Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

Edward Hardwicke(エドワード・ハードウィック)がグラナダシリーズのことを話している場面がある映像をいくつか知っていますが、特に思い出深いのは、エドワードが話すのにあわせてその全体が構成されている、2003年のインタビュー "Elementary My Dear Watson: An Interview with Edward Hardwicke" です。これは北米版のグラナダシリーズのDVDの特典映像です。エドワードが亡くなったすぐ後の記事で、ご紹介したことがありました。
2011年5月22日

市販されている作品はYouTubeにあってもアドレスを書かないようにしていたのですが、この時すでに書いてしまっていますし、DVDの本編ではなく特別付録としてつけられていた映像ですから、今回もアドレスを書きます。
Part 1: http://youtu.be/UCYzvzp9Z_Q
Part 2: http://youtu.be/d1FBZznsoXU

前回ご紹介したIMDbにある引用集の6番目は、他と同様出典が書いてありませんが、このビデオの中のエドワードの言葉を書き写したものです。


グラナダ・シリーズでの日々は、ものすごく幸せな時間でした。二人の名プロデューサー、Michael Cox と June Wyndham-Daviesがいて、ホームズ物語のことを本当によく知っていました。素晴らしい共演者たちも、演じることを心の底から楽しんでいました。わくわくしていました。生涯の友人がたくさんできて、今でもよく会っています。そしてジェレミーがいてこその、グラナダ・シリーズでした。とても心がひろくて、すばらしくユニークなジェレミーがいたからでした。本当に本当に幸せな時間でした。ジェレミーが亡くなったのは、すごくさびしく悲しいことです。さびしいです... 彼は素晴らしい人で、亡くなったのは本当に残念で、そして悲しいことに充分に報われたとは思いません。あの演技に対して何の賞もうけなかったのです。でもあのホームズの演技はいつまでも残ると確信しています。彼は素晴らしいホームズだったのですから。

"The whole series was a hugely happy occasion. Two wonderful producers, Michael Cox and June Wyndham-Davies, who were wonderfully knowledgeable about the stories. Lovely casts of people, these people were thrilled to be in it, they were *thrilled* to be in it. I made lifelong friends of a number of people I see frequently. And, as I say, dominated by Jeremy; hugely generous, wonderfully eccentric. But it was a very, very happy time and he's deeply and sadly missed. I mean, I miss him . . . he was an extraordinary man and a *great* loss and sadly, I feel, not honored enough for what he did; he didn't get any gongs for that performance. And it will be remembered, I'm sure, because I think he was an extraordinary Holmes."



映像ではこちらです。Part 2の7分28秒あたりからで、クリックするとそこから始まります。8分38秒までですが、途中一部が、上記のIMDbのトランスクリプトには含まれていません。
http://youtu.be/d1FBZznsoXU?t=7m28s


エドワードの声の調子とあたたかさは、独特ですね。いつもながら穏やかな口調で、表情もほとんどかわらず笑みもうかべず、淡々としているとさえ言えるかもしれません。"And it will be remembered, I'm sure, because I think he was an extraordinary Holmes." という胸を打つ最後の言葉でさえも穏やかです。でもだからこそ、こころの中にずっとある思いを口にしていることをうかがわせるように感じました。「ハードウィックはあたたかさに満ちたやわらかい語り口で話し、共演者であり友人でもあったジェレミー・ブレットのことを話す時には特にそうでした」という描写を紹介したことがありましたが、本当にそのとおりだと感じます。

他には、Part 2の4分45秒から5分28秒までで、ジェレミーがポラロイドカメラを衣装のポケットに入れて、クルーや共演者の写真をとって張り出した話のところで、「それで全員が家族の一員のように感じました。そしてその家族の中心にいたのはジェレミーでした。間違いなく、ジェレミーが中心の家族でした。("Jeremy led it, no question about it, he led it.")と言っています。前回トビィさんが、皆が家族のようだとジェレミーが言ったことを紹介してくださったので、この部分も思い出しました。こちらもクリックすると、その部分が始まります。
http://youtu.be/d1FBZznsoXU?t=4m45s

RM
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コメント

RMさん、みなさん、こんにちは。

エドワードの声の調子とあたたかさは(当たり前ですが)本人を表していますね。
ドラマでも時々ナレーションが入ってますが、聞き取りやすいですね。

グラナダ版はもちろんBBCでもそうですが、ホームズ物語のことを本当によく知っている人がいないと素晴らしいものはできませんよね。

>ホームズの演技はいつまでも残ると確信しています。彼は素晴らしいホームズだったのですから。
エドワードの言った通りになりましたね!ウフフ♪

トビィさん、こんばんは。

>エドワードの声の調子とあたたかさは(当たり前ですが)本人を表していますね。

私はジェレミーの声が好き過ぎて(うふふ)エドワードについてはあんまり意識していなかったのですが、今回意識してきいてみて、ジェレミーとは全然違うけど、好きだなあと思いました。淡々としているようで、あたたかいんですよね。

そしてエドワードが、二人のプロデューサーの名前をインタビューでわざわざあげたのも、いかにもエドワードらしいですよね。

>エドワードの言った通りになりましたね!ウフフ♪

本当ですね!

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 RM

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