Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

ホームズとワトスンの友情について、ジェレミーがインタビューで語っていることは、時期によって違っていると感じています。それが原作の解釈がジェレミーの中で変わっていったからなのか、そのように演じたいというふうに気持ちが変わっていったのか、それともインタビューで同じ答え方をするよりも、違う角度から話したくなったのか、私にはまだよくわかりません。わかる時は来ないかもしれませんね。ホームズは一筋縄では行かない複雑な人ですし、ジェレミーもまたそうだと感じますから。

私は上にあげた三つの理由は、それぞれ程度は違ってもすべて当てはまるように感じています。そしてさらに、病気も原因の一つになって、その時々でジェレミーの気持ちが揺れていた、ということもあるかもしれません。インタビューアがそれに類する推測を書いていた例を二つ知っています。一人はインタビューの中での揺れ、もう一人は複数のインタビュー間での揺れを言っていました。

でも、英語のニュアンスが全く理解できない私が、こんなふうに推測の上に推測を重ねるのはおかしいと思われるかもしれませんね。私はただ、ものすごく遠くからであることを承知で、ジェレミーの気持ちを感じたいと思っているだけです。

さて、それではホームズとワトスンの関係について話している、あるインタビューをご紹介しましょう。「最後の事件」を撮り終えて、二度目の奥様のJoan Wilson のいるアメリカへ戻った間の1985年4月にニューヨークで行われたインタビューからの引用です。


"Interview with Jeremy Brett"
By Rosemary Herbert
The Armchair Detective, vol.18, no.4, 1985

Herbert: シリーズでのホームズとワトスンの関わりあいかたがとても好きだったのですが、David Burke(デイビッド・バーク)とどんなふうにこの二人の関係を表現したか、話してくださいますか?

Brett: 二人で話して、いろいろなことを考えたのですよ。デイビッドの性格と私の性格からすれば、私はとにかく誰かに少し寄りかかることになります。ホームズのような役がこわいのは、孤独に陥りがちだということで、これはとても危ないことだと思います。本当にこう言えるか確かではありませんが、この役を演じた役者の多くが誇大妄想気味になったと思います。たった一人でホームズを演じようとするのです。私は一人を好む性格ではないので、これはとてもむずかしい、だからこの役はとてもむずかしいのです。

H: あなたとデイビッドはセットかどこかで、二人の役をどう演じるか相談したのですか?

B: (スタジオがある)マンチェスターはロンドンから150マイル離れているので、そこまで列車で2時間半の旅なんです。何度列車でかよったことか!


Herbert: I loved the interaction of Holmes and Watson in the series. Can you tell us how you worked on this with David Burke?

Brett: We talked and munched it through. The very nature of David and the very nature of me means in any case I'm going to be leaning a little bit on somebody. A part like that can be very frightening because you're so alone. I think this is the great danger. I'm not sure that it's true, but I think that many actors who have played this part have become megalomaniacs to a degree. They try to do it alone. By the very nature of my not being a loner, I find that very difficult; that's why I find the part so difficult.

Herbert: Did you and David discuss your parts on the set or elsewhere?

Brett: Well, Manchester [where the studio is located] is one hundred and fifty miles from London, so we had about a two-and-one-half-hour train journey—and God knows how often we made that!



ジェレミーとデイビッドは、列車の中でどんな話をしていたのでしょう。俳優どうしの話、ホームズとワトスンをどう演じるかの議論、きいてみたかったですね。そして友人としての二人の会話も。ホームズの話ではありませんが、こちらで、列車の旅での楽しい逸話をデイビッドが話しています。
いたずらっ子ジェレミー(とデイビッド)(2)

このインタビューではここからさらに、ホームズとワトスンについて話しています。

RM
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コメント

RMさん、みなさん、こんにちは。

>ジェレミーがインタビューで語っていることは、時期によって違っていると感じています。
RMさんの言う英語の解釈の違いかもしれませんが、ホームズに対しての考え方も違っていますよね。
感受性が強いからもしかすると、インスピレーションで話したり相手を楽しませようと、わざと言ったりしていたのかも?!

移動中の列車の中。
ホームズもよく列車移動していますよね。
一番に浮かんだのは「まだらの紐」。あんな感じに向かい合って話していたのでしょうか?
ホームズとワトスンそのままの関係ですよね。

2時間半「ジェレミーとの旅」あっという間に時間が過ぎそうです。
日本みたいに駅弁とか食べてたのかな?

トビィさん、

>インスピレーションで話したり相手を楽しませようと、わざと言ったりしていたのかも?!

私もそんなふうにも感じます!あらかじめ考えていたりせずに、その時その時の感じで話しているんでしょうね。

>一番に浮かんだのは「まだらの紐」。あんな感じに向かい合って話していたのでしょうか?

あのシーンを思い出しますね!あのシーンと違うのは冗談もいっぱい出て、大笑いもしただろう、ということですね。

お昼、どうしたんでしょうね。サンドイッチでしょうか?いろいろ想像すると楽しいですね!

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 RM

Author: RM
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