Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

りえさんが写真集のこと、奈良でのことを書いてくださいました(ジェレミー写真集「a roll with Jeremy」)。いつもながら、読むとりえさんとお話ししているような気持ちになります。これはりえさんととうとう直接お会いしたから、ではなくて、その前からの気持ちでした。でも、ついにひと月前にりえさんとお会いできました!これから2回、その時のこと、それまでのことを書きます。

10月13日は忘れられない1日となりました。ジェレミーを撮影したMarcus Tylor氏とりえさんと、奈良ではじめて会って、1日を一緒に過ごしたのです(写真集については上で紹介したりえさんの記事、そして購入方法については私のこちらの記事もご覧ください)。ジェレミーに関することなら、どんな驚くようなことが起きても、「これはジェレミーのことだから」と、どこか安心して身を投じるようになりました。もちろん驚いたり少したじろいだりはするのです。でも以前のように目の前のことから逃げだしたり、考えこんだりしません。新しい経験を楽しむ自分がいるのです。でも、今回のことはあまりにも格別な冒険でした。

Wyndham's Theatreで撮ったジェレミーの写真の本が出るというお知らせをマーカス・タイラー氏からいただいて、久しぶりのメールに喜んでいる、ということは以前に書きました。私は結果的にはマーカスとりえさんのお互いをお互いに紹介する役をはたしたわけですが(りえさんが「ジェレミーを撮った写真家 Marcus Tylor」に書いてくださっています)、お二人に会ったことはありませんでした。日本に帰っていらしたりえさんとはもちろんお会いする時が来るのを楽しみにしていましたが、マーカスとはジェレミーの写真のプリントを買ってからは特にメールのやりとりをすることはなく、マーカスと会う日が来るとは想像してもいませんでした。

ところが写真集に関して、あることで数回メールのやりとりをするようになりました。私はそのことを単純に楽しんでいたのですが、9月26日に突然「Good news !」というタイトルのメールが飛び込んで来たのです。1つは写真集の件、そしてもう一つは、10月に日本に行くけど、奈良で13日に会わない?と。後でわかりましたが、りえさんとマーカスのロンドンでのおしゃべりのなかで、マーカスが奈良に行ったことがないのなら、奈良は良いですよ、という話題がでたそうです。そのメールを読んで、突然の奈良、それも平日、そしてマーカスと過ごす1日、と私の心臓は数回打つのを忘れたようでした。でもスケジュール帳を見て日帰りなら行けることを確認して、「もちろん、奈良に行きます!」と返事を打ったのです。家から奈良までは4時間半かかるのですが。

これは自分でもびっくりするようなことでした。今までのようにくよくよ考えたりせずに、こんな冒険が私にできるなんて!本棚においたフレームの中の写真のジェレミーがほほえんでいます。ジェレミーと出会って、私は自分でも考えられないくらい直観的に、衝動的に、おしゃべりに、そして人との出会いを、人生をこわがらずに楽しむようになりました。

もちろんマーカスはりえさんにも連絡をとっていて、私からもりえさんにメールを出して、3人でのやりとりがはじまりました。私はりえさんにも会ったことがないと書いたら、マーカスは「僕が二人をお互いに紹介してあげるよ」と冗談を書いてくれました。なんて不思議な日本での出会いなのでしょう。

10月1日にイギリスをたつので、それ以降はネットカフェに行かないとメールは通じないということでした(あちらの携帯はテキストメッセージを送るには日本のような携帯メールではなく、SMSというサービスで対応するのが主流だそうです)。会う日の前日の宿泊は大阪ということだったので、場所にもよるけれども待ち合わせ場所はできればホテルに、そしてその時間だけでも先に決めたくて、大阪でのホテルが決まったら教えてくださいね、と書いたけれども、結局わかったのは会う二日前の夕方6時過ぎでした。ですから私とりえさんはマーカスからメールが来るまでは、マーカスと本当に会えるのかしら?などと言い合ったりしていました。ホテルがわかってから急いでりえさんと打ち合わせをしました。13日にはりえさんだけがホテルへ行ってくださって、私は奈良に直行した方が、私がホテルにつくのを待っていただくよりも時間の節約になると考えて、私はお二人と近鉄奈良駅で待ち合わせることにしました。

私は英語は読むことはできても、しゃべる経験はほとんどないと言ってよいのです。海外へ行ったことも成人前の1回のみ、その後はしゃべることに関しては挨拶と自己紹介の域を出ず、私の中には英語、特に話すことに対する強いコンプレックスがありました。どうやったら英語を話すことができるのかわからない、一生話せないのかなあ、と思っていました。ところがジェレミーが昨年の夏に私の人生の中にはいってきて、ジェレミーのことがもっと知りたい、ジェレミーがどう生きたのか、何を感じて生きたのか、それを私も感じたいと思ってからは、私は大量の英語を読み、聴くようになりました。そして次第に英語を書くことも増えてきました。本屋さんに、レコード屋さんに、ジェレミーファンに英語のメールを書き、そして今年の4月、マーカスに写真の問い合わせの手紙とメールを出したのも、今までの私にしたら考えられないことでした。でも話すことは別です。私の中で英語が動き始めた予感はしていましたが、話す機会はあいかわらずありませんでした。

それが、今回りえさんとマーカスと奈良で一日をすごすことになったのです。以前の私なら怖じ気づいて、逃げだしていたでしょう。用事をやりくりして、片道4時間半もかかる場所で、メールでのやりとりしかしていないイギリスの方と会うのです!でも私はたしかに、ジェレミーと出会ってかわったのです。人生の冒険を楽しむようになっていました。

こんな書き方をすると、妙だと思われるかもしれません。でもジェレミーと出会った方はわかってくださるでしょう。そして海外のジェレミーファンのフォーラムでも、このような人がどれだけいることでしょう。ジェレミーは私の人生に触れてくれた、ジェレミーと出会ってかわった、辛い時期をのりこえることができた、以前よりもずっと幸せになった、人生が輝いてみえるようになった・・・。何人の人が「奇妙にきこえるかもしれないけど」という前置きを書きながら、すでにこの世にいないジェレミーが自分を助けてくれたことへの感謝と、ジェレミーへの愛情をつづっていることでしょう。

次回は奈良へ向かう前のこと、奈良でのことを書きます。

RM
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