Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

前回から続きます。この追悼記事の最後の3段落です。

The star who died of a broken heart
By Shaun Usher
Daily Mail, 14 September, 1995

数日前には、いまだに多くのひとが恥ずかしい不名誉なことだととらえる、あることに関して、ブレットはラジオで語った。"The Week's Good Cause"(今週のチャリティ)の番組で、躁鬱病(双極性障害)のひとを支援する会、躁鬱病患者友の会のための寄付を呼びかけたのだ。

ブレットは、自分はこの病気に打ち勝ったという言い方はせず、援助と治療によりこの病気をコントロールできると信じていると語った。

その通りだったかもしれないが、実際には精神の病より以前からあった心臓の障害に、再びみまわれてしまったのだ。

Just a few days ago, 'going public' on something people still perceive as a stigma, he made The Week's Good Cause radio appeal on behalf of the Manic Depression Fellowship, a group of providing support to sufferers and their friends.

Brett did not claim to have beaten manic depression; simply hopeful that with help and treatment he could control it.

He may have made it, but for the re-emergence of the heart trouble which had been with him for longer than the depression.


"The Week's Good Cause"でのジェレミーの言葉については、以前こちらに書きました。
The Week's Good Cause (1995) その1
The Week's Good Cause (1995) その2
The Week's Good Cause (1995) その3

上の記事でジェレミーが語ったこととしてあげられている内容は、ジェレミーのこの言葉に対応するのだと思います。「The Week's Good Cause (1995) その3」でご紹介しています。

俳優として成功をおさめたことで、自分がこの病気にかかっていることを公に認める勇気を持つことができました。この病気のために仕事をやめなければならないようなことにはならず、満ち足りた成功した人生をおくっていると伝えて、同じ病気の人を力づけるために。この病気は治療し、対処することができるものなのです。この病気は来ては去って行くものであり、症状が一時的にあらわれる期間以外は健康にすごせるのです。

And it is my success which gave me the courage to admit publicly that I had this illness as an encouragement to others that It had not stopped me from being employed and leading a fulfilled and successful life. It is an illness which can be treated and managed. It comes and goes and in between the bouts of illness people are well.


精神の病にかかっていることは、ひとにはいえない恥ずかしいことだ。当時は今よりさらに、そういう偏見があったことでしょう。そのような中でジェレミーは自分が双極性障害にかかっていることを、それまでも話していましたが、こうしてラジオで当事者の一人として語って、患者を勇気づけ、治療をうけることをすすめて、ラジオを聴いているひとからの寄付も募ったのがなくなる直前だったこと、そのことにもこの追悼記事が触れていることをうれしく思います。


今回この記事を書くために、上で三つあげた、2011年に自分が書いた文章を読んで、その頃にあったこと、その頃の気持ちを思い出しました。またその数年前に、秋から冬にかけて毎週月曜日の朝早く、ある建物の5階にいて、空を見ながらジェレミーの"The Week's Good Cause"での言葉をイヤホンからきいていたときのことも思い出しました。自分の私的なことはほとんど書いていないつもりのこのブログが、思い出を呼び起こしてくれます。

RM

追記:2011年の記事で、この放送の録音がきけるサイトとして、今はなくなってしまったJeremy Brett Informationのアドレスを書きましたが、以前お知らせしたとおりこのサイトの内容はInternet Archiveに残っています。
こちらからどうぞ。
https://web.archive.org/web/20160316141800/http://jeremybrett.info/media.html
音声ファイルのダウンロードの方法と注意は、2011年の記事に書いたのとかわりません。
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