Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

前回の続きです。

「8ヶ月たった頃には、そうやってベッドで過ごすのが楽しくなってきました。それで両親はベッドの足もとにオートバイを置きました。それをみてはやく元気になろうと僕が思うように。」

両親が思ったとおりになった --- すべてがうまくいったわけではないが。ジェレミーはベッドから出て、ごう音をたててオートバイで田園地帯を走り回り、生け垣を飛びこえてバスの下に滑り込み、足の指を全部折った。ベッドに逆戻りだった。


'After eight months, I began to enjoy it. So my parents put a motor bike at the foot of the bed as an incentive to me to get well.'

It worked—though not perfectly. Young Jeremy rose, roared around the countryside on his bike, went over a hedge and under a bus and broke all his toes. Back to bed.


こう話している時のジェレミーの顔が思い浮かびますね!いたずらっぽい笑顔でしょうね。

オートバイは昔も今も(それとも今は違うのでしょうか?)男の子のあこがれですね。男の子だけでなく私も、いつかオートバイに乗りたいと20歳過ぎて思い始めて、30歳で免許(当時の中型限定自動二輪免許)をとったことを思い出しました。それでごう音たてて走り回ったかどうかのお話はまたいつか(?)。

そういうわけで、ジェレミーがオートバイで走り回った時の気持ちを想像しています。でも怪我しちゃったんですね。

私はこの部分を読んで、もう一つ別のことを思いました。一度死の淵まで行ったあと、現世の元の生活にすんなりともどれるひともいるでしょうが、ジェレミーはそうではなかったのではないかと。もともとは、いつも走り回っているようなとても活動的な子供だったことが、インタビューなどで話していることからうかがえますから、ベッドからなかなか離れられないというのは、とても特別な状態だったのでしょう。

そしてオートバイで怖いもの知らずで走り回って怪我をするのも、ベッドに逆戻りなのも、この世にもどるための一種の儀式であり、ジェレミーにとって必要な時間だったのではないでしょうか。

私がそう思う理由の一つは、ジェレミーが他のインタビューで語っていることや、本に書かれていることなのですが、それを次回引用しようと思います。

RM
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コメント

なんと!RMさん、バイク乗りでしたか

RMさんの記事を読んでいつも感じることは、ジェレミーという人の複雑さ、奥深さです。
ジェレミーのいろいろな心情を想像することができる資料と、
それを日本語で紹介してくださるRMさんの存在に感謝します。
「他のインタビューや、本に書かれていること」、とても興味があります。
楽しみに待ってますね。
RMさんがバイクで轟音たてて走り回ったお話も。

うふふ

バイク「乗り」なんて、おこがましくて言えないですけど、懐かしい日々です。バイクに乗った日々が懐かしいと言えるほど乗っていなくて、憧れたあげく決心して、運動神経ゼロの私が免許をとるために自動車学校でがんばっていた日々が懐かしいです。

>RMさんの記事を読んでいつも感じることは、ジェレミーという人の複雑さ、奥深さです。

はい、本当に。ジェレミーという人はおもしろいですね。ジェレミーに限らず誰でも、人生と生活の中でいろいろな経験をして、その折々に多くの感情を抱いているのでしょうが、ジェレミーが特に好きな私達は、ジェレミーのことでびっくりしたり面白がったり共鳴したり、時にはよくわからないなあと思ったり。そしてもっと好きになったり。

>ジェレミーのいろいろな心情を想像することができる資料と、
それを日本語で紹介してくださるRMさんの存在に感謝します。

そう言ってくださって、ありがとうございます。時々、ひとりのひとのことを数年書き続けていることが、不思議に思えます。やはり一つは読んでくださるかたがいらっしゃるからだろうと思います。

>「他のインタビューや、本に書かれていること」、とても興味があります。

私にとってもそれは大切なことで、時に自分の経験にひきつけて考えたりもするのです。書き始めないとどうなるかわからないけど、とにかく書いてみますね。

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 RM

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