Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

前回に引き続いて、というより前回は触れずじまいだった本題にやっとはいって、Lestrade警部の名前をどう発音するかについて、下記の本に書いてあったことをご紹介します。

The Sherlock Holmes Miscellany
By Roger Johnson & Jean Upton
The History Press, 2012
http://www.amazon.com/dp/075247152X

「これの正しい発音はどうなんですか?たとえば...。」

ホームズの物語は舞台・映像・ラジオなどで何度も演じられていますが、登場人物の名前の発音についてはいろいろと論議されてきました。

まずはLestrade警部の名前の読み方からみていきましょう。彼の名前はフランス語由来で、その元々の発音は口を広くあける"a"の音、つまり「レストラード」でしょう。初期の多くの映像作品ではこの発音を使っています。でもDame Jean Conan Doyle(デイム・ジーン・コナン・ドイル)と話すなかで、お父さんのドイルが彼女のために声に出して本を読む時、お父さんはいつも長くのばす"a"の音、つまり「レストレード」と発音していたということを教わりました。ドイルの身内からのこの間違いのない情報を得て、この発音をジェレミー・ブレットは選びました。


WHAT'S THE CORRECT PRONUNCIATION OF ...?

In the many dramatisations of the stories there has been much debate over the pronunciation of the names of some of the characters.

Le't first deal with Inspector Lestrade. The original French pronunciation of his name would have a broad 'a' as was used in most of the earlier films; 'Le-straahd'. However, in conversation with Dame Jean Conan Doyle we learned that her father, when reading aloud to her, always pronounced it with a long 'a': 'Le-strayed'. With such impeccable insider knowledge, this is what Jeremy Brett chose to use.


私は初期の映像作品をちゃんと観ていないのでわからないのですが、「レストラード」が多かったのですね。

英語版WikipediaのInspector Lestradeのページの、"Granada Television series"の項にもわざわざ、「映像や音声作品ではフランス式の発音を採用するのが普通であるが、それとは違いこのシリーズでは長くのばす"a"の音、つまりtradeと韻を踏む音(訳注:「レストレード」)で発音された(Unusually, in this series, Lestrade's name was pronounced with a long a sound, rhyming with "trade," as opposed to the usual practice in screen or audio adaptations of using the French pronunciation.)」と書かれていますから、おそらくそれまでの有名な作品、たとえばBasil Rathbone(バジル・ラスボーン)がホームズを演じた作品でも「レストラード」だったのでしょうね。

グラナダシリーズではそれまでとは違う「レストレード」という発音を使うようにしたのは、デイム・ジーンが話してくれたことにもとづいてジェレミーが決めたということを、今回はじめて知りました。デイム・ジーンのこともジェレミーのこともよく知っていたこの本の著者が書いていることですから、他で読んだことがない記述ですが、信頼性が高いでしょう。

正確にはプロデューサー、ディレクターも含めた話し合いの中で決まった、つまり「グラナダ・チームが決めた」と言うべきかもしれませんが、でもご存知のようにジェレミーは、ドイルの物語をできるだけそのまま映像化することに積極的・主体的に関わったひと、プロデューサーと共にその中心となったひとですから、ジェレミーが決めた、と言っても言い過ぎではないのだと思います。

ところで、日本の翻訳書では「レストレード」が多いようです。日本語のWikipediaでも、ページの題は「レストレード」となっていて、「訳者によりレストレイドの表記も用いられる」とは書かれていても「レストラード」はありません。「レストラード」と発音する英語圏の映像・音声作品が日本に入ってきても「レストレード」を使い続けたのには、理由があったのでしょうか。ドイルがそう発音していたという情報が入ってきていたのでしょうか。もっとも特別な理由があったわけではなく、外国名のカタカナ表記は、一度使い始めたらよほどのことがなければ変えない、という日本の習慣のためという可能性もありますね。ご存知の方はどうぞ教えてください。

また、BBCの"SHERLOCK"では、たしか「レストラード」でしたね。この選択については今回の本では何も言及していませんが、もしかしたらラスボーン版への、あるいはそれも含めたグラナダ版より前の作品へのオマージュがこめられているのかもしれないと想像しました。

RM
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コメント

こんにちは!

こんにちは

御丁寧に追伸まで頂いて、恐縮しております。。
日本語字幕を観ない、というのは凄いなあと思いましたが、思えば、言葉は一義的ではないので、そのように、いつかわかってくる、というような捉え方というか姿勢がいいのかもしれないなあと思いました。。
言葉って、単に字面だけではないですよね。そのシチュエーション、イントネーション、、、様々なものも絡みますし、その意味は、自然と湧き上がってくるもので、それは解釈する側にも左右されますよね(まあ、母国語もそうですよね。。。)。

レストレード警部の発音について、二度にわたる考察、とても興味深かったです。
あちらこちらのリンクに拍手をしていました(笑)。
殊に、紳士なジェレミー、子供に対するジェレミー、、、。思いやりの深い人であったことはわかりますが、特に、天性のものとして、「人の心を瞬時に察知し、手を差し伸べる能力」を持っている人のようですね。他の人には、すごく気遣いの人であるとか、階級のある人なのに腰が低い人であると捉えられますが、そういう人たちは、本能で反射的に体が動くようなんです。たまにいます。そうした繊細な神経をもっていたことも、病を得た原因の1つかもしれませんが。。。おそらく、ジェレミーの瞳や声に特別な光と波動を感じるのは、こうした独自の感性をもっていることもあるかもしれません。

レストレード警部の発音は、面白いですね。
私が子供のころ読んだ、あの青い本では、確かレストレードでしたし(今は、Davidという名前も、デービッドではなく、デイビッドというくらいなので、今ならレストレイドになるかな?)、グラナダ版でもそうなので、そんなに議論があったとは知りませんでした。
やはり、tradeの読みと捉えるのが素直な気がしますが、フランス語由来であることなど、いろいろ考えられてレストラードと発音されることもあるのですね。現代版のシャーロックでは、意識していなかったので、放映始まったらレストラードを聴いてみます!

いえいえ、あれは怠け者のしるしで。

はまぐりさん、こんばんは!

「追伸」を書いたのは、本文で大切なことを書き忘れるという、うっかり者のしるし、そして日本語字幕を見ないのは、怠け者で適当な人間のしるしなんです。私、推理小説でさえ、その日に好きなところから読み出して、次の日もまたパラパラとページをめくって好きなところから、なんていう読み方をします。だからネタバレも気にならないし、ひととおり読み終えたようだという時に、トリックはなんとなーくわかったけど、その細かいところはわからないなんていうことも結構あります。

>言葉って、単に字面だけではないですよね。そのシチュエーション、イントネーション、、、様々なものも絡みますし、その意味は、自然と湧き上がってくるもので、それは捉える方にも左右されますよね

本当にそうです。何度も読んだりみたりきいたりするうちに、自然に感じられるようになってくるもの、印象がかわるもの、イメージが広がるもの、いろいろありますね。それをのんびりと待つのも、考えてみればずいぶん贅沢な楽しみ方ですね。

>あちらこちらのリンクに拍手をしていました(笑)。

わあ、ありがとうございます!拍手をいただくと、楽しんでいただいていることがわかって、うれしいです。

>「人の心を瞬時に察知し、手を差し伸べる能力」を持っている人のようですね。

本当ですね!はまぐりさんのその表現で、ジェレミーに関してたくさん思い当たることがあります。まさにそういうひとですね。

>そうした繊細な神経をもっていたことも、病を得た原因の1つかもしれませんが。。。

そうかもしれませんね。喜びも悲しみも人一倍感じる、それが自分のことでもひとのことでも。そういうひとは、感情がゆれ動いて苦しい時もあるでしょうね。

レストレードの発音、私もグラナダ版の時は意識していませんでした。BBC版は確か元の音声ではレストラードで、自分では確認していませんがネットで検索したところ、日本語吹き替えと字幕はレストレードのようです。日本語版では翻訳やグラナダ版でなじみがある発音に変えた、ということなのでしょうか。それもまた面白いですね。

ありがとうございました!

ご丁寧なお返事、有り難うございました。今日のコメント、自分が書いた文が整合性が取れていなくて少し編集しましたが、ほとんど一緒なので気にされないで下さいね!

RMさんの本の読み方も面白いですね!
私は完璧主義で、きっちり前から読んでいかないと気がすまない人間で、おかげで、疲れたり飽きたりして進まず投げ出した洋書が沢山ありますよ。エデンの東、指輪物語。。(笑)。洋書はまず読み通せないです。。
グラナダも、精聴やシャドウイングに使うシナリオは、同じシナリオをオーディオにして何十回とイヤホンで聴いていて、単語の一個も漏らさず聞き取れ、丸暗記しないと気がすまないんです。。多分、百回くらいは聴かないとダメですが。でも、いくら聴いても耳に触らないジェレミーの声はさすが。

BBC版、日本語吹き替えと字幕はレストレードとは、これまた興味深いです。日本人に馴染みがあるようにしたのですね。

また宜しくお願いします!



はまぐりさん、こんばんは!

編集の件、合点承知之介です。承認制なので編集も面倒で、申し訳なく思っています。

指輪物語は私も挫折しました!私が最初に読んだ洋書はナルニア物語の「ライオンと魔女」で、大学一年の夏休みでした。なんとか読めた嬉しさに次に挑んだのが指輪物語だったのですが、数ページ読んであきらめました。全然わからないのですもの。それ以来洋書とはずっと無縁だったのですが、とにかくたくさん読む「多読」という考え方を知って、学習用に語数を制限した「グレイデッドリーダー」のレベル1から読み始めたのが、7、8年前だったと思います。辞書をひかずに本をたくさん読むというのが私の性分にあっていたようです。

>グラナダも、精聴やシャドウイングに使うシナリオは、同じシナリオをオーディオにして何十回とイヤホンで聴いていて、単語の一個も漏らさず聞き取れ、丸暗記しないと気がすまないんです。

これは多分、すごく力がつく学習法ですよね!昔読んだシャドーイングに関する本でも、完璧にできるようになるまで、一つの材料をずっと使うようにすすめられていました(でも、できませんでしたけど。)

>聴いても耳に触らないジェレミーの声はさすが。

ジェレミーの声なら、私も百回でも大丈夫だと思います!

やはり、すごい!

「レストレード」と「レストラード」の違い、深く考えたことがなかったです。Watsonを日本語で表記する時ワトスンにするかワトソンにするか、という議論はよく見かけますが、これは正解がない議論ですから、レストレード問題に対しても似たような感覚でいました。
でも、こちらは翻訳上の問題ではないですから、原作者の意図に沿ったほうが良いに決まっていますよね。グラナダ版ドラマは、こんなところにまでドイルへの敬意が行き届いていたのですね!

RMさんにジェレミーのお話を教えていただくたび、彼の態度にいつも驚かされます。私はこんなに真摯に仕事ができているかしら?関わりを持った人々に敬意を持てているかしら?と反省してしまいます。

指輪物語はむりです。

わあ。ありがとうございます!
指輪物語は挫折ですよねやはり。。

多読の効用、そうですね!効果あるんですね。RMさん、達人ですもの。訳も大好きです。
RMさんも過去に書いていらっしゃいましたが、洋書はかさばるので、電子書籍も使うようになってきたと。
私も、本の感触が大好きですが、さすがに今は併用しています。何かおすすめの洋書がありましたら教えて下さい。短かくて簡単なの。。((笑)。時間できたら読みたいです。

私も今週は、英語字幕だけで日本語なしで、数本見てみたんですよ。さすがに英語字幕は必要ですが、そうしたら、わかりました。
もちろん部分的に知らない単語とか、わからないこともあるのですが、ちゃんと筋が追えるのです。
それまでは、わからないところがあると止まっていたのですが、外国語なのだし、知らないことがあって当然ですよね。それを推測したり想像したりしながら進むのが外国語なんだなあと。。。それに、流れるうちに後でわかったりしますし。
それに、おおらかな気持ちでみると、ドラマももっと面白いのです!
なんだ、わかるやん!と思った最初の作品が「第二の血痕」で、最後嬉しそうに飛び上がるホームズの画と音楽が素晴らしい作品で、自分も飛び上がりたくなりました((笑)
そのあと何本もいろいろ見ちゃいました。
そのうち、英語字幕もなしでわかるようになるかしら。。

でも、ジェレミー、すごいです。こうやって浸っているせいか、もうどこまでがジェレミーで、どこまでがホームズだかわからないです。すごい役者さんだと改めて思います。
それにドラマの作りも、言い尽くされてはいるもののいくら称賛しても足りないですよね。。何度も版を変えて発売されるわけがわかります。

それにジェレミーが聴かせるこの独特のリズム。私、歌舞伎なども大好きなのですが、歌舞伎の台詞回しには独特のリズムがあるんですよね。何か、それを思い出しました。そう、名調子、などといいますが、その調子かな。
どの言語にもあるんですね。
そうした共通点をみつけて、ますます楽しくなりましたよ!

これからよろしくお願いします!



責任感と、ドイルとのつながり

ナツミさん、こんばんは。「時々日記」も楽しんでいます!そして、ナツミさんの数年前の記事に最近コメントがついていたので、あらためてその記事と当時の私や他のかたのコメントも読むと、とても懐かしい気持ちになります。

さて、本題です。

ジェレミーは責任感がとても強いと感じます。ドイルへの責任とシャーロッキアンへの責任。そして、デイム・ジーンを通してドイルとつながっていることが、ジェレミーの誇りと喜びだったのではないでしょうか。だからデイム・ジーンから「レストレード」という読み方をきいて、とても嬉しかったでしょうね。

BBC版などが「レストラード」としていること、多くの映像作品での伝統に連なっているということで、これはこれで納得できます。

思えば、ドイルと親しくつながっていると感じることができたホームズ俳優は、ジェレミーが最後だったのかもしれませんね。デイム・ジーンはジェレミーが亡くなった2年後に世を去っています。

そしてデイム・ジーンの言葉によれば、ジェレミーは、ホームズを演じる俳優として唯一、デイム・ジーンに会いに来たそうですから、ジェレミーの俳優としての態度は特別だったのですね。

本とジェレミーの話なら、いくらでもできます!

はまぐりさん、好きな本の話なら私、とまりません!はまぐりさんも、本という形も感触もお好きなんですね。

好きなのはたくさんありますが、グレイデットリーダーを卒業する頃読んだということもあって思い出深いのは、Patricia MacLachlanの"Sarah, Plain and Tall"です。そしてProject Gutenbergをのぞいたら、子供の頃に読んだ懐かしい本がたくさんあって大喜びでした。もう読んでいらっしゃるかもしれませんね。ご存知でしょうが著作権が切れた本をダウンロードできるようにしたサイトです。

エルマーのぼうけん
http://www.gutenberg.org/ebooks/30017
ピーターラビットの冒険
http://www.gutenberg.org/ebooks/14838
ドリトル先生アフリカゆき
http://www.gutenberg.org/ebooks/501
赤毛のアン
http://www.gutenberg.org/ebooks/45
秘密の花園
http://www.gutenberg.org/ebooks/113

ほら、私とまらないでしょう?!私は例によって、毎日好きなところから読み始めることが多いのですが、子供の頃に読んだ本はどこから読んだって迷うことなく、すぐにその世界にはいっていけます。

ところで私の訳を好きと言ってくださって、ありがとうございます。以前のを読み返して、ああだめだなあと思うことが多いのです。もちろんずぶの素人ですから間違いもあるでしょう。でもその他に言葉の順序とか選び方とか、主語をしつこく訳しているとか、もっと意訳しても多分よかったのにとか。ただ英語の実力がないのに意訳すると、全然意味が違ってくるかもしれないと思ったりもします。

英語字幕でご覧になった感想、楽しく拝見しました。

>それを推測したり想像したりしながら進むのが外国語なんだなあと。。。

そうそう、私もそこが面白いと感じます。もちろん時に、母語としてジェレミー(ホームズ)の言葉を受け取れる人たちが、ものすごく、ものすごーくうらやましくなりますが、それとは別に、イメージの世界を介して受け取ることの面白さ、ゆたかさも感じます。それから、言葉の意味をこえて、ジェレミーの声が伝える感情に敏感になれるという点もあるかもしれません。

>それにジェレミーが聴かせるこの独特のリズム。私、歌舞伎なども大好きなのですが、歌舞伎の台詞回しには独特のリズムがあるんですよね。何か、それを思い出しました。

なるほど、歌舞伎の台詞回しですね!私は残念ながら歌舞伎はテレビ以外では観たことがないのですが、ジェレミーはシェークスピア俳優、舞台俳優でもありましたから、はまぐりさんが共通点をお感じになるのに納得できます。シェークスピア劇の台詞のほとんどにリズムがあるそうですね。

いろいろご紹介ありがとうございます!RMさんも、幼いころより「本の虫」でいらしたのですね(笑)。
「ドリトル先生」、「赤毛のアン」、、懐かしすぎますよ。

>ところで私の訳を好きと言ってくださって、ありがとうございます。以前のを読み返して、ああだめだなあと思うことが多いのです。もちろんずぶの素人ですから間違いもあるでしょう。でもその他に言葉の順序とか選び方とか、主語をしつこく訳しているとか、もっと意訳しても多分よかったのにとか。ただ英語の実力がないのに意訳すると、全然意味が違ってくるかもしれないと思ったりもします。

そのお気持ち、よくわかります。翻訳に限らず、仕事においても、こうしたコメントにおいても、文章を完成させて出したあと、ああ書けばよかったとか、今度はこうしようとか、そういうことばかりです。けれど、そうして文章を完成させて人に出すという緊張感があることを経ることで、そうした気づきが出てくるわけで、仕方ないと諦めています。
それに、自分の考えや翻訳の在り方、レベルといったものも、変化していって当然です。
その時々のRMさんを、出していって下さい!

意訳についてですけれど、あまり正誤性に囚われないでいいような気がします。言葉の翼が広げられなくなる気がするんです。
RMさんのブログを読む方はRMさんの言葉が好きなのですし、意味が違って来やしないかしらとかあまり神経質に思わないで(勿論原文を曲解させてしまうのではないかという恐れも抱くと思いますが)、捉えたものをその時々の思いのまま言葉に乗せて表現するのが一番かもしれないと思ったりします。「表現者」です!


>そうそう、私もそこが面白いと感じます。もちろん時に、母語としてジェレミー(ホームズ)の言葉を受け取れる人たちが、ものすごく、ものすごーくうらやましくなりますが、それとは別に、イメージの世界を介して受け取ることの面白さ、ゆたかさも感じます。それから、言葉の意味をこえて、ジェレミーの声が伝える感情に敏感になれるという点もあるかもしれません。

そうですよね。どんな外国語の達人でも、母国語並みに外国語の言葉の世界をのものを味わうことは無理だと思います(ドナルド・キーンさんなど例外だと思いますが)。でも、それでいいんでよね。母国語と違うアプローチで違う味わい方が出来るのが外国語だと思えば。「言葉の意味をこえて、ジェレミーの声が伝える感情に敏感になれる」というのも一例ですよね。外国語を知るのは本当に贅沢な知の楽しみだと思いますし、外国語の原書1つ、音声1つ手に入れるのに苦労をした時代を思えば、今はインターネットやDVDなど有り難い時代ですよね。

なんか長くなりました(笑)。今度は、新しい記事に書かせて頂きますね!

本の虫

うふふ、はまぐりさん「も」ですね!本の虫どうしは、お話しているとわかりますね。

>文章を完成させて出したあと、ああ書けばよかったとか、今度はこうしようとか、そういうことばかりです。

本当にそうです。どんな文章でも、その時は何も感じなかったのに、少したって読み返したらひっかっかるのですよね。そして、書くことによって先が広がっていくのですよね。今度はこんなことを書こう、って。

>意訳についてですけれど、あまり正誤性に囚われないでいいような気がします。言葉の翼が広げられなくなる気がするんです。

これもよくわかります。たまに抄訳の形をとることがありますが、私の場合その時の方がずっと楽に書けて、日本語として自然になります。「言葉の翼」を広げられるんです。一語一語を正しく訳す、あるいは一文一文に対応して訳すことにとらわれない時の方が自由ですね。

>RMさんのブログを読む方はRMさんの言葉が好きなのですし、

わあ、ありがとうございます!私はいつも、自分の文章は硬いなあと思っています。コメント欄の方がまだやわらかいですね。両方とも私なのだと思います。

>母国語と違うアプローチで違う味わい方が出来るのが外国語だと思えば。

はい、そう思います。外国語を専門にする人、外国に住む人や仕事に使う人は、それぞれ大変なこともあるでしょうが、私にとっては今のところ外国語の世界は、日本語とは違う発音に関する興味も含めて、面白い世界で、人生の半ばをかなりすぎて(うふふ)こういうことが面白がれるようになるというのも、ありがたいなあと思います。誤解なさっていないと思いますが、私の英語は初級の上から中級の下なんですよ!でも面白いです。

こうして外国語の世界を楽しめるようになったのには、いくつかのきっかけや要因がありますが、ジェレミーの演技を楽しみたい、ジェレミーのことを知りたい、というのがその一つで、しかもとても大きなものです。

「レストレード」と「レストラード」

やっと ‘レ’と‘ラ’の謎が 解けました。ありがとうございます。
(^^)
カタカナにするときに、その時の雰囲気で付けられているのかと
思っていました。
「レード」と言うと英語っぽく、「ラード」はフランス語っぽい
発音とは。(0_0)
そして グラナダ版で「レストレード」になったのも、意味が
あったんですね〜。
それも 原作をきちんと映像化したいと願われたブレットさんらしい
逸話だったとは。
なるほど〜。

じつは、BBCの『Sherlock』を見て 間もない頃に、
「どうやら字幕や吹き替えと 実際のセリフは随分違うらしい」と、
webを廻っているうちに 解ってきたのですが、
「では 実際には なんと言っているのか」と、とても気になった
時期がありました。
そうして見ていたサイトの中で、「ベネディクトの言う
‘レストラード’という言い方が好き」と 書いている方が居て。
(カンバーバッチ・ファンの方なんですね、きっと)
言外に「ふつうはレストレードなのに 彼はラードと言ってるの」
という 雰囲気が感じられたのです。
それ以来「レストレード? レストラード? 本当はどっち
なのかしらん?」と 気になっていました。
今、やっと 意味が通り、溜飲が下りました!

わあ、それはうれしい!

billylabさん、こんばんは!
billylabさんもパブ・シャーロック・ホームズにいらしたんですね!ブログで拝見しました。

>やっと ‘レ’と‘ラ’の謎が 解けました。ありがとうございます。

そう言っていただくとうれしいです!

>じつは、BBCの『Sherlock』を見て 間もない頃に、
「どうやら字幕や吹き替えと 実際のセリフは随分違うらしい」と、
webを廻っているうちに 解ってきたのですが、

そうなんですね。私もウェブで検索して、どうやら字幕や吹き替えは「レストレード」らしいということがわかりました。

>言外に「ふつうはレストレードなのに 彼はラードと言ってるの」
という 雰囲気が感じられたのです。

なるほど、それではベネディクト・カンバーバッチの声や発音が好きというのに加えて、普通と違う「レストラード」が新鮮で素敵、というのもあったのかもしれませんね。

ジェレミーは「レストレード」を選んだけれども、BBC版の「レストラード」もそういうふうに愛されているんですね。

パブ・シャーロック・ホームズ

はい〜。
早川書房さんの 1Fでのパブ企画は 一旦おひらきになってしまい
ましたが、地下のレストランで、ホームズ・コースが食べられます♪
このコースに、パブで供されていた カクテルが組み込まれている
ので、「あぁ、ホームズ・パブ、行けなかったな〜」と お思い
でしたら、まだ チャンスはあります−。(^^)/
レストランのスペシャル・ホームズ・コースも9月いっぱい、 と
聞いていたのですが、どうやら 好評らしく、しばらく延長に
なったみたいです〜。
(拙ブログの記事も追記しなくては〜(汗))

上京時に行きたいところリストに入りました!

おお、好評につきレストラン延長なのですね!教えてくださって、ありがとうございます。レストランでSHスペシャル・ディナーとカクテルを頂けるのですね。そして少なくともbillylabさんがいらした時には、パブでも一部はまだ続いていたのですね。

上京した時に行きたいのは、寄席、ブリヂストン美術館(ここは所蔵作品と館の中の様子とティールームが好きなのです)、何かいい特別展をしている美術館、何かいいコンサートをしているホールなのですが、そのリストに加わりました。

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 RM

Author: RM
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私の記事へのリンクはどうぞご自由になさって下さい。
和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

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