Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

これはフォーラムのメンバー がごく最近、フォーラムへの投稿で教えてくれたことです (Thank you! ) 。とても面白いと思ったので、こちらでもご紹介します。

複数の映像作品のなかで、そして私服でうつっていると考えられる何枚かの写真で、ジェレミーが同じセーターをきている、しかも十数年にわたって、というのです。(ところで彼女はsweaterと書いていますが、日本では前あきのものはカーディガンと言うことが多いですね。ここで言っているのは前あきなので、これからはカーディガンと書きます。)私も何となく意識下で、このカーディガン、以前にみたのと似ているなあと思ったのは、先日「2つの表情の写真」でご紹介した、ArenaPALのサイトにあった2枚の写真をみた時です。ここではその内の1枚だけ、リンクをはります。
http://www.arenapal.com/imageflows/preview/t=arenapal&f=ARP1291440

彼女が指摘してくれた、映像作品でこれと同じと思われる服を着ているのは、

Thriller: One Deadly Owner (1974)
Haunted: The Ferryman (1974)
The Secret of Seagull Island (1979)
Seagull Island (1981)

ただし最後の二つは、後者はテレビのミニシリーズ、前者はそれを縮めたバージョンですから、撮影は一緒で1979年以前でしょう。

ここでは "Haunted: The Ferryman" の一場面を載せましょう。暗い顔をしているのは、不可解で衝撃的なことがあった後だからです。
TheFerryman3s.jpg

そしてこちらは、"Thriller: One Deadly Owner"の宣伝用写真です。宣伝用の服ではなく、作品中でもこのカーディガンを着ています。
Source: http://jeremybrett.info/tv_thriller.html
tv_thriller2.jpg

そして映像作品からではない普段の写真は、彼女が3枚、私が3枚みつけてきて計6枚あります(私があげた写真の内の2枚は同じ時に撮られたArenaPALの写真ですから、時と場所が違う写真という意味では5枚ということになります)。その中には上の"Haunted: The Ferryman (1974)" と同じ頃、またはその前かもしれないと思われるものから、"The Secret of Sherlock Holmes"の楽屋の外での写真まであります。この劇は1988年から1989年にかけてのものでした。 ですから、少なくとも14年は着ていたのですね。

このカーディガンには木でできたようなトグルがついています。そしてこのトグルは"Thriller: One Deadly Owner (1974)" の中で着ている服にも、1988-89年の楽屋の外での写真の服にもありますので、似ているカーディガンということでは説明がつかないと思います。

私が、彼女のこの発見を面白いなあと思った理由は三つあって、一つは、映像作品中で自分の服を着るということが、割とよくあったのだなあ、ということ。そう考えると、現代作品なら作品中の洋服が、ジェレミーがもともと着ていた服だった可能性があるのですね。ホームズではそういうわけにはいかなかったでしょうが。

二つ目は、ジェレミーが洋服を長く大切に着ていたのは素敵だなあということ。これはご存知の方も多いでしょうが、エドワード・ハードウィックが話してくれたエピソードを思い出させます。

「ジェレミーが好きな洋服で、よくみたのは、黒いカシミアのセーターと白いコットンのズボンでした。ある日私がスタジオについたとき、ジェレミーがタクシーから降りてきました。前にかがんで運転手に代金を払ったその時、洗濯を何回も繰り返して長く着ていたことがわかる、彼の白いコットンのズボンが、ウエストの部分の布が破れて地面に落ちたのです。ジェレミーはズボンと格闘しながらなんとか衣装部屋に入って行きましたが、その時のジェレミーのあの笑い声はリバプールまできこえていてもおかしくありません。ジェレミーを思い出す時はいつも、ジェレミーが笑っているのを思うでしょう。これ以上にジェレミーを賞賛する言葉を私は知りません。」(Bending the Willowより)

うふふ、ジェレミーの様子をありありと想像するのもよし、笑い声だけを思い浮かべるのもよし、です。

黒いセーターはよく覚えていて、ある時期のジェレミーでは、どの写真でも同じ服、と言っていいくらいですが、この白いカーディガンも多分長く大切に着ていたのですね。

そして三つ目は、あらためて映像をみなおした時の発見なのですが、このカーディガンと似ていて色が違うものを、"Hart to Hart: Death in the Slow Lane (1979)" や、"The Secret of Seagull Island (1979)" の中にみることができました。大きめの襟がついた丈が長めのカーディガンです。これも私服であるかどうかはわからないのですが、もしかしたらジェレミーはこういう形のカーディガンが好きだったのかもしれません。

こうして新しいことを知るのは大好きですし、その発見を通じて、アメリカに住む彼女と久しぶりにおはなしできたのが、とても幸せでした。ちなみに彼女は、以前こちらで書いたblooperも紹介してくれた人で、私にとって新しくて印象的なことを折々に教えてくれます。
グラナダシリーズのblooper(間違い、へま)その3

RM
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コメント

RMさん、みなさんこんにちは。
ジェレミーのカーディガン暖かそうですね!
イギリスの方は物を大事にすると、以前聞いた事がありますが、カーディガンもそこまで着てもらえると嬉しいですね。
もしかしたら奥さんからのプレゼントだったのかな?
ズボンと格闘しながら笑うジェレミー(^◇^;)
すぐに想像でしますね!
きっとお直しをして又愛用したのでしょうね。

トビィさん、こんにちは。

>ジェレミーのカーディガン暖かそうですね!

書き忘れていましたが、裏地もついていました。暖かそうですよね。

>イギリスの方は物を大事にすると、以前聞いた事がありますが、カーディガンもそこまで着てもらえると嬉しいですね。

はい、私もそう思います。そして、こういうことにも人柄があらわれるものですよね。それがうれしくて。

そしてズボン、想像できますよね!でも「お直し」のこと、私は考えていませんでした。そうですね、そういう気がしてきました!

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 RM

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