Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

嬉しいことに、ジェレミー出演作品がDVDになります。1973年のBBCのドラマ "A Picture of Katherine Mansfield" で、当時5回シリーズとして放送されました。全部で307分となっていますから、1回1時間ですね。これは過去にビデオとしても発売されていなかったので、まったくのはじめてです。

イギリスアマゾンのページはこちらです。10月5日発売となっています。
http://www.amazon.co.uk/dp/B00XNB1JXU
今のところ日本のアマゾンにはページがありません。もう少ししたらできるかもしれませんね。

数ヶ月前からイギリスアマゾンに名前があがっていたのですが、書影...というかDVDのパッケージ画像が掲載されていなかったので、発売がどこまで確実かわからず、ご紹介をためらっていました。でも先日アマゾンに画像があがって、さらにYoutubeに紹介映像がアップロードされましたので、もう間違いないですから大喜びでここに書きます。

発売元のSimply Mediaのぺージはこちらです。写真が一枚、そしてこのDVDの説明が書かれています。
http://www.simplymedia.tv/smymedia/a-picture-of-katherine-mansfield/

このページの説明によりますと、Katherine Mansfield(キャサリン・マンスフィールド)はニュージーランドで生まれて15歳でイギリスに渡り、主に短編の作家として知られています。23歳でJohn Middleton-Murray(ジョン・ミドルトン・マリー)と結婚し、34歳で亡くなりました。このシリーズは毎回、彼女の生涯を描いた部分と、彼女が書いた短編とから構成されます。

Vanessa Redgrave がこの作家を、そしてジェレミーがジョン・ミドルトン・マリーを演じます。

Jeremy Brett Informationのページにも、この作品の説明と、2枚の写真があります。
http://jeremybrett.info/tv_mansfield.html

そしてYoutubeのページはこちらです。Readers Digest UKのDVD紹介チャンネルのようです。
A Picture of Katherine Mansfield - DVD available 5th October
https://www.youtube.com/watch?v=vdnKGpNCwr0

最初はマンスフィールドの棺に歩み寄るマリー、そしてその後、講演か何かでしょうか、亡くなった妻のことを話しているマリーと、妻との日々の回想場面がいりまじった映像が流れます。


最後に、この作品に関してジェレミーが少し触れている記事のご紹介をしましょう。いつものように演じることにまっすぐなジェレミーですが、実在の人を演じるということで、さらに責任を感じていた様子がうかがわれます。1987年のインタビュー記事からですから、このドラマでマリーを演じた十数年後の言葉で、すでにホームズを演じていたころです。

実在の人物を演じるのは、架空の人物の場合よりもむずかしいですか?

「どっちも大変ですよ!」とジェレミーは笑う。「でももしも実際にいた人を演じるなら、特に家族や親戚がまだ生きている場合は、その人たちがいやな気持ちにならないか気にかけておく必要があります。私はいつもそのことを考えています。」

「"A Picture of Katherine Mansfield"でジョン・ミドルトン・マリーを演じた時、マリーの未亡人から手紙が来ました。『夫をどんなふうに描くか、どうぞよく考えて演じてくださいね。』それを読んで、ずいぶんいろいろと考えました。


Are real people any harder to play than fictitious characters?

"They're both as difficult!" Jeremy laughs. "But you have to be very careful if you're playing a person who has lived, not to offend the relations if there are any still alive. I'm always aware of that.

"I remember when I was playing John Middleton Murry in 'A Picture of Katherine Mansfield,' I had a letter from Murry's widow, saying, 'Please take care how you portray him.' That mede me think quite a lot, as you can imagine."

The Secret of Success
by Christine Palmer
January 17, 1987 [source unknown]

RM
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コメント

やっと見ました!

RMさんから教えて頂いたこちらの作品、ようやく見れました!
今回、なんというか、ちょっと胡散臭い夫という感じが終始漂っていたように思うのですが。
このインタビューを読んで、ジェレミーとしてはもっと駄目夫で演じてもいいと考えていたのかもしれません。それを遺族からの手紙で、再考したのかなぁ、とか。
RMさんは、この作品、どんな印象でしたでしょうか?もしよろしければ、教えてください♪
ちなみに、昨日の更新分とこちらのページをリンクさせて頂きたくよろしくお願いします。
いつも有り難うございます!

わかりにくいところもありましたね

りえさん、こんばんは。

>ちなみに、昨日の更新分とこちらのページをリンクさせて頂きたくよろしくお願いします。

わあ、光栄です、ありがとうございます。

>RMさんは、この作品、どんな印象でしたでしょうか?もしよろしければ、教えてください♪

今回ジェレミーが演じたマリーは、なかなかつかみづらいところもあったのですが、私の今の時点での感想はこんなです。
最初の部分、マンスフィールドが亡くなってすぐというのに妙に冷静なので、胡散臭い感じがしましたね。そのあと時々出てくる、講演か何かで彼女の生涯を説明しているところも、あたたかい感情がみえなかったし。

でも出会った時から彼女が亡くなる時まで、彼女を愛して、惹かれていたのは本当だと思うのです。彼女の死の直前の会話、イギリスでまた一緒に住めるようになるのを本気で望んでいたように感じました。その一方で、マンスフィールドはいわゆる芸術家気質で、二人が一緒の時は常に彼女が二人の関係の主導権を握っている感じで、彼女が亡くなったとたん、そうやって振り回されてきた自分というのも妙に冷静にみえてきたのかもしれません。また、彼女が転地療養していたあいだあまり連絡をとらなかった自分にも引け目があったから、あんな態度だったのかもしれませんね。

彼がその後結婚したひとも、話をきいてその引け目を共有していたかもしれないし、もしかしたら世間の目も彼をそうみていたから、ジェレミーに手紙を書いたのかもしれないと想像しました。今までかげで言われてきたような人物像に、安易にしないでくれ、と。

あの作品でのマリーは、彼女の死後一歩しりぞいた、少し冷たいともいえるところもみえるけど、彼女を愛していた姿も魅力的に描いていて、それはもしかしたら遺族への配慮もあったかもしれませんね。

こんなふうに思いました。今度みたら、また印象がかわっているかもしれませんが!

有り難うございました!

詳しい感想を聞かせて頂いて、有り難うございました!すごい参考にさせて頂きました♪
なんか今回、くぐもったというか、いつもの演技と違うな、という点が気にかかって。いつも10点で演技していたら、8点か7点の中途半端な印象で。それもジェレミーの計算のうちなのでしょうけれど。
彼女が主導権を握っている、というのがしっくりきました。確かにそうですね、なるほど。仰るように、振り回されてきた事を冷静に見つめていたのかもしれません。
みなさんにも、RMさんの感想を聞いてもらいたいです。本当にわかりやすい解説で。こうして疑問点が出たときに、一緒に話し合ってくださるRMさんがいて私は幸せです。いつも有り難うございます♪

これからブログ、追記してきます♪

りえさんのブログで紹介してくださって、ありがとうございます

>すごい参考にさせて頂きました♪

そう言ってくださってありがとうございます。少ししたらまたかわるかもしれないですけど、今の時点での感想です。

>いつも10点で演技していたら、8点か7点の中途半端な印象で。

なるほど、ミドルトン・マリーの全体像が、みている人からはどうもはっきりしないという点で、中途半端な印象を持ちますね。特に彼の態度や感情が、彼女が生きている時と亡くなった後とで、ずいぶん違ってみえるところ。

>それもジェレミーの計算のうちなのでしょうけれど。

そうですね。ジェレミーはいつも、そのひとの人物像を自分の中で作り上げてから演じていますよね。今回もジェレミーの中できちんと練り上げられていたのでしょうね。そしてその人物造形の中に、彼女への思いが傍からはよくわからないところもある人物、というのも含まれていたのかもしれませんね。

>こうして疑問点が出たときに、一緒に話し合ってくださるRMさんがいて私は幸せです。

ありがとうございます!ジェレミーのお話をするのはいつも楽しいですね!

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 RM

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