Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

前回の続きを書くつもりだったのですが、なんだか気持ちが変わってしまいました。書かない時にも無意識の内にいろいろと考えていて、思いが定まることもあるのですが、そのうち何を書こうとしていたかわからなくなってペンが、いえキーボードを打つ指が進まないこともあります。ちょっとそこらをそぞろ歩いて、またもどって来ることもあるかもしれません。

あ、そうそう前々回の写真に関して書き忘れたことがあって、あの写真のジェレミーは例の仕草をしているようにみえませんか、ということ。そう、片方の腕を背中に軽くまわすあれです。なにしろぼんやりした写真なので、ポケットに手を入れているように見えないこともないのですが、やっぱりあの仕草じゃないかなと思っていて、でも書くのを忘れていました。ホームズでもおなじみのあのポーズについては、何回かこのブログでも書いています。たとえばこちら。
あっ、これ、癖だったみたいですね!
ジェレミーの仕草;Girl in the Headlines (1963) から
この仕草、パジェットの挿絵にもあるのですね

あのぼんやりとした写真は17歳くらいと推測しているのですが、そのころからの癖だったのかもしれないと思うと、長い時の流れのなかのひとりの人を感じられるような気がします。


さて今日は、映画"Mr Holmes" (2015) でホームズを演じたIan McKellen(イアン・マッケラン)のインタビューから、ジェレミーの演技にふれている箇所をご紹介したくなりました。以前もサー・イアンの言葉を何回か記事にしました。
Sir Ian McKellen、ハムレット、そしてホームズ
Sir Ian McKellenのホームページより(1)
Sir Ian McKellenのホームページより(2)

今回は以下のページからです。なお今日の時点では、以下の記事のタイトルもウェブページのアドレスも、サー・イアンの名字のスペリングが違っています。記事のタイトル中の名前だけ修正しておきます。

Sir Ian McKellen on Mr. Holmes
Brit actor on fame, ageing gracefully and playing Sherlock Holmes
By Tom Huddleston
Time Out Dubai, 30 June 2015
http://www.timeoutdubai.com/films/features/64533-sir-ian-mckellan-on-mr.-holmes

過去から現在までスクリーンにあらわれるホームズをみると、まるで名優録をみるようです。あなたが特に好きなホームズ俳優はいますか?

ジェレミー・ブレットはシャーロック・ホームズを生きている人間、信頼できる人間として演じることが可能だと、はっきりとみせてくれました。たしかに変人でちょっと普通とは違う、でも内に秘めた感情や思いを持っている人物です。私達の映画が、ホームズがどうやって謎を解くかよりも、ホームズがどんな人間かを描こうとする時に、私が思い浮かべていたのはジェレミーのことでした。


The list of screen Holmeses past and present reads like a who's who of acting greats. Do you have a particular favourite?

Well, Jeremy Brett proved that it was possible to play Sherlock Holmes as a living, believable human being. Eccentric, certainly, but a man with an inner life. As our story was going to be more about what the man was like rather than the puzzle he solves, it was Jeremy I thought of.


これは本当にうれしい言葉です。ジェレミーがホームズの内面を演じようとしたこと、いつも「大理石の彫像の割れ目」( "Cracks in the marble")、「ホームズの内面、ホームズへの手がかり」("Another essence, another clue")をさがそうとしたこと、時にはそれはジェレミーにとって苦しみでもあり喜びでもあったことを思い出します。生きている人間、感情を持った人間としてのホームズを演じたのがジェレミーだった、というサー・イアンの言葉は、ジェレミーへの何よりの賛辞だと思います。

これ以外のサー・イアンの言葉も、深かったりユーモアがあったりで、読んでいてこころに残るものでした。お人柄がしのばれます。(追記:インタビューアの質問の内容も通り一遍でなく、とてもよかったと思います。おそらくイアン・マッケランの出演作品をたくさんみてきた人なのでしょう。)

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