Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

これがeBayに出たのは、今年の春ごろだったでしょうか。221Bの玄関のいたずら描きがかわいいですね!

JB221b.jpg

1981年に描かれたもののようですね。"A Study in Celluloid" によれば、グラナダテレビでホームズを演じないかという話をジェレミーが最初にきいたのは、1981年の秋だったそうです。

Like Dr Watson I have a poor head for dates, but I am reasonably sure that Jeremy and I first talked about Holmes in the autumn of 1981. We met for dinner at a restaurant in Charlotte Street: Jeremy, his son David, Doreen Jones and I.

一方、ジェレミーがワトスンを演じた "The Crucifer of Blood" は1981年1月17日までの上演でした。この絵が秋以降に描かれたのなら、ホームズを演じることが頭にあったからと想像できますし、秋より前なら1月まで舞台でワトスンを演じたことを思い出しながら、ということになりますね。単純に確率を考えれば、後者の可能性の方が大きいということになりますが、さてどちらでしょう。

この日付を調べていて意外だったのは、ワトスンを演じた時とホームズの話が持ち上がった時がこんなに近かったのか、同じ年だったのかということです。

そしてもう一つあらためて思ったのは、こんないたずら描きをするくらい、探偵とその友人が住むベーカー街221Bは、1981年の時点ですでにジェレミーのこころに確かな位置を占めていたということです。そのことはジェレミーのホームズを愛する私たちにとっても、うれしいことですよね。それがたとえ、ジェレミーが自分が演じる対象としてホームズを見つめ直す前、つまりグラナダ版の計画をきく前であっても。

いえ、もしホームズの話がある前だったのなら、ジェレミーはこの時すでにホームズを演じる運命にあったのだ、演じるべくして演じたのだ、と思いたくなります。



さて、NHKでのハイビジョン・リマスター版「シャーロック・ホームズの冒険」の放送が間近になりましたね。ウェブサイトはこちらです。
http://www4.nhk.or.jp/sherlockholmes/

わあ、そしてこんなページもいつの間に!「秋の夜長はシャーロック・ホームズ三昧」(「ドキュメンタリーなどが続々登場」ってどういうことでしょう?! )
http://www2.nhk.or.jp/navi/holmes/


うれしいですね!実は私は「あまちゃん」も「半沢直樹」も一回も観ていないというテレビと無縁の生活なので、これも観ることができないのですが、でもこうして久しぶりにテレビで放映されて、楽しみにしている方がたくさんいらっしゃるのが、とてもうれしいです。私もこれにあわせて、Blu-rayで観ましょうか。

私が宝島社DVDムックの発売がきっかけで、ジェレミーのホームズと再会して今に至っているように、日本中のたくさんの方がこれを機会に懐かしいホームズを堪能し、あるいは新しく出会って、この作品の素晴らしさとジェレミー・ブレットという俳優の魅力を感じる時が間もなく来るのを、わくわくしながら待っています。

RM
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コメント

RMさん、みなさん、こんにちは。

ジェレミーの絵可愛いですね。
いたずら書きでも特徴ある物が描けるのですから、腕前はプロですよね。
時間があれば、もっとたくさんの絵を描いていたかも。

ジェレミー演じるワトスン。
RMさんが以前画像をUPされているので初めて見ました。
イメージのままのワトスンらしい、本当の英国紳士ですよね。

ナツミさんが「あまちゃん」にハマっていますね。
「半沢直樹」はあまり見ていませんでしたが、まわりでは「じぇじぇじぇ!」と「倍返し」のオンパレードです(笑)

ドキュメンタリーって何でしょう?!
ジェレミーの特集でもあるのでしょうか??
ジェレミー三昧で興奮して眠れない日々が続きそうです(´ω`)

トビィさん、ジェレミーの絵、かわいいでしょう!

>時間があれば、もっとたくさんの絵を描いていたかも。

おうちの写真をみると、壁にたくさん絵がかかっていたので、ジェレミーのもあったかもしれませんね!家族が描いた絵か、家族を描いた絵だ、と言っていた記事がありました。

ジェレミーが演じたワトスンは、すごーく格好いいワトスンでしたね。そう、英国紳士でした。

「あまちゃん」の話題はナツミさんのところでもYOKOさんのところでもありましたね!トビィさんのまわりでもそうだったのですね。

ドキュメンタリー、気になります。イギリスやアメリカで放送された、ホームズの映像作品やドイルに関するドキュメンタリーかしらと思いますが、ジェレミーの特集だったらもう、「テレビとは無縁の生活」なんて言っていられなくなります!

221Bのドア

RMさん、トビィさん、お二人共こんにちは!

ジェレミーのいたずら描き、素直なタッチがかわいらしいですね!RMさんのサイトの背景の布の質感に、とても似合っています。バッグにして持ち歩きたいくらいです!お裁縫は苦手なのですが…

ところで、この絵はグラナダ版ドラマの玄関に良く似ていますが、描かれたのは製作以前なのですよね?
この、上部が丸くて、番地が描かれたデザインというのは、ホームズの家のドアの一般的なイメージなのでしょうか。それとも、この落書きをもとにグラナダ版のドアがデザインされたのかな?気になります!

「あまちゃん」は友人がDVDを買ったのですが、まだ観られていないのです。だからまだファンになる前夜、といった感じです。内容も楽しみですが、誰かと感想や意見を言い合ったりしながら同じものを観られるというのはうれしいことですよね。今夜からのグラナダ版放送も、皆さんとご一緒に楽しみたいです。

ところで、お二人のおっしゃっているドキュメンタリーは、ひょっとしたらこれでしょうか?(『三昧』というくらいだから、他にもあるのかもしれません!)
「BS世界のドキュメンタリー”科学捜査官”シャーロック・ホームズ」
http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html?week=20131104

面白そうですね!グラナダ版再放送には結局BSの契約が間に合わなかったのですが、放送日までにはなんとかしたいです!

私も同じ疑問を感じました!

ナツミさん、ドキュメンタリーのこと、さっそく教えて下さってありがとうございます。アメリカかイギリスで製作されたのでしょうか。詳しい内容については「少々お待ちください」と書かれていますので、楽しみに待つことにします。

さて、ジェレミーのいたずら描きについて、

>RMさんのサイトの背景の布の質感に、とても似合っています。

そう言えば生成りの布のような色の紙に描かれていますね!

これは81と書かれたのを信じれば、グラナダ製作以前ということになります。(その前にそもそもこれは本物か、という疑問も当然私は考えたのですが、いくつかの理由で偽物ではないと思っています。)

>この、上部が丸くて、番地が描かれたデザインというのは、ホームズの家のドアの一般的なイメージなのでしょうか。

まさに私が思ったことと一緒です!これが一般的なホームズの家のイメージ、あるいは当時の普通の家のイメージなのでしょうか。

ジェレミーはシドニー・パジェットの挿絵を元にイメージしたのでしょうか、"The Crucifer of Blood" の舞台装置に玄関があったのでしょうか。後者については写真をみたことがありません。それで、いくつか資料が手に入るものについて比較してみました。

a. グラナダシリーズ
b. Sidney Pagetの挿絵(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d8/A_Scandal_in_Bohemia-09.jpg
c. The Sherlock Holmes Museum(http://en.wikipedia.org/wiki/File:221B_Baker_Street,_London_-_Sherlock_Homes_Museum.jpg
d. BBC版(http://lauratolton.deviantart.com/art/221b-BBC-Sherlock-location-360046894http://www.sherlockology.com/locations/221b
e. "Sherlock Holmes on Screen"の本の244ページにある、Peter Cushingがホームズを演じている写真

ジェレミーの絵と同じもの
上部の半円形(a-eすべてで、ある)
その上の放射状の線(bでは半円形の中に放射状の線、c,d, e ある、aはないが、通りをはさんで向かいの家にはある)
ドアノッカー(b,e 不明、a, c, d ある)
ドア板の四角の模様(b 不明、a,c,d,e ある)
221bという番地の表示(b 不明、a,c 同じ場所、d,e ドア本体、ただし小さくて読めないeを除いていずれも大文字のB)

となりました。思いがけず、挿絵は細部がわからないところも含めて、残りの4つと違っていました。パジェットの挿絵で、玄関が描かれているのはこれだけでしょうか?

残りの4つとジェレミーの絵はずいぶん似ているのです。これはやはり、イギリスのこの頃の家の共通の特徴という気がしてきました。BBC版は、実在の建物を使っているのですよね。制作者の頭の中にこういうイメージがあって、ここを選んだのでしょうか。

コメントをいただいたのがきっかけで、おもしろい調べものができました。ありがとうございました!

わ~い!

細かく調べていただき、ありがとうございました!
パジェットの挿絵、私も全部把握できているかわからないのですが、手持ちの本と画像検索をかけた限りでは、玄関が描かれたものはこの「ボヘミアの醜聞」の場面以外にみつかりませんでした。見つけたら書き込ませていただきますね。

221B door でも画像検索してみたのですが、やはり半円形は大抵ついていますね。やはりこの頃建物の共通の特徴なのでしょうね。
どうやら、石づくりの建物を建てる上で力学上アーチが必要なようで、そこに四角いドアをつけるとなると上部に横木をわたすことになり、この半円が生まれる。ルネット(小さな月)とか、装飾的なものはティンパヌムとか呼ばれるそうです。私は知りませんでした!木造建築の国で暮らしていると、このアーチ自体なかなかお目にかからないので…

BBC現代版にあの建物が選ばれた理由、どこかで聞いたような気がするのですが忘れてしまいました、すみません…どのみち、古い石づくりの建物であればあのアーチがある可能性は高いようですね。

NHKのドキュメンタリー、もうひとつ見つかりました。

地球ドラマチック「名探偵シャーロックは今も生きている!?」
http://www4.nhk.or.jp/dramatic/x/2013-11-02/31/66067/

祝・NHK放送!

RMさん、ナツミさん、みなさん、こんにちは。

挿絵チェック素晴らしいです。
私は細かな作業が苦手なので教えて頂くと助かります。

グラナダ祭り!!
昨夜は興奮して寝つけませんでした(笑)
DVDで観るときは日本語字幕なので、露口さんの吹き替えは初めて聞きました。
流暢な日本語を話すジェレミーも素敵ですね。

ナツミさんドキュメンタリーのアドレスありがとうございます!!
「地球ドラマチック「名探偵シャーロックは今も生きている!?」 は原作者の声とありましたが、ドイルの肉声ですよね!?
11月が待ち遠し~(≧◇≦)

そんな名前が

ナツミさん

>どうやら、石づくりの建物を建てる上で力学上アーチが必要なようで、そこに四角いドアをつけるとなると上部に横木をわたすことになり、この半円が生まれる。ルネット(小さな月)とか、装飾的なものはティンパヌムとか呼ばれるそうです。

初めて知りました!名前もちゃんとあるとは。あの半円は単に装飾のためではなく、でも装飾的にもできる、という場所なのですね。

>NHKのドキュメンタリー、もうひとつ見つかりました。

ありがとうございました!写真の下に書いてあるStoryline Entertainmentという会社名で検索したら、カナダのトロントにあって、ここが作った "The Real Sherlock Holmes" という原題のドキュメンタリーを放送するようですね。この番組のFacebookのページには、Mark Gatissのインタビューが含まれる、と書かれていましたので、彼のファンは嬉しいでしょうね。うらやましいなあ。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=363485507065051

私も観ました!

トビィさんも大興奮で眠れなかったのですね!観られないはずの私も観ました!今、たくさんの人がわくわくしながら待っているのだなあ、今、オープニングシーンに胸がいっぱいになっているのだろうなあと思って、幸せでした。

>DVDで観るときは日本語字幕なので、露口さんの吹き替えは初めて聞きました。

私も普段は英語ですが、最初は露口さんの吹き替えでしたから、懐かしいです。名吹き替えですよね。

>流暢な日本語を話すジェレミーも素敵ですね。

うふふ、世界中でジェレミーはいろいろな言葉を話しているんですよね!

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 RM

Author: RM
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和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

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