Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

ことりさんのTwitterで、La Société Sherlock Holmes de France(フランス・シャーロック・ホームズ協会)のThierry Saint-Joanis氏がことりさんのRetweetにReplyなさっていたのを拝見して、この記事を書こうと思いつきました。ことりさん、きっかけをつくってくださってどうもありがとうございます。またことりさんはRetweetなさっただけではなく、その元Tweetに対して質問を書き込んでいらして、それにもThierry Saint-Joanis氏がReplyなさっていました。(私、Twitterをしていないので、Twitter関連の言葉の使い方がおかしかったらごめんなさい。)


グラナダテレビのホームズ・シリーズの十周年を祝うパーティが、1994年4月にマンチェスターのベーカー街セットで行われたときのことを以前書きました。このときジェレミーはフランスからレジオン・ドヌール勲章を授与すると知らされ、喜んで承諾しました。この授与はフランス・シャーロック・ホームズ協会による2年間の努力の賜物だったそうです。(しかし勲章の記章の授与はジェレミーの死により間に合わなかったときいています。)
ジェレミーにBAFTA賞を!(6); レジオン・ドヌール勲章その2
ジェレミーにBAFTA賞を!(7); レジオン・ドヌール勲章その3
ジェレミーにBAFTA賞を!(8); レジオン・ドヌール勲章その4

フランス・シャーロック・ホームズ協会の創設者であり会長でもあるThierry Saint-Joanis氏とジェレミーが壇上にいる写真が"For Fans of Jeremy Brett"にあります。
https://jeremybrett.livejournal.com/136150.html
https://jeremybrett.livejournal.com/136510.html

フランス・シャーロック・ホームズ協会のウェブサイト(https://www.sshf.com)に登録すれば、この十周年パーティを報じたニュースクリップを観ることができると、フランスのジェレミー・ファンのサイト(http://www.jeremy-brett.fr)に付属する掲示板(http://jeremy-brett.forumdefan.com)に書かれていたので、協会のサイトへ行ってみたことがあります。サイトの掲示板(https://www.sshf.com/forums/viewtopic.php?t=5102)にも、このクリップが登録者への「ボーナス・ビデオ」であると書かれていました。

ウェブ翻訳の手を借りつつ協会のサイトに登録しました。ホームズ協会の登録者になってログインすると、ビデオのページにYouTubeへのリンクがあらわれ、その一つが1994年のニュースクリップでした。YouTubeでは"Unlisted"となっていて検索にはかからないようにしてアップロードされていて、URLを知っている場合やリンクをクリックした場合のみ視聴可能です。

しかし最近になってこの映像は他の人の手でYouTubeなど、ネットに再投稿されています。でも出典を記す主義、原典やもともとの投稿者を尊重する主義の私としては、転載とわかっているページのアドレスを書くのもためらわれるし、かといって協会の"Unlisted"ビデオのアドレスも書くべきではないし、というわけで記事にするのを見送っていました。

今回はThierry Saint-Joanis氏が直接ことりさんのTwitterに宛てて、協会がアップロードした映像へのリンクを示して下さいました。氏は日本のグラナダ・ファンの存在を身近に感じて喜んでいるでしょう。そして協会がアップロードした映像をグラナダ・ファンに観てほしいと思っているのでしょう。なお私は氏と直接言葉のやり取りをしたことはまだありませんので、ちょっと(いえ、かなり)うらやましかったです。

氏が映像へのリンクをことりさんに示したReplyのアドレスを、ことりさんの許可をいただいて、書きます。
https://twitter.com/s_s_h_f/status/926717851909677056

また、調べたら氏はFacebookでもこのあと少したって、この映像の場所を示していますから、すでにこの映像は「ボーナス・ビデオ」の役割を終えたのでしょう。以下にそのFacebookのページを示します。
https://www.facebook.com/thierry.saintjoanis/posts/10155792777951358

ことりさんのおかげで、Thierry Saint-Joanis氏が映像へのリンクを示しているページのURLを記すという形で、あの映像についてこうして記事にすることが可能になりました。TwitterかFacebookの投稿にあるYouTubeへのリンクをクリックすると、全部で2分6秒の映像をみることができます。

50秒のところで話しているのがThierry Saint-Joanis氏、その後カメラが切り替わり58秒から、ジェレミーを右横から写しています。ジェレミーは音楽を奏でている楽団の方に手を差し伸べて、楽団を紹介しつつ楽しんでいる感じです。そして(1分6秒)カメラの前でのインタビューの短い映像です。

次に(1分24秒)拍手のなか、Thierry Saint-Joanis氏のいる壇上にあがるジェレミー。挨拶の言葉は残念ながらきこえませんが、勲章を受けることへの感謝の言葉でしょう。最後に皆に軽くうなずくようにしたあと、おそらくThank youと言っているのでしょう、そして壇から降ります。1分52秒から、先ほどのインタビューの続きの映像。

インタビューの内容は映像右下の"cc"(あるいは設定によっては「字幕」となっているかもしれません)をクリックして、音声認識の技術で自動生成されたトランスクリプトを表示させて確認できます。またこちらにも載っています。
http://jeremybrett.livejournal.com/23349.html

まずは最初の部分です。途中ジェレミーがちょっと笑いながら言うところ("I'm here to tell the tale, which is more important I suppose, really")、ニュアンスが間違っていないとよいのですが。"tell the tale"には「信じられない話をする」という意味もあるそうなので、そちらにとりました。

ホームズは演じるにはとても複雑な男でしたが、それをやりとげたことを喜んでいます。これで終わりです。41作品をつくって全部で46時間になると思うので、これで十分です。みなさんには意外でしょうけど(笑い)今日はもっと別の重要な話をしたいんですよ。私には子供たちがいて、それが何より大切です。

He's been a complex person to play. But I'm thrilled that I've completed ... I've stopped now. I think we've done 41 films and ... 46 hours I think, and that's enough. And I'm here to tell the tale (chuckles), which is more important I suppose, really. I have children and that's vital."


そして二つ目。

天才を演じるのにとても苦労するのは、その天才的な頭の働きをどうやって観ているひとに伝えるかです。かなり頭の鈍い俳優が演じる場合にはね。

The struggle to play a genius is how to convey genius when you're fairly thick yourself.


この映像をみたときの感慨を思い出します。写真も、文字のインタビューも、声のインタビューも好きですが、映像はまた特別ですね。最後の1分58秒あたり、「かなり頭の鈍い俳優が演じる場合にはね」("when you're fairly thick yourself")と言いながら、自分の頭をひとさし指でつついてにっこり笑うジェレミーが、いかにもジェレミーらしいです。

RM

追記:以前の記事では氏の名前の日本語表記を「ティエリ・サン・ジョアニ」としていますが、発音がこれであっているか、100%の自信はありません。

追記2:ビデオのタイトルでは1994年5月となっていますが、4月ではないかと思います。こちらには4月10日となっています。
ジェレミーにBAFTA賞を!(6); レジオン・ドヌール勲章その2
またMichael Cox著 A Study in Celluloid にも4月と書かれていました。
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コメント

こんばんは!

RMさん、記事拝読しました。そして先程Twitterにも記事のこと書かせていただきました。
本当にいつもありがとうございます。

わたしはYouTubeでこのビデオがUnlistedであることに気づいてなかったです。言われてみれば確かに。(スマートフォンではちょっとわかりにくいですね。でも通常公開のとは確かに違います←説明しづらい笑)
ボスコム谷撮影時のロケ車内インタビュービデオの時もそうでしたが、転載によってわたしのような者の目に留まるということもあるので一概に良し悪しは言えないのですが、情報を保持し元の作成者やインタビュア他映っている人達やアップロードした人への敬意をもって語り継いでいけたらと思います。Thierry Saint-Joanisさんにも感謝。

最後のところのジェレミーお茶目ですよね!
冗談を言って笑う、周りの人達もみんな声をあげて笑う、この雰囲気。あージェレミーはいつもこういう空気を作るなぁ、と思いました。
大好きです!ジェレミー。(それにRMさんも、Thierryさんも!)

ことりさん、ありがとうございます!

こんにちは。こちらこそ本当にありがとうございます。この記事が書けたのはことりさんがThierry Saint-Joanisさんに質問してくださったおかげです。

>一概に良し悪しは言えないのですが、

はい、転載してくれたからこそ気がつくとか、元の投稿がなくなってしまったときにありがたいとか、ありますよね。私のブログの記事の中にも、リンク先のページが消えてしまったものがいくつもあります。

>情報を保持し元の作成者やインタビュア他映っている人達やアップロードした人への敬意をもって語り継いでいけたらと思います。

まったく同感です!ことりさんもそうなさっているので共感するのですが、できるだけそれにまつわる情報を保持したままで、あるいは調べた情報を付け足して、次の人に渡したいですね。

>Thierry Saint-Joanisさんにも感謝。

本当に!

>冗談を言って笑う、周りの人達もみんな声をあげて笑う、この雰囲気。あージェレミーはいつもこういう空気を作るなぁ、と思いました。

そう、ジェレミーってこういうひとなんですよね!ホームズをみてジェレミーのファンになった方々に、まわりの皆を笑顔にさせるこういうチャーミングさもみてほしいです。どっちもジェレミーですよね。

>大好きです!ジェレミー。(それにRMさんも、Thierryさんも!)

わーん、私もジェレミー大好きです。そして私も入れてくださって、ありがとうございます!

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