と呼んでますね。 そのシーンはとても印象に残ってます。

私もです。

そして、おお、注文なさいましたか!

>レビューを読むとみんなジェレミーを待ってたんですね!

そう思います!

こんにちは。
今ちょうどマスグレーブ家の儀式を見ていまして、このお館派どこなんだろうと思っていたところでした。
リンクしてくださってるサイトで見て、すっきり解決!一般公開もしているとわかり、機会があったら一度行ってみたいな~と思いました。
ありがとうございます。

この記事がお役にたったのですね、うれしいです。

YOKOさんが書いて下さったので、マスグレーブ家として撮影に使われた場所、Baddesley Clintonのウェブサイトへ言ってきました。あらためて写真でみても、趣きのあるいいお屋敷ですね。Warwickshireにあるということですから、ジェレミーが生まれた地方ですね。

>機会があったら一度行ってみたいな~と思いました。

本当ですね、私も行ってみたいです!

撮影場所巡りしたいです!

こんにちは、ちょっとお久しぶりです♪

グラナダ撮影場所巡りは、私のライフワークにしたい一つです。
しかし、マンチェスターからの近くとあって、なかなかロンドンからのアクセスが大変なんですよねー。
私の夢として、あと1年はもう一度イギリスに住んで、こういう場所を訪ね歩きたいです!
とりあえず、こういう表にまとめてくださると、
ネット検索だけでもしやすく、行った気になれますね♪

りえさん、コメントありがとうございます!

ブログ更新していらっしゃいましたね。拝見いたしました。絶対安静の時期が終わって、来週がご出産の予定日とのこと、安産をお祈りしています。

なるほど、撮影場所は遠くて、行くのがなかなか大変なのですね。

>私の夢として、あと1年はもう一度イギリスに住んで、こういう場所を訪ね歩きたいです!

ぜひ実現させて下さい!私もいつかイギリスへ行きたいです。

ありがとうございます!

はじめておじゃまいたします。今NHKで土曜深夜(日曜早朝?)からグラナダホームズをやっておりまして、久しぶりに観直しているのですが、毎回ホームズに撃ちぬかれております。ジェレミーホームズの一挙手一投足は、その一つ々の仕草が絵のように様になっていて、目が離せません。ホームズとワトソンの友情も素敵です。そして、大人になってから観ると、お話が全く異なって感じられるのが不思議です。先週はソア橋のなぞでしたが、もう、身一つで故国を捨ててイギリスに嫁いだにもかかわらず、夫のみならず子供たちからも冷酷な仕打ちを受けたブラジル人の夫人がひたすら哀れでなりませんでした。言葉もわからない国で、ひとりぼっちで・・・家庭教師の女性は素晴らしい女性と記憶していたのですが子供も夫も丸め込んだしたたかな女性に感じました。
さて、このシリーズの隠れた主役は音楽や舞台だと思うのですが、今回もとても素敵でした。夾竹桃でしょうか、しゃくなげでしょうか、満開のその花がとても印象的に使われていました。(冒頭のシーンで夫人も手折っていましたね)村や田園風景もとても素敵でした。これまでも気にはなっていたのですが、いてもたってもいられず「ロケ地」を本日検索したら、このジェレミー愛いっぱいの貴ブログを見つけた次第です。撮影場所へのリンク、ありがとうございました!まずはお礼まで。またゆっくりおじゃまいたします。

Cheese太郎さん、いらっしゃいませ!

楽しいお名前ですね!そして、わあ、嬉しいです。わたくしごとながら、今日はここをはじめて4年目の日なので、新しく来てくださる方と今日という日にお会いできて嬉しいのです。

Cheese太郎さんもジェレミーに目が釘付けなんですね。私もです。本当に独特ですよね、ジェレミーの動きは。

ソア橋のなぞ、以前ご覧になった時とは違うお気持ちなんですね。私は今のところ家庭教師の女性に、より気持ちを寄せている気がします。若いけどしっかりした働く女性、という感じで。Cheese太郎さんの以前の印象と多分同じですね。私ももう一回観たら、また別の感想を持つかもしれません。そして夫人の異国での絶望の気持ちも、近くに感じられるかもしれません。

ちょうどりえさんも、数日前にブログ「ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)とグラナダ・ホームズを語る」を更新なさって、「ソア橋のなぞ」の観賞日記を書いていらっしゃいました。もうご存知かもしれませんね。

ロケ地の映像も素晴らしいですね。あの花、なんでしょう。私も夾竹桃のようにみえました。夾竹桃には毒がありますが、冒頭のシーンでは死の象徴のようにも使われたのでしょうか。

ロケ地をまとめたウェブサイト、喜んでいただいてうれしいです。ずいぶん古いサイトですが、今でも役に立ちますね。グラナダ版がとても好きな人が作ったのでしょう。

音楽もグラナダ版の大きな魅力だと感じます。同じ旋律が、エピソードによって変奏曲のように変わってますね。LP(CD)にはならなかった後期の曲も、あらためて楽しみたい気持ちになります。

どうぞよければ、またおいでくださいませ!ジェレミーのお話を楽しみましょう。

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