Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

7月はじめの「Mr Binksのこと(1)、でも脱線してTom Burkeのこと」の記事でご紹介したのが、イギリスの "Diana" という雑誌の1967年3月号に掲載されたインタビューでした。もっとも、このインタビューの中身については一行も触れないまま、「三銃士」の話題、Tom Brukeの話題になったのですが。

この雑誌はティーン向けということもあってか質問も答えもその多くが単純明快です。ジェレミーも楽しんでそういう顔をみせてくれたのかもしれません。そうであったとしても、33歳のジェレミーの一面がわかって面白いのです。とにかくいろいろな理由で、異色のインタビューだと思います。

たとえば、こんなです(抜粋しながら訳します)。


Source: http://www.brettish.com/JB_Meets_Diana.htm

"LUCKY PENNY TALKS TO JEREMY (D'ARTAGNAN) BRETT
by Lucky Penny
from Diana - The Paper for Girls Who Love Good Stories
25 March 1967, #214

( ウォリクシャーで生まれたのですね。学校ではどんな教科が好きでしたか。)
歴史と美術です。風景画と魚を描くのが好きでした。魚はよくみると、とても美しい色をしているんですよ。

(もしも他の人になれるとしたら、誰がいいですか。生きている人でも亡くなった人でもいいのですが。)
絶対クリストファー・コロンブスです。新世界アメリカを発見するなんて、すごくわくわくすることでしょうね!友達に言うんです、「新大陸を発見したんだけど、一緒に来ない?」って。

(もし俳優にならなかったら、どんな仕事をしているでしょう。)
イギリスで太陽が一番明るく長くさす場所に、厩舎をつくっているでしょう、そういう場所をみつけられたら、ですけど。それからほとんどありとあらゆる種類の犬を飼って、一緒に暮らしているでしょうね。犬は仲間として最高ですし、いろいろと役にたってくれます。

(どんな音楽が好きですか。)
音楽に関してはちょっとものぐさなんです。ちゃんと座って聴くというよりは、リラックスできるような音楽を流しておくのが好きです。



こんな感じです。他のインタビューではきいたことがないような内容がいっぱいです。でも、なるほどと納得することが多いです。

歴史が好きだったということも、なるほど!です。ホームズを演じる前に時代背景を知るために、ヴィクトリア朝に関する本をたくさん読んだ、と言っているインタビューを以前ご紹介したことがありました。(「becomerであること(1)」)ジェレミーは出演作品の背景についてもちゃんと調べてから、役になりきるタイプでしたね。

それから学校時代は美術が好きだった、と言っているのもここではじめて読みました。お兄様の一人が画家でしたし、息子さんのDavidも最初はイラストレーターでした。ジェレミーのおうちにも、たくさん絵が飾ってありましたね。そういえば、ジェレミーがいたずらがきみたいに、221Bの玄関を描き添えているサインがeBayに出ていました。

ジェレミーにとって、馬と犬が特別な仲間だったことが、あらためてわかりますね。ホームズを見て、ジェレミーは馬と犬が好きなんだろうなあ、とお思いになった方もあるでしょう。ずいぶん後の1991年のインタビューでも、引退したら田舎にもどって馬と犬と暮らしたいと言っていました(「Martin Clunesの伝記(2010);その1」)。それを実現させるだけの時間があったらよかっただろうなあ、と思います。こう書いて、読んでいる方を悲しくさせてしまったのでしたら申し訳ないです。私もずっと以前はジェレミーのことを思うと、しばしば悲しくなりました。でも今は悲しみよりも、もっと別の感情の方がとても強いのです。

音楽を流しておくということについてはMichael Coxが、ジェレミーのところに日曜日の朝電話をかけると、よく電話のうしろでヴェルディのレクイエムが流れていた、と "A Study in Celluloid" の中で言っていました。(But he loved the Verdi Requiem; it was often there in the background when he answered the phone on a Sunday morning.)


あはは、結局また今回も脱線してしまいました。前回よりは進歩してインタビューの中身に入りましたが、Mr Binksまで行き着きませんでした。でも、こういう気楽な感じで続けていきます。

RM
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コメント

RMさん、皆さん、こんにちは。

実は私…名前はトビィですが猫派なんです。σ(^_^;)(犬も好きですが)

私のイメージですが、英国紳士が猫を抱いているよりは、隣りで大型犬が寄り添う方が似合いますね。
ジェレミーもやっぱり、犬が似合います。
馬にまたがり颯爽と走る後を犬が追いかけて、まるで映画のワンシーン(勝手な妄想ですσ(^_^;)
ジェレミーの描いた絵はどんな色彩なんでしょう?きっと斬新な色使いなんでしょうね。
ジェレミーにもう少し時間があれば…と考えると悲しいですが、亡くなった人だと実感が湧かないのは、ジェレミーの不思議です。
Mr.Binksのお話を楽しみにしていますね!

トビィさん、こんばんは。

>実は私…名前はトビィですが猫派なんです。σ(^_^;)(犬も好きですが)

そ、そうだったんですね! でも一体私はどっちなんでしょう、大島弓子さんのマンガ「綿の国星」も「サバ」シリーズも「グーグー」シリーズも大好きなんです。まあ、お互いどっちも好きということで、大丈夫ですね!でも確かに英国紳士には犬かもしれませんね。

ジェレミーはどんな絵を描いたのでしょうね。クラパムのおうちの壁にかかった絵の中に、ジェレミーの絵もあったりして...。

>亡くなった人だと実感が湧かないのは、ジェレミーの不思議です。

ああ、とてもよくわかる気がします。

>Mr.Binksのお話を楽しみにしていますね!

ありがとうございます!こんな感じで、のんびりといきますね。

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 RM

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