Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

文字が続きましたので、写真をご紹介したくなりました。映画の宣伝用スチルです。皆様のジェレミーのイメージとは少し違うのではないでしょうか?野生的と言いましょうか。(元はどこから頂いた写真か、忘れてしまいました。)

TheVeryEdge.jpeg


これもまた魅力的な写真だと思うのですが、実は作品としてはいわくがあるもので.... ジェレミーはいわゆるストーカーの役なのです。

でもこの映画のスチルには、これ以外にも好きなものが1、2枚あります。ですから、女の人をつけまわす役、というところは置いておいて、純粋に写真として楽しんでいます。ジェレミーはいろいろな表情をみせてくれますね。お坊ちゃん風のMy Fair Lady (1964) との落差ときたら!

そして、このところお父様のことを話題にしていますが、この映画についてもお父様にまつわるエピソードがあるのです。以下はジェレミーの言葉です。(もともとの出典はわかりません。"Dancing in the Moonlight" かと思っていたのですが、違うようです。なお、この発言を引用しているサイトは "A Dedication to Jeremy Brett" です。)


「1963年にイギリス映画 "The Very Edge"でストーカーを演じた時、黄色い目、緑色の顔のシーンがありました。父はその姿にショックを受けて言いました。『こんなひどい映画に出る時には、村では上映されないようにしてくれないか?』」

"I remember playing a sex maniac in a British film called The Very Edge back in 1963. I had yellow eyes and green skin. My appearance so shocked my father that he said to me, 'If you're going to do such terrible films, will you make sure they don't come to the village..?'"



(ジェレミーは1963年と言っていますが、実際には1962年公開のようです。)

これは白黒の映画だということもあって、"yellow eyes and green skin" のところが少し謎なのですが、女性からペンキを顔にあびせられるシーンがあり、そこのことだろうと思っています。(色を使った慣用句という可能性も考えたのですが、green-eyedはあっても、上記の表現はみつかりませんでした。)

このお父様の発言もとりようによっては、息子の仕事のことよりも体面を重んじる父、ということになるのかもしれませんが、私はそうは思いません。息子が悪い役を演じるところなんてみたくないし、人にもみせたくない。だから息子に直接文句を言う。そして多分、ジェレミーもそういう父のことをよくわかっていて、だからこういう話を半分おもしろく半分懐かしく、インタビューアに披露したのではないでしょうか。

この父親は、ジェレミーが語る父親は、演じるという仕事のことはあまりわかっていなくて、でも末の息子の成功と幸せを願って、時にぶつぶつ文句を言う父に思えます。そしてこの父と息子のつきあい方は、ジェレミーと息子のデイビッドや義理の息子のケイレブとのつきあい方とは多分ずいぶん違っていて、でもやはりいい親子だなあと思います。この数回の記事を書くうちに、私はジェレミーのお父様のことがすっかり好きになってしまいました。自分とはずいぶん違う資質を持った息子に戸惑うこともあったでしょう。まあ、ジェレミーのようなひとはそうはいないと思うので(うふふ)、当然かもしれませんが。でも、この並外れたところを持つ末の息子を、とても愛していたと思います。

また、妻であるジェレミーのお母様とも違う点が多くあったようで、似た者夫婦というわけではなかったようです。以前紹介した1973年のインタビューでジェレミーは、「全然違う二人の、普通なら考えられない結婚だったのです」と言っていますし、「母が交通事故で亡くなった後しばらくして父も亡くなりましたが、その間の父は最良の喧嘩相手 (best fighting partner) を失ってしまいました」と1985年のインタビューで話しています。このインタビューも興味深いのですが、またの機会にご紹介しましょう。

RM
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コメント

かっこいいですね〜♪

これが噂(笑)のあの作品のお写真なのですか?
めちゃくちゃかっこいいじゃないですか〜。
主役と言われても納得しますよ、このスチール!
役によって違いますけど、時折、目元の雰囲気がアラン・ドロンみたいに見えるなあと思ったりするお写真があります♪
(アラン・ドロンはファンというわけではないですが、銀幕のハンサム代表ということで・笑)

私もジェレミーのお父さま、とっても好きですよ。
お父さまは、この言葉を使うのは誤解を招くかもしれませんが、とても「普通の父親」という感じがします。
お父さまがお考えになること、なるほどなあと、だいたい理解できますもの。
息子の誕生を喜び、成長を楽しみにして、大きくなった息子の言動に戸惑って、将来を心配して、いつでも息子の幸せを願っている、そんな普通のお父さん、ですよね。

RMさん。たまごさん。こんにちは(^∀^)ノ

見慣れたジェレミーはいつも髪を後ろに撫で付けて、正装しているのでビックリです。

ワイルドなジェレミー素敵!!格好いい♪
私だったら逆ストカーしてしまうかも(笑)

お父様の中ではいつまでも可愛い子供のジェレミーだったのかな?
この役はさぞ驚いたでしょうね。

それにしても、いつもジェレミーには驚かされますね!







たまごさん、こんにちは。
かっこいいでしょう、この写真のジェレミー!

>息子の誕生を喜び、成長を楽しみにして、大きくなった息子の言動に戸惑って、将来を心配して、いつでも息子の幸せを願っている、そんな普通のお父さん、ですよね。

そうそう、そうなんですよね!ジェレミーは、有名な元軍人としての父だけではなく、「普通のお父さん」の顔も含めて、お父様のことが好きだったのですよね。


トビィさん、こんにちは。
素敵ですよね、そして役によってすごく雰囲気がかわるので、ビックリしますよね。

>お父様の中ではいつまでも可愛い子供のジェレミーだったのかな?
この役はさぞ驚いたでしょうね。

本当ですね、お父様がビックリなさるのも無理ないですね。私達だって、ビックリするのですもの。

>それにしても、いつもジェレミーには驚かされますね!

だからジェレミーのことをもっと知りたいと思うのですよね!

往年の二枚目

RMさん、お久しぶりです。
ワイルドなジェレミー素敵!
たまごさん(はじめまして!)がおっしゃるように私もアラン・ドロン思い出しました。つい最近も古いアラン・ドロンの映画をみて、本当にかっこいいな〜と思ったところでした。ジェレミーも本当に美しいんですよね〜と改めて「ぽっ・」っとなりました(照)

もっと色んなジェレミーに会いたいですね!

だいさん、こんにちは。

>たまごさん(はじめまして!)がおっしゃるように私もアラン・ドロン思い出しました。

だいさんもですか!それで、検索してみました。なるほど若い頃の写真をみると、正当派の古典的二枚目で、ワイルドさも持っているという感じが共通していますね!

>ジェレミーも本当に美しいんですよね〜と改めて「ぽっ・」っとなりました(照)

美しいんですよね〜!そして本当に、その時々でいろいろな顔をみせてくれるのですよね。

>もっと色んなジェレミーに会いたいですね!

同感です!

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 RM

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