Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

(今日は書くこと自体は、ジェレミーのお話ではありません)。

ジェレミーの最愛の妻、Joanは、膵臓がんで亡くなりました。がんがわかってから亡くなるまでは、かなりはやかったようです。1年たっていなかったのかもしれません。

膵臓がんは早期発見がむずかしく、進行が早いということを知ったのは、2007年6月11日に、ある作曲家の突然の訃報を新聞で読んだときでした。その作曲家、江村哲二氏のブログは時々読んでいて、5月31日の最後となった記事も、その死を知る前に読んでいたはずです。膵臓がんでしたが、ブログにはそれを思わせるものはありませんでした。ただ、今読み返すと最後の記事は、懐かしいような、そして時間をこえた不思議な感覚もおぼえる文です。まだ明るさの残る夕方に勤務先の大学の研究室を出て、満月に近い月をみながら、子供のころ、いくら歩いてもついてきた月のことを思い出しています。5月26日には自身の作曲した曲のコンサートがおこなわれ、その場でかなり長時間話もしています。おそらく手術も抗がん剤治療も、がんが発見されたときにはもうおこなえなかったのでしょう。47歳でした。

そして今日、以前よく行っていたある文筆家のブログにひさしぶりに行き、昨年11月にステージ4の膵臓がんがみつかり、抗がん剤治療をしていることを知りました。私が読んでいたころは、多分ほぼ毎日、自分が購入した古書の紹介をあまり長くなくたんたんとされていて、でも文章には古書への愛情がしっかりつまっていました。今はときどき闘病生活について、以前より少し長めの文章を書かれるのみです。抗がん剤の副作用の辛さの中で、友人知人に心配させないようにともかく書いている、という日もあるようです。

もう少し時間がほしい、書きたい本がまだある。希望を持つ日と絶望する日の記述が交互にあらわれるようです。彼女の治療が成功しますように。

私はこのブログをはじめてから次第に、生きることと死ぬこと、について書くようになりました。私にとってジェレミーは、生きることと死ぬこと、を教えてくれた人だからです。

でもやはり私はわかっていない。生きることと死ぬこと、をこんなにわかっていない。わかっていないことを認めよう。わかっていないとは思っていたけど、でもやはり、こんなにもわかっていない。

でもわかっていないことを認めて、これからも書いていこうと思います。

RM
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Author: RM
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