Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

今日別のことに関する記述をさがしていくつかの記事をざっと読んでいたのですが、ジェレミーがBasil Rathbone(バジル・ラスボーン)に関して、あることを話しているのにぶつかりました。私にはこれははじめて知ったことでしたので書いてみます。ジェレミーの言葉の中には、前回もあった William Gillette(ウィリアム・ジレット)の名前も出ています。

「すごく気がすすみませんでした」とブレットはその時のことを思い出しながら言った。「ホームズを演じて、何か新しくできることがあるだろうか?何と言っても自分の前にはあのたくさんのホームズがいたのだから。そんな競争の中で生き残れるだろうか?」(中略)

「ラスボーンの後を継ぐなんてできるわけがない」ブレットはグラナダからシリーズでの主演を提案された時に思ったことをこう話した。「コナン・ドイルはアメリカの偉大な俳優のウィリアム・ジレットに『あなたはホームズそのものだ』と言ったそうです。もし私が光栄にもラスボーンに会うことができたなら--- 彼の友人と、彼が教父(godfather)をつとめた教子(きょうし; godson)には会いました。すばらしい人だったそうです--- ラスボーンに私は同じことを言ったでしょう、『あなたこそホームズです。』」


"I was very hesitant," Brett remembered. "After all, what could I possibly add? First there were all the Holmeses who had gone before me. Could I survive in such competition?" […]

"How could I follow Rathbone?," Brett recalled thinking when Granada offered him the series. "Conan Doyle told the great American actor, William Gillette, 'You are Holmes.' If I'd had the honor of meeting Rathbone — I've met some of his friends, and his godson, and they say he was a splendid person — I'd have said the same: 'You are Sherlock Holmes.'"


"Brett creates 'The Ideal Holmes'"
By Terry Pace
Times Daily, Aug 31, 1989

ラスボーンの友人たちと教子(きょうし; godson)に会ったということ、はじめて知りました。わざわざ会いに行ったのでしょうか?ラスボーンの友人たちというのが俳優ならジェレミーと接点があってもおかしくないですが、ラスボーンが教父をつとめた人が長じて俳優になったという可能性はそうは高くないでしょう。ちなみにラスボーンは1892年生まれだそうですから、1933年生まれのジェレミーより41歳上ですね。

Jean Conan Doyle(ジーン・コナン・ドイル)はこう言っていました。

ジェレミーは、私にわざわざ連絡をとって会いにきた、ただ一人のホームズ俳優でした。

He was the only actor who has played Sherlock Holmes who took the trouble to get in touch with me and to come and see me.


Scarlet Street, Vol.21, 1996

ラスボーンの友人たちと教子(きょうし)にもわざわざ話をききにいったとしても、ジェレミーなら不思議はないという気がします。

偶然会ったのだとしても、ジェレミーの言葉からは、自分の前にホームズを演じた俳優への敬意が伝わります。ジェレミーの、演じるという仕事に関するまっすぐさを、いつも感じます。

RM
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