Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

前回の記事にもたくさん拍手をくださって、ありがとうございました。そして非公開の設定でのコメントも頂きました。かつてNHKでご覧になって、ブルーレイで見直していらっしゃるんですね。ジェレミーのホームズはずーっと愛されていますね!

ここにいらっしゃるかたは、もちろん気がついていらっしゃるでしょうが、りえさんのブログも更新されていました!舞台"The Secret of Sherlock Holmes"の話題でしたね。

さて、前回の続きです。前回書いた後で、「私はこの記述の信憑性は低いと思っています」と書いたのには、理由の説明が足りなかったのではないかと感じました。「思っています」なのですから、所詮推測や感想に過ぎないのですが。

IMDbでは "whenever Holmes had to write something close up" と書かれていて、ホームズが文字を書くところが大写しで映るときは「いつでも」代役を使った、とされています。一方Michael Coxの本では "if ever he had to write anything" とあって、"if ever" はたとえばウィズダム英和辞典によれば「もし一度でも, とにかく」の意味ですから、何か書かねばならないときが「一度でもあれば」、ジェレミーはどんなに苦労しても右手を使った、と書かれています。ですから正反対の記述です。

IMDbの記述には出典がないのに対して、Michael Coxはシリーズの産みの親でプロデューサーです。それに「踊る人形」ではMichael Coxの言葉どおり、ジェレミーは明らかに自分で(暗号を)書いている。それならやはり、IMDbの記述は疑わしいのではないか。それが前回の主張の根拠でした。

でも「踊る人形」で明らかにジェレミーが書いていることがわかるのは暗号であって、解読した結果を黒板に書くところは手だけが映っているので、ジェレミーが本当に書いているかわかりませんね。ただ暗号の人形を書くよりもアルファベットの大文字のE, L, S, Iを書く方がかえって簡単そうなのと、Michael Coxがわざわざ「踊る人形」の項目のところで、ジェレミーは右手を使って書いたと言っているのですから、「踊る人形」の中で文字を書くシーンはすべてジェレミーだと、私は思ったのです。

さてそれでは、ほかの作品ではどうでしょうか。手の代役を使ったのでしょうか。Michael Coxの記述を100%信じるならば手の代役はまったく使わなかったことになりますが、プロデューサーが知らないところで代役が使われた可能性もないではありません。

ほかの作品で、文字を書いている手が大写しになるものとして思い出すのは、The Creeping Manです。Michael Coxは本のなかでこのエピソードに関して、'Come at once if convenient—if inconvenient come all the same' のメッセージをそのまま入れたと書いていて、でもそれ以上のこと(代役の有無)には触れていません。

そこでこの場面の手を確かめてみました。




Marcus Tylor氏が撮った写真から、手の部分を頂いてきました。

さあ、皆様はどうお思いになりますか?違うかもしれませんが、私は実はこれはジェレミーの手じゃないか、と思っているのですが。

ところで今回、The Creeping Manでワトソンへのメッセージを書いている場面を見ているときに、面白いことに気がつきました。1枚目は書き始めで、"come at once"まで書いたところ、2枚目はそのあとにカメラがホームズの顔を映して、また手元にもどったときのものです。

文字が微妙に違いますね。よく似ていますけど。

最後の画面では"same"を書く途中から、署名を書くまでが映ります。途中にちょっと不本意な文字があって、"same"以降を書くところのクローズアップを撮り直すために、もう一度書き直したのではないでしょうか。うふふ、まったくの想像ですけど。そして不本意なところができてしまったのは、利き手じゃない方だったからかもなんて、想像の上に想像を重ねています。

ソア橋の、的を射るシーンについて書こうと思っていましたが、今日は前回の続きになりました。

RM

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