Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

「犯人は二人」の最初、はじまって5分くらいのところで、貴族の未亡人が孫息子を陥れた恐喝王の手がかりとしてホームズに詩集を手渡して、そこに書かれている"CAM Devil"の文字を見せるシーンがありますね。
The Master Blackmailer

この老貴婦人を演じたのはGwen Ffrangcon-Daviesという名女優です。たとえばEncyclopedia Britannicaのサイトの記述では、「80年の経歴のなかで、英国の古典劇の舞台における伝説のひととなった、イングランドの女優」となっています。
http://global.britannica.com/EBchecked/topic/205728/Dame-Gwen-Ffrangcon-Davies

生まれたのが1891年1月25日、亡くなったのが1992年1月27日ですから101歳と2日ですね。「犯人は二人」が英国で放送されたのは1992年1月2日だそうですから("The Television Sherlock Holmes"より)、このスクリーンでの最後の姿を英国の人たちがみた25日後に、この世を去られたのですね。撮影はジェレミーが秋にアメリカツアーに行く前で、アメリカツアーは1991年の10月から11月にかけてでしたから、スクリーン上のDame Gwen(デイム・グウェン)はちょうど100歳だったはずです。

このシーンの撮影に関して少しだけですが触れている本がありますので、それを次回ご紹介するつもりです。そして、ジェレミーがインタビューでこの時のことを話していますので、それもいつか。

RM
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コメント

"CAM Devil"の老貴婦人

原作ではホームズがミルバートンがおいていった名刺を投げる場面から始まっています。
グラナダ版ではミルバートンの恐喝にあってもだれも訴えないことを理解させるために"CAM Devil"の老貴婦人を登場させました。
短い場面でしたが、すべてを失ってしまった老貴婦人の苦しい胸の内を語らせています。これは後で生きてきますね。

また、ドーキング大佐の婚約破棄と自殺についても、いきさつをていねいに描いています。
画商としてのミルバートンを登場させ、ダンスパーティ会場へおびき出します。
原作ではとても簡単に描かれていて、ドラマとして描くには内容があっさりしています。

グラナダ版では、ドラマとして理解しやすくまた、緊張感を出すために手を加えています。
こういう付け加え方はたくさんありますね。

恐れられている恐喝王に宣戦布告するホームズの堅い決意がうかがえます。

省いてほしくなかったところですが、
最後のあのレストレードの「中背ながらがっしりしてあごがはって、首が太くひげがあって・・」と説明されると、すかさず、ホームズが「ワトソン君みたいなやつだと・・」って合いの手を入れます。
ホームズに語らせて、ユーモアで締めくくっています。

これってドイルのユーモアたっぷりの巧みさだと思います。

さくらさんかしら?

こんばんは。書いてくだったのはさくらさんでしょうか?原作にとてもお詳しいことからも。

>グラナダ版では、ドラマとして理解しやすくまた、緊張感を出すために手を加えています。
こういう付け加え方はたくさんありますね。

この脚本はジェレミーの昔からの友人でもあるジェレミー・ポールですね。後期の作品は原作にない部分が次第にふえていって批判もあるようですが、この作品はよくできていますね。

>省いてほしくなかったところですが、
最後のあのレストレードの「中背ながらがっしりしてあごがはって、首が太くひげがあって・・」と説明されると、すかさず、ホームズが「ワトソン君みたいなやつだと・・」って合いの手を入れます。
ホームズに語らせて、ユーモアで締めくくっています。

これについては、ジェレミー・ポールがあるインタビューで、このシーンも脚本には入れたと言っていたと思います。私の記憶が確かなら、撮影までされたが話のラストまでの流れを考えて、(そして時間の関係もあったかもしれませんが、それらの理由で)カットされた、と。ジェレミー・ポールもとても残念がっていたと記憶しています。このインタビューもいずれみつけて、ご紹介しましょう。

そしていつかそのシーンのフィルムが、倉庫から出てきますように!

ごめんなさーい さくらでーす

ジェレミー・ポールがあるインタビューで、このシーンも脚本には入れたと言っていたんですね。そうなんだあー。
ありがとうございます。
わかりました。またインタビュー出てきましたらおしえてください。

やっぱりでしたー

さくらさん、教えてくださってありがとうございます。

>またインタビュー出てきましたらおしえてください。

はい!

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 RM

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