Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

ご存知の方も多いかもしれませんが、11月に出版された本(ムック)のご紹介をしましょう。この本については、ナツミさんのブログのコメント欄でも、ナツミさんとトビィさんがお話なさっていました。

別冊映画秘宝 シャーロック・ホームズ映像読本 (洋泉社MOOK)
http://www.amazon.co.jp/dp/4800300584/

書店に行ったが売り切れだったという人のtweetへの返事で編集人の田野辺尚人さんが、「あまり数を刷っていないので、品切れ店が出始めたようです」と書かれています。ムック(雑誌と書籍をあわせた性格を持つ刊行物)なので、雑誌とは違って長期間販売されるとは思いますが、一応はやめにご紹介しておきます。といっても私はまだ全部は読んでいなくて、ゆっくり楽しむつもりですので、中身のご紹介はまだほとんどできないのですが。

内容については、出版社のウェブサイトをご覧ください。
http://www.yosensha.co.jp/book/b105880.html

BBC版シャーロックが出版の契機になっているとは思いますが、BBC版だけではなく、ホームズの映像作品を多くとりあげています。「序」にも、「グラナダ版とBBC版を中心に据え、映像化されたシャーロック・ホームズの全貌にせまる」という意味のことが書かれています。

ですからブームに乗ったというようなお手軽な本ではありません。力が入っていて愛情が感じられて、ゆっくりと読むのが楽しみです。

まず表紙をめくると、中表紙(内扉)がジェレミー・ホームズ、その後「シャーロック・ホームズ 映像アルバム」のトップを飾って、5ページ目までカラーで紹介されています。そして134ページから205ページまでがグラナダ版の総解説、エピソードガイド(1話につき1ページ)、総論です。総論はリチャード・バーニップという人が書いたもので、読み応えがあります。写真も含めて18ページあり、内容もとても充実していて、グラナダ版が大好きだということが感じられます。孫引きでお茶を濁した文章でないこと、自分でたくさん資料を持っているし、グラナダ版を何度も何度もみている人だということは読めばすぐわかります。引用元もきちんと記されていて、書籍以外は私が知らない資料(当時の雑誌や定期刊行物)です。また、翻訳もよみやすいです。

この著者はどういう人なのだろうとネットを検索すると、こんなYouTube ビデオと、同じビデオをダウンロードできるようにしたウェブサイトがみつかりました。Gresham Collegeというところでのレクチャーをおさめたもののようで、多分このかたなのだと思います。ドイルとホームズとロンドンについて話しているのでしょう。後でゆっくり観てみようと思います。
(YouTube)
Arthur Conan Doyle and London: "A Stout Heart in the Great Cesspool" - Richard Burnip
(Gresham Collegeのウェブサイト)
"A Stout Heart in the Great Cesspool": Arthur Conan Doyle and London

英語での原文がすでに発表されていて、本か雑誌かウェブに掲載されているのなら読んでみたいと思ったのですが、どうもこのムックのための文章のようです。編集人の田野辺尚人さんがtwitterで、「グラナダ版ホームズについて、イギリスの研究者リチャード・バーニップが気合い入れた総論を寄稿してくれています」と書かれていますので。
http://twitter.com/tacopettei/status/273960954000195584

本当に気合いがはいっています!原文と、引用されている資料を読みたいものです。

そしてリチャード・バーニップさんのものほど長くはありませんが、岸川靖さんという方が書かれた最初の総解説もよい内容です。このかたも、ホームズもグラナダ版もとてもお好きなかたなのですね!エピソードガイドも岸川靖さんの手によるものです。

あらら、内容の紹介はまだできないと書きながら、いろいろと書いてしまいました。まだちゃんとは読んでいなくて、グラナダ版以外のところは特に、ほとんど読んでいません。でもおもしろそうです。というわけでこの本は、「買って満足」の本になりそうです。

RM
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コメント

買って満足。読んで満足。

RMさん。みなさん、こんにちは。
映像読本。表紙にジェレミーが載っていたので、つい買ってしまいました。
はじめは期待薄だったんですが、読むとRMさん仰る通りで、流行りで見聞きした内容ではなくて、グラナダ版をよく観て研究されている方のようですね。
ジェレミーが亡くなって10年以上経っているのに『歴代ホームズ役者ベスト10票』堂々1位に輝いたのは、嬉しい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
私もまだ半分(ジェレミーの部分)しか読んでいないので、じっくり読みたいと思います。
Blu-ray観ながら片手に読むのも新しい発見が出来て面白いです♫

RMさんのレビューが素敵すぎで・・・

わわわ~この本、我慢しようと思っていたのに・・絶対ほしくなるレビューですネ。
やっぱり買っちゃうでしょう。
うふふふふ。

トビィさんも満足なさったんですね!

こんばんは!

そうなんです、私もそれほど期待していなかったんです。グラナダ版については、おまけで数ページ触れられているくらいだろうなあって。書店に行って実際に手にして、うれしい驚きでした。

>『歴代ホームズ役者ベスト10票』堂々1位に輝いたのは、嬉しい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

この本の最初(中表紙の次のページ)でまず、ジェレミーが1位だと書いてあるのもうれしいです!

おお、トビィさんもBlu-rayを楽しんでいらっしゃるのですね。私も数日前にアマゾンからの包みをあけて、ああ、買ってよかった!と思っているところです。画質がよくなっていましたね!


中身の濃い、いい本だと思います!

うふふ、販売促進活動をしようと思ったわけではないのですが。でも多分YOKOさんも楽しまれるのではないでしょうか。

70-74ページの「スティーヴン・モファット&マーク・ゲイティス 最新インタビュー」は「本誌独占インタビュー」と書かれていますし、44-51ページの別のモファット&ゲイティスインタビューは、「公式インタビュー全文掲載」となっています。そして64-65にもう一つ、短いけれどもマーク・ゲイティスのインタビューが。(あ、また販売促進活動をしてしまいました。)

私も、お勧めです!

販売促進活動に出遅れてしまいました!

RMさんは今までグラナダ版に関するさまざまな資料をお読みになってきたと思いますが(そしてその中には、きちんとドラマを観て書かれたとは思えないようなものもきっとあったのですね)、RMさんがごらんになってもしっかりとした内容ということで、よかったです!

リチャード・バーニップさんという研究家に出会えたことも嬉しいですね。私も、あとでリンク先の映像を観てみたいと思います!

私はホームズの現代版と原作を比べながら観るのが好きなのですが、グラナダ版はやはり原作映像化作品の金字塔、私の世代にとっては(自分と並べて書くのはおこがましいですが、『SHERLOCK』など最近の作品の製作者たちにとっても間違いなく)原作に次ぐバイブルであり、当時の雰囲気を知ることもできるので、参照することが多くなります。岸川靖さんのエピソードガイドはとても参考になります。原作をまとめて入れた「ホームズ箱」に、この本も常時スタンバイさせてます!

内容とは直接関係ないのですが、笑ってしまったのはp147の「秘宝特別付録」。サイズもイイ感じです!己の慢心をいさめようと思います。

いいな〜(^_^)

ものすごくほしいのですけど〜〜〜〜〜今月はちょっと厳しい…<(^_^;)
本当はクリスマスの夜やお正月のゆったりした時間の中で読みたいですが、我慢します。

私が買えるようになったときに一冊だけ残っているように、皆さんお祈りをお願いします(笑)

反則 販促 ^^;

ナツミさんにも反則もとい販促されてしまった・・・・これはもう買わないわけには!

それと、ブルーレイもどうやら販促成功のようですよ。
まだブルーレイの再生装置がないのですが・・皆さんのお話をうかがっていると、やはり、ここは・・・・
汗汗汗。

私も慢心をいさめることにしましょう

ナツミさんの目からも、よい本だったのですね。私はグラナダ版のこと以外は、その記述について判断できるほど詳しくないのですが、とても愛情を持って書かれているなあと感じていました。BBC版以外の記述も充実しているようですね。CBS版の「エレメンタリー」についても書かれているようですし。

エピソードガイドも、いろいろ書きたいけれども、しぼりにしぼって吟味して書かれているという感じがします。最初の「総解説」の部分も含めて、この一行を書くために、時間をかけて確認したんじゃないかなあ、なんて思ったりします。(私もまた並べて書くのもおこがましいようですが、1行を書くのに、記憶だけでなく元の文章を確認しようとして、えらく時間をかけたりしますから。まあ時々それを怠って、後で訂正したりするわけですが。)

>内容とは直接関係ないのですが、笑ってしまったのはp147の「秘宝特別付録」。サイズもイイ感じです!己の慢心をいさめようと思います。

わはは、このキャプションには気がつきませんでした。「切り抜いて額に入れ、己の慢心をいさめよう!」とあったんですね!

たまごさん、祈っていますよ!

こんばんは!
それはちょっと残念ですが、何と言っても作品を実際にみるのが一番ですもの、クリスマスの夜やお正月には(クリスマスやお正月に「も」ですね!)ホームズを満喫しましょうね。

「ムック」という形なので、雑誌ほどはやくなくならないと思いますし、そう祈ってます。図書館の横断検索をかけてみたのですが、私の住む県では残念ながら所蔵館は今のところないようでした。

おお、YOKOさんに

ナツミさんと二人がかりで販促しちゃいましたね。私の評価はグラナダ版にかたよっていますが、ナツミさんは原作もBBC版もよーくご存知ですから、大丈夫です!

ところで私、YOKOさんはマイクロフト兄ちゃんがお好きだと思って、ゲイティス氏のことを特に書きましたが、あっていたでしょうか?書いた後で、あっているか不安になってきました。そう思う元になったYOKOさんの記事に後でお邪魔して、そこでまた質問しますね。

Blu-Rayはまだほんの少ししかみていませんが、画質、よくなっていました!

こちらの本、ようやく購入しました!
日本では、こんなにジェレミー・ホームズが詳しく載っている本は、今はないですよね。
(NHK版は、絶版したままですし)
うちのブログでもぜひ紹介したく思っています。
その際は、リンクよろしくお願いします。

最近は、ニューヨークでもホームズが活躍するんですね(笑)
色褪せないドイルの原作、次々と新作が出ますね!

リンク先の「ドイルとロンドン」斜め聞きしました。
前回は、「ジェレミーとロンドン」しか追いかけていなかったので、今度行くときはホームズとドイルのロンドンを探索してもいいなぁ、と思いました。

おお、りえさんもこの本を買われたのですね。

>日本では、こんなにジェレミー・ホームズが詳しく載っている本は、今はないですよね。
(NHK版は、絶版したままですし)

そう言えばそうですね。宝島のDVDムックの解説も詳しかったですが、この本のように一冊にまとまっているのを読むのは、また格別ですね。NHKでの放送をきっかけにNHK版の再版か改訂版が出ると、間違いなく狂喜乱舞するのですが。

ブログでのご紹介、楽しみにしています!

>前回は、「ジェレミーとロンドン」しか追いかけていなかったので、今度行くときはホームズとドイルのロンドンを探索してもいいなぁ、と思いました。

なるほど!でもりえさんの第一の目的は、次も絶対に「ジェレミーとロンドン」ですよね!

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 RM

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