Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

NHKでの放送、先週は"Devil's foot"(悪魔の足)だったのですね。それでこの作品に関するいろいろなことを思い浮かべていました。このブログでは、リハーサルの時のことと、コカインを捨てるシーンについてジェレミーがドイルの娘さんに承諾をとった話を書いたことがあります。
「悪魔の足」のリハーサル初日:The Black Box Clubのウェブサイトより

それ以外にもいろいろなシーンが思い出されます。たとえば、ホームズがワトスンを「ジョン!」と呼んだこともそうです。

David Stuart Daviesの本、Bending the Willowには短く、"[...] it was Brett who decided to cry out Watson's first name, 'John', when he emerged from his near-fatal experiment with the drug."(毒物の実験でほとんど死にかけて意識がもどった時に、ワトスンのファーストネーム「ジョン」を叫ぶと決めたのはブレットだった。)と書かれていますが、米国版DVD全集についていたブックレットにはもう少しくわしく、ジェレミーの言葉が引用されています。


毒によって半ば意識を失っていたホームズの目がさめた時、理性による抑制がはずれた状態で、友人のワトスンを思わずクリスチャンネームで呼ぶ。これは正典では起きなかったことである。議論を招いたこの瞬間について、ジェレミー・ブレットは雑誌Scarlet StreetでインタビューアのDavid Stuart Daviesにこのように言っている。

「ホームズはその時、意識が半分しかもどってなかったんですよね。彼がワトスンを『ジョン』と呼ぶなら、この時しかなかったのです。死に瀕したような危険な状況では、ホームズは『ジョン』と呼ぶかもしれないと思います。それでまた別の見方が生まれます。僕がホームズに『ジョン!』と言わせたのは、彼のこころの奥底は、よく言われるような『理性だけで感情がない』というのではなく、ちゃんと何かがあることを示すためでした。」

When Holmes awakens from his drugged stupor, he's so out of control that he calls his friend and companion by his Christian name, something that never actually occurred in the canon. Jeremy Brett defended the controversial moment to Scarlet Street interviewer David Stuart Davies.

"Well, Holmes is semiconscious at the time, right? It really was the one time that he could call him John. I think in extremis he might have said 'John.' It gives another slant to it. I slipped in 'John' just to show that, underneath it all, there was just something more than what they say, that Holmes is all mind and no heart."


From the DVD booklet for "Sherlock Holmes: The Complete Granada Television Series", 2007
By Richard Valley


ジェレミーは、普段のホームズは友人のことを「ワトスン」と呼んでいても、意識がもうろうとした状態、身体的に危険な状況では、思わず「ジョン」と呼ぶだろうと思っていたのですね。

RM


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昨日7月1日の、憲法解釈変更の閣議決定は衝撃でした。私にとって二つの衝撃がありました。一つは国の憲法の特に大切な部分の解釈が、ある一人の人の力によって、国民にも議会にもはかられずに変更された、という点です。それではこの国は立憲国家でも民主主義国家でもないのでしょうか。

二つ目は、他国に出て行って人を殺さねばならない若者、殺される若者が出る可能性と、自国にいてさえ報復攻撃で死ぬ人間が出る可能性が高まったことです。

これからの動きを見続けること、次の選挙まで忘れないことが必要だと思います。現政権のおかげで景気がよくなったとしても、給料や時給があがったとしても、一つの国にとって本当に大切なのは、そんなことなのでしょうか。私はそうは思いません。

RM
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