Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

無事に見つかりました、日本のことにふれているインタビュー記事。いえ、ほんの一言なんですけど、でも読んでいてJapanと出てくると、どきっとします。こちらです。

Beaver County Times - Nov 13, 1991
Jeremy Brett reprises his role as Sherlock Holmes
http://news.google.com/newspapers?id=D7UiAAAAIBAJ&&pg=1217,2695166

1991年11月ですから、プロモーショナル・ツアーに行った時のアメリカでのインタビューですね。掲載された新聞もアメリカのPennsylvaniaの新聞のようです。

最後の方です。


「ホームズを演じるのはとても大変ですが、そのおかげですばらしい経験をしていて、とてもありがたく思っています。買い物に行くと、まわりの人が立ち止まって話しかけてくれます。一生懸命やった仕事が認められずに終わってしまったのではない、と感じるのは幸せなことです。」

微笑みながら言った。「信じられません。フランスでは今また放送されていて、フランスからの観光客がロンドンにあふれているので、取り囲まれて動けません。うれしい気持ちで、言葉では言い尽くせないほどです。

「日本からもひっきりなしにやってきて、西ドイツでも好評です。今は80の国で放映されています。休暇にはアイスランドへ行きました。」



こんなふうに言っています。喜んでいる感じ、楽しんでいる感じが伝わってきて、うれしくなります。「一生懸命やった仕事が認められずに終わってしまったのではない、と感じるのは幸せなことです」というところを読むと、努力したけれども認められない時期を何度も乗り越えたてきたのだろう、とあらためて感じます。そして今、素直に純粋に喜んでいるのだろう、と思います。

ひとの好意にすごく感激したり、後先をあまり考えずにぱっと思いついたりする、いわば子供のように無邪気なところと、考えが深くて、人のこころの内を感じることができる賢いところと、ジェレミーはその両方を持っているところが好きです。

日本のことに戻りますと、日本から人がたくさん行ったのは、おもに「The Secret of Sherlock Holmes」の時だろうと想像します。その後もファンレターがたくさん届いたのでしょうね。もう一つご紹介する予定のインタビューは、日本からのファンレターについてです。

今日のインタビュー記事にはその他にも興味深いところがあります。たとえば、ドイルのファンで、パイプも吸うお兄様が、ジェレミーが元々はパイプを吸わないことは見たらすぐにわかる、と言ったそうです。私たちにはもちろんわかりませんが、どこか違うのでしょう。他のインタビューでは、ジェレミーがホームズを演じると決まった時、「全然似ていないのに!」とホームズファンのお兄様に驚かれたと言っていました。ジェレミーを子供の頃から知るお兄様、ホームズファンのお兄様からみたら、この組み合わせは信じられなかったのでしょうね。そして、大好きなホームズを自分の弟が演じることに、最初はもしかしたら、ちょっと嫉妬していたのかもしれません(うふふ)。(追記:「嫉妬」なんて強すぎる言葉ですね、うらやましいなあ "I envy you!" くらいの感じです、)実際に映像をみたら、納得なさったでしょうが。これが3人のうちのどのお兄様のことだったか、今度注意してインタビューを読んでおきましょう。ジェレミーの追悼式で司式をなさったお兄様だったかもしれない、と思います。

それから、ホームズの歩き方その他にも触れています。抄訳します。挿絵にあるような先のとがった靴で、ホームズの歩き方がわかった時に、役への入り方をみつけた。それから手の動き。ただ、ホームズの中の静けさの感じがまだつかめない。ホームズが話し続けている中で、どうやって不動の静けさを持つことができるのだろう。ホームズを演じるのはわくわくするような経験で、彼に次にどこに連れていかれるのか、全くわからない。

こんなふうに、このインタビューを読むと、ホームズを演じる喜びが伝わってきます。歩き方については、「ホームズの歩き方;1995年のインタビューより」でご紹介したインタビューでも言っていました。歩き方も手の動きも、役をつかむための大切な要素なのですね。ジェレミーのホームズの仕草、たとえば指を口元に近づける仕草や、時に少しスキップするような歩き方、片腕(まれに両腕)を後ろにまわす様子などを、あらめて思い出します。

RM
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コメント

記事が無事にみつかり良かったです(^^)

RMさん、こんにちは。

微笑みながら話すジェレミー。
ドラマのプレッシャーが大きかっただけに認められたことが、
本当に、ほんとうに嬉しかったのですね。感情が伝わってきます。

「The Secret of Sherlock Holmes」観たかったです!
録画(DVD)として残っていないのが残念です。(あるのかしら?)
音声では聞いたことはありますが、英語がサッパリわからない(;_;)

日本のことに触れているのも嬉しいですね。日本のイメージはどんなふうだったか知りたいです。
私は「シャーロックホームズ」を通じてですが、
演じたのがジェレミーでなければ今でもイギリスに興味が湧かなかったと思います。

余談ですが、ジェレミーが日本に来たらどこに遊びに行こうかなぁ?
と本気で考えてたら1週間じゃ全然足りませんでした(笑)

みつかりました、ホッ。

トビィさん、応援ありがとうございます、見つかりました!

>ドラマのプレッシャーが大きかっただけに認められたことが、
本当に、ほんとうに嬉しかったのですね。

同感です。父からは責任感を受け継いだ、と何かのインタビューで言っていましたから、責任感から来るプレッシャーも相当だったと思います。スタッフや共演者への、ドイルへの、そして世界中のシャーロッキアンへの責任を感じていたのでしょうね。アメリカでのインタビューの多くには、ほっとしたという感じがよくあらわれていると思います。

>「The Secret of Sherlock Holmes」観たかったです!

私もです!第一幕はすり切れるほど(?)聞きました。おかげで音としてはしみ込んでいて、でも意味はとれていないところも多いです。ただ、原作の文章がかなり忠実に使われているので、後で意味がわかったりします。それに対して第二幕はオリジナルの台詞が多くて難物で、しばらくは音楽のように聴くことになりそうです。ご存知でしょうが、台本が出ていますね。録画されなかったのは、本当に残念ですね。

>日本のことに触れているのも嬉しいですね。日本のイメージはどんなふうだったか知りたいです。

日本のイメージ、どんなだったのでしょうね。ジェレミーと話した日本のかたに、うかがってみたいですね。

>演じたのがジェレミーでなければ今でもイギリスに興味が湧かなかったと思います。

イギリスへの興味は、私は「秘密の花園」や「メリー・ポピンズ」などから始まりましたが、行ってみたいという感じじゃなくて、お話の舞台としてだけでした。行ってみたいと思うようになったのは完全に、ジェレミーを通じて、です!

>余談ですが、ジェレミーが日本に来たらどこに遊びに行こうかなぁ?
と本気で考えてたら1週間じゃ全然足りませんでした(笑)

わー、なんてすてきなんでしょう!

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 RM

Author: RM
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