Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

ウェブサイト"The Brettish Empire" に、ジェレミーの言葉を短く引用した、引用集のページがあります。このページに限らず、このウェブサイトのオーナーは、ほとんどのページできちんと出典を最後に示していて、好感が持てます。

この引用集の中でも特に短く、なんということもない軽い言葉とさえ言えるようなものを思い出しました。

http://www.brettish.com/Quotes_of_Note.html
"Speak, JB!"
By Lisa Oldham

"Ohio"(オハイオ)っていう言葉が大好きです。英語の単語のなかで、むかしからいちばん好きな言葉の一つです。二つ'O'があるのがすごく特別な感じで、書くのが好きなんです。

"I love the word 'Ohio.' It's always been one of my favorite words in the English language. It has two 'O's in it, which makes it so very special. I just love to write it."

TV column, Tom Feran, Cleveland Plain Dealer, December 12, 1991.



このところ言葉・声・イメージ・子供の頃の感覚といったもののことを考えたり感じたりすることが多く、コメント欄で、はまぐりさんと楽しくお話させていただいていますが、その言葉の持つ本来の意味をこえて、ある言葉が好きという感覚も子供のものですよね。日本語だったらこの漢字の形が、その並びが好き、ひらがなの曲線のつらなりが好き、声に出した時の響きが好き、というものから、今となってはその時のことは意識にはのぼらないけれども、昔読んでもらった本の中にあって、当時はよく意味がわからなかった不思議な言葉だった、などというのもあるでしょう。

ジェレミーが話すのを読んで、ああ同じ感じを持っているんだなあ、と嬉しくなった事を思い出しました。ジェレミーは"Ohio"と書くのが好きだと言っていますが、ジェレミーの書く文字はのびのびしていて楽しそうで、みていて気持ちいいんですよね。"O"の字も楽しく書ける字だったのでしょう。

ジェレミーの字は、たとえばこちらでどうぞ。
私信(2)
昨日の記事の補足と、葉書
ホテルのスタッフへの手紙(1994年)

そして、ジェレミーは西部劇をみてカウボーイになりたかったと言っていますから、"Ohio"という言葉の向こう側には、カウボーイへのあこがれがひめられているのかもしれません。

それから私にとっては、二つの"O"とそれに囲まれた"hi"の、音の感じも面白いです。ジェレミーにとってもそうだったらいいなあ。

"Ohio"という言葉が好きって、実に他愛ないこととも言えますが、私にとっては言葉へのそういう感覚が面白く、うれしく感じられました。

RM
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コメント

Ohio

会社帰りの電車の中で「シュロック・ホームズの迷推理」(ロバート・L・フィッシュ 光文社文庫)を読んでいたら、「謎の郵便番号」という短編(深町眞理子 訳)のなかに「この、オハイオとかいう植民地の一地区からのだよ――かりにこんな地名があると信じられるものなら、だけどね」というワトニイ(ワトスンに非ず)の台詞が出てきまして(郵便物の検分中)、ジェレミーの「Ohio」という単語への印象を紹介したRMさんのブログ記事を思い出したんです。
Oがふたつあることがおもしろい、という感覚は英語人でないわたしにはわかりかねますが、ワトニイとシュロック、そして作者のフィッシュ氏にとっても、「Ohio」っていう単語はなんかちょっとへんだよね、っていう感覚があるのかなぁ、と思って。(オハイオが植民地??という点については、触れるとめんどくさいので割愛)

> ジェレミーの書く文字はのびのびしていて楽しそうで、みていて気持ちいいんですよね。

わたしもそう思います!
実は、仕事で毎日何度も「J」の字を書くんですが、ジェレミーの「じぇーーい♪」みたいなJの字を思い浮かべながらなるべく思い切りよくじぇーーい、って書くようにしてます。そうするとたのしいので。

> "Ohio"という言葉が好きって、実に他愛ないこととも言えますが、私にとっては言葉へのそういう感覚が面白く、うれしく感じられました。

わたしもそういうの好きです!
ジェレミーとRMさんがそういう人だと知って嬉しいです。

この書き込みをするために、帰宅後こちらのブログを「ohio」で検索したところ、わたしの覚えていたこの記事の他に、
"A streak of light"; 1991年のインタビューより
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-628.html
も出てきましたが、これはまだ読んでませんでした。
「道を渡ったりしない、というのは(ジェレミーが)よく言っていたこと」なんですね。わたしには新鮮です。(わたしなんてまだまだ知らないことばっかりですけど!)

> ホームズを my buddy(親しい友)と言い、a streak of light(一筋の輝く光)だと言っています。こういう表現は私にははじめてでした。

わたしも初めて読みました。「ohio」で検索しなかったら今頃まだ知らなかった!
コメント欄でさくらさんも書かれているように、わたしもうれしい、と思いました。

RMさんのブログ、まじめに日付順にイチから読んでないので、まだ読んでない記事がいっぱいあるんだろうなぁ、きっと。
でも、こうやって何かの拍子にふと未読の記事にゆきあたると、掘り出し物をみつけたみたいな気分になれますね(笑)
今日みたいに、「ジェレミーそんなこと言ってたんだぁ」っておもうのはたのしいことです。

「芋づる式」のお仲間、うれしいです

まるさん、こんばんは。

>「この、オハイオとかいう植民地の一地区からのだよ――かりにこんな地名があると信じられるものなら、だけどね」

>Oがふたつあることがおもしろい、という感覚は英語人でないわたしにはわかりかねますが、ワトニイとシュロック、そして作者のフィッシュ氏にとっても、「Ohio」っていう単語はなんかちょっとへんだよね、っていう感覚があるのかなぁ、と思って。

面白いですね!オハイオという名は英語を母語とするひとにとって、ある程度共通して、不思議だと思わせるんですね。

>実は、仕事で毎日何度も「J」の字を書くんですが、ジェレミーの「じぇーーい♪」みたいなJの字を思い浮かべながらなるべく思い切りよくじぇーーい、って書くようにしてます。そうするとたのしいので。

わあ、素敵ですね、ジェレミーの「J」は元気ですものね。

>> "Ohio"という言葉が好きって、実に他愛ないこととも言えますが、私にとっては言葉へのそういう感覚が面白く、うれしく感じられました。

>わたしもそういうの好きです!
>ジェレミーとRMさんがそういう人だと知って嬉しいです。

まるさんもなんですね。ちょうど今日、ジェレミーの声が言葉をやさしく撫でているようだ、ということを話題にした記事を書いたのですが、ジェレミーは一つ一つの言葉を感覚的にとらえることができるひとだったように思います。


私のもうひとつの記事も読んでくださってありがとうございます。

>RMさんのブログ、まじめに日付順にイチから読んでないので、まだ読んでない記事がいっぱいあるんだろうなぁ、きっと。
でも、こうやって何かの拍子にふと未読の記事にゆきあたると、掘り出し物をみつけたみたいな気分になれますね(笑)

わあ、うれしいなあ。私は「芋づる式」、またの名「ぶらぶら歩き」で記事を書いていますので、まるさんもそんなふうにあっちこっち足の向くまま、気の向くままに読んでいただけていると思うと、とてもうれしいです。

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 RM

Author: RM
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和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

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