Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

「ダンス」ということで思い出した、もう一つのことです。インタビューでのジェレミーのこんな言葉です。

Herbert: どんなふうにして俳優になったのですか?小さい頃どんな子供でしたか?

Brett: 私の母はとても素晴らしいひとでした。私は四人の息子の一番下ですが、私が生まれるずっと前から母は、俳優か何か、そういうことをするようになる子供が欲しいと思っていたそうです。子供の頃わたしはよく踊っていましたけど、それをとがめられることなんて、なかったのです。

Herbert: Can you tell us something about yourself and how you came to be an actor? What were you like as a boy?

Brett: Well, my mother was a remarkable lady. I was the youngest of four sons, and I'm told [that my mother] had made up her mind long before I was born that she wanted something like an actor. I was not discouraged when I used to dance a lot as a child.

Interview with Jeremy Brett
By Rosemary Herbert
The Armchair Detective, Vol.18, No. 4, Fall 1985

"she wanted something like an actor"というのは、芸術の道に進む子供がいるように願っていたということだろうと思いました。芸術といってもいろいろありますが、特にからだを使って表現するような舞台芸術に関わる、俳優・ダンサー・歌手などのことだと想像します。だからしょっちゅう踊っていた小さなジェレミーを、愛しげに見守りこそすれ、とがめるなんてことはしなかったのでしょう。

お母様はそういう子供がほしいと思うくらいに、芸術に興味と愛情と理解があったのですね。以前「母のことなど:1984年のインタビューより」の記事でご紹介したインタビューでも、「母は家にいつも音楽と活気をもたらしました」とジェレミーが言っていましたから、ご自分でも音楽をなさったのでしょう。

「役者の道にすすむように励ましてくれたのは母です。母は美しくて魅力にあふれていて、半分がアイルランド人、全部がクエーカーでした。私達の家はイングランド中央部にある大きな屋敷で、コベントリーから少しはずれた田舎にありました。母はこの家をいわば『フラワー・パワー』(訳注:慣習にとらわれずに愛と反戦をひろめる、60-70年代のヒッピーたちの運動)のやりかたで切り盛りしていたんです。いつも困っている人を連れてきて住まわせていました。Westonという名の一家全員が戦争の間ずっと厩舎にいたことを覚えています。母は家にいつも音楽と活気をもたらしました。」

"It was my mother who encouraged me to act. She was a dazzling woman, half Irish and fully Quaker, and run our home, a large country house deep in the Black Country outside Coventry, in a sort of "Flower Power" way, always filling it with people that she'd picked up. I remember her bringing home a whole family called Weston during the war and all of them stayed in our stables. She brought music and life."

The More Than Elementary Mr. Jeremy Brett
by Marianne Gray
Woman and Home interview, June 1984

ジェレミーは、自分が美しい歌声の子供だったことはいろいろなところで言っています。それだけでなく、踊りまわっていた小さな男の子だったというのも、想像するとかわいいですね。

RM
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