Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

1996年の昼食会のお話はお休みして、写真家Marcus Tylor(マーカス・タイラー)氏と久しぶりにメールのやりとりをしたお話をします。そして、あとでくわしく書きますが、マーカスから、ジェレミーの写真の限定版に興味があるひとはいないだろうか、というお尋ねがありました。その限定版について、ブログを読んでいる方に何か短く書いて下さらない?とお願いしたら、こころを打つ文章を送ってくださったので、お伝えします。

でもまずは発端から。(少し長いですが、限定版がどういうものか知っていただくために、どうぞお付き合いください。)

2010年4月にマーカスに、メールと封書で連絡をとったのが発端でした。そのとき私にわかっていたのは、マーカスは1988年にWyndham's Theaterの楽屋でジェレミーを撮影した写真家であるということだけでした。楽屋での一連の写真のうちの何枚かはネットで見かけていましたが、全部で何枚かも知りませんでしたし、写真の撮影の順番もわかりませんでした。でもネットの海を浮遊する小さい画像で見てさえ、とても好きでしたので、きちんとしたプリントとして全部の写真を順番に見ることができたらどんなによいだろうと思っていました。ジェレミーのファン・サイトであるBrettish Empireの1996年11月の記事に、Marcus Tylorに連絡すればプリントしてくれると書かれていました。しかし住所だけでHPもメールアドレスものっていませんでしたし、それから十数年後の2010年当時でもプリントを買えるのかもわかりませんでした。

ところが幸いにも、2010年4月の私からのお尋ねにマーカスから返事がきて、プリントを購入することができました。美しくて大きなセピア色のプリントが、撮影順を示す通し番号、エディション番号、マーカスのサイン付きで全部で36枚、黒の箱に入って届きました。その頃イギリスに住んでいらしたりえさんにもご紹介して、りえさんも同じボックスセットを購入して、直接マーカスと会って親しくお話をなさっています。

それから少しして、マーカスからメールが届いて、この36枚の写真をはじめて本にしたというお知らせをいただきました。
ジェレミーの写真集


さらにその数ヶ月後、2010年10月13日、マーカスがジェレミーを撮影した日のちょうど22年後に、日本でマーカスとりえさんと私と3人で会いました。
マーカスとりえさんとすごした奈良(1)
マーカスとりえさんとすごした奈良(2)


マーカスはジェレミーが亡くなって20年目の2015年9月12日にClaphamで行われた集いにも参加しています。この日のために限定版としてマーカスが特別にプリントしたのが、Wyndham's Theaterの楽屋でジェレミーを撮った中の一枚の写真を元に、手に持った煙草を赤いバラにかえたものでした。ジェレミーは赤いバラが好きだったのをご存知のかたも多いでしょう。この集まりについては、たとえばこちらで触れました。
今年の9月12日の集まり
今日で二十年です そして「こころは一緒」:1995年のインタビューより



そして先月マーカスから私とりえさんにメールで連絡がありました。

あのJBのための集まりに寄せて特別に作った品物が残っているのだけど、誰か欲しいひとはいないかと思って。キュートな6インチ x 4インチのボックスセットで、あのローズ・プリントも入っているんだ。値段は元々の半額と送料。6つ作って2つ残っていて、この先作らないだろうから、すごく希少なものなんだよ。

そして箱の写真がついていました。マーカスから許可をいただいたので小さくして載せます。
Boxset.jpg

私からの質問:確認したいんですけど、そのボックスセットには、あのWyndham's theatreの楽屋であなたが撮った36枚と、それにあの、ジェレミーが煙草でなく赤いバラを持っている写真が入っているってことですか?

マーカスからの返事:うん、あのビッグセットと同じ写真セット、でもハンドバッグサイズなんだ!それに証明書とあのローズ・プリントが入っている。

「あのビッグセット」というのは私たちが2010年に購入したもののことです。今回のものはハンドバッグサイズ!もちろん美しさは大きな写真のほうが堪能できますが、身近に楽しむには「ハンドバッグサイズ」はキュートで魅力的です。小さな箱は机の脇にでも置いて、いつでも開けられます。買うことに決めました!このWyndham's theatreでの写真は私には特別なのです。

そしてそれが届いたのが先週末です。りえさんも少し遅れて購入のお返事をなさったそうですから、 りえさんのところにも届くでしょう。一足先にご紹介します。大きさがわかるように(あるいは小ささがわかるように)、箱と一緒にカップも写しました。このカップのことはこちらで書いています。下に敷いているのは手ぬぐいです!
221Bの食器;Mason's Blue Mandalay
My boxset

ちなみに最初のマーカスのメールでは6"x4" boxsetsとなっているのですが、プリントは(まわりの余白も含めて)7"x5" (18 cm x 12.5 cm)、箱の大きさは7.7"x5.3"くらい (20 cm x 13.5 cm) でした。マーカスもジェレミーと同じで、数字にこだわらないたちなのかしら、それとも写真の大きさの表記について、私が知らない慣習があるのでしょうか。

「ローズ・プリント」と、36枚の中の4枚を箱から出してみました。指紋がつくかも、ほこりが落ちるかもなんて心配してしまい込むのではなく、しょっちゅう取り出してながめましょう。
JB prints

マーカスにお礼を書いたり、ブログに写真を載せてもいいですか?と尋ねたりしているうちに、マーカスからこんなお知らせがありました。

(2015年9月12日の)Claphamでの集まりのために作った他のものも出てきたんだ。君のブログのメンバーに、いい新年のお祝いの品になるといいんだけど。日本に送ってもまだ新年に間に合うしね!これも元々の半額にするよ。これ以外にはもう何もないんだ。3種類の色のマット台紙に固定されている。白とグレイとゴールド。それぞれ10枚ずつくらい残っている。

1枚5.50ポンド。航空便で日本まで4.75ポンド(プリント4枚まで)か、7.45ポンド(プリント5枚から11枚まで)。

£5.50 each print.
Shipping via standard airmail to Japan is £4.75 (1 ~ 4 prints) or £7.45 (5 ~ 11 prints)



サイズがわかるように、君たちのボックスセットと一緒に写っている写真を添付するよ。

Matane
!


私からの返事です。

それは素敵!喜んで、ブログにお知らせを書きます。

あなたが書いてくださったプリントの説明を日本語に訳してブログに載せますね。もしも、ジェレミーの思い出とか、あの限定版のローズ・プリントをなぜ作ったかとか、何かさらにちょっと書いてくださったらすごく嬉しいのですけど。そうしたら訳して載せます。ジェレミーのファンのみんなは喜ぶでしょうから。

添付してくださった写真はブログで使っていいですか?

あなたと直接連絡がとれるように、e-mailアドレスをブログに書いてもいいでしょうか。もしも英語が得意でないなどで、私がかわりにあなたに連絡してほしいということだったら、そうしますね。

Matane!


私が、できればextra few wordsをとお願いした時は、頂けても短いものを予想していたのに対して、丁寧な文章を送ってくださいました。

「赤いバラとジェレミーは、僕の思い出の中で一つになっていて分かち難い。今でもはっきりとこころに浮かぶのだが、コベントガーデンでのクリスマスパーティで、ジェレミーは彼のいつもの濃紺のセーターに、バラを一輪さしていた。悲しいことにそれが僕がジェレミーと会った最後の時だった。ジェレミーの思い出は決して変わりようがないし、赤いバラの記憶もそうだ。」

"The rose and Jeremy are as one in my memory and are inseparable. It is still clear in my mind when I saw him at a Christmas party in Covent Garden and he was wearing a rose pinned to his navy blue jumper. It was sadly the very last time I saw him, the memory can not be changed and nor can that of the rose."


その後、こう書かれていました。「書くと悲しくなるんだ...。」

このクリスマスパーティのことは、本(写真集)でも触れています。本はこちらで購入できます。
http://www.blurb.com/b/1613794-a-roll-with-jeremy-brett

この返事をいただいて、こころを打たれました。マーカスはジェレミーとの思い出をこんなに大切にしていて、いまも鮮明に覚えていて、そして思い出は悲しみを誘うのですね。赤いバラを手にしたジェレミーの写真を、ジェレミーが亡くなって20年の集まりのために作ったマーカスの気持ちを思いました。そして私がお願いしたのに応えてこうして書いてくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいでした。

ああ、マーカス!

あなたが書いてくださった文章は、私のこころをゆり動かしました。あなたの思い出は悲しくて、でも美しいですね。ジェレミーがバラを胸につけてどんなふうだったか、私には想像できます。

ありがとう!




これがこのプリントが2015年につくられた理由、そして今回、もとの半分のお値段でご紹介することになった経緯です。

マーカスが送ってくれた写真はこちらです。こちらも小さくしています。大きい写真が見たいかたはおっしゃってください。伏目の、雰囲気のあるジェレミーの写真に、赤のバラが映えています。サイズはミニボックスセットの箱の大きさが 20 cm x 13.5 cm ですからそれと比較なさってください。
Rose Print 1

興味があるかたがいらっしゃるとうれしいです。代金に送料の占める割合が大きく、お得ではない買い物に思えて躊躇なさるかもしれませんが、これは送料が高いからではなくプリントが驚くほど安いからだと思います。私が持っているのとは違って、写真はマットボードに挟んだ形ですから、このままできれいに飾れます。1枚の購入で10.25ポンド、2枚で15.75ポンド、今日現在のレートで送料込みで1枚1560円、2枚2400円です。(実際には、クレジットカードを使えば、カード会社が手数料を少しだけ上乗せして請求してきますから、もう少し高いです。)

・直接マーカスに連絡なさる場合はアドレスを追記に記します。マーカスにどの色を何枚購入するか、住所、そして送金方法を知らせてください。送金は私はPayPalしか使ったことがありません。

・直接ではなく、私があいだに入ったほうが良い場合は、私のアドレスをしばらく追記欄に書いておきますので、ご連絡ください。個人情報(名前、住所)を私に知らせてくださる必要はありません。名前、住所は直接マーカスにご自分でメールして、それ以外の連絡は私が代行します。英語での住所の書き方、送金のしかたなど、よろこんでご相談にのります。

ここを読んでくださっているかたのどなたかの元に、新しい年のためのお祝いがマーカスから届きますように。

RM

追記:マーカスと私の、それぞれのメールアドレスです。2行をつなげて、間にアットマークをいれてください。
mail
marcustylor.co.uk

(私のメールアドレスは削除しました。2018.2.10)
関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://upwardjb.blog112.fc2.com/tb.php/867-af8656b0

 RM

Author: RM
コメントは承認後に公開されます。古い記事へのコメントも大歓迎です。2010年8月7日に始めました。
私の記事へのリンクはどうぞご自由になさって下さい。
和訳には間違いがあるかもしれません。最近は必ず英語原文を併記・またはアドレスを書いて読めるようにしていますので、どうぞそちらも参考になさってください。

全ての記事を表示する

10  09  08  07  06  05  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08 

QR