Jeremy のことが知りたくて ~ ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)を愛するかたへ

英グラナダ・テレビでシャーロック・ホームズを演じた俳優の人生を言祝いで

前回、Paul Annettがサインした、「ぶなの木屋敷の怪」撮影時の写真をご紹介しましたが、そこに"2014"とあることから、2014年9月に行われた"Gillette to Brett IV"の時にサインしたのではないかと書きました。そこで今日は"Gillette to Brett IV"でPaul Annettが披露した、グラナダシリーズのメイキャップ・スクリーンテストの映像のことをお話しましょう。

"Gillette to Brett"はアメリカで開かれるホームズファンのためのイベント、特に映像作品などの脚色作品に焦点をあてたシンポジウムで、今年その5回目が行われます。2003年の第一回の時には、Edward Hardwickeも参加しました。その時のことは以下の記事に書きました。ジェレミーのために、エドワードは当時住んでいたフランスからはるばるアメリカに行ってシンポジウムに参加する決心をしました。
Edward Hardwicke のお誕生日です

今日お話するのはその第四回、"Gillette to Brett IV"の時のことで、1つ目のリンク先は"Gillette to Brett IV"のトップページ、二つ目はPaul Annettの紹介、3つ目は"Gillette to Brett IV"の写真アルバムです。
http://wessexpress.com/html/g2b4main.html
http://www.wessexpress.com/html/paulannett.html
http://wessexpress.com/html/g2b4album.html

写真アルバムの真ん中あたりに、Paul Annettが壇上で話したときの様子があります。たとえばこちらの写真です。
http://wessexpress.com/html/g2b491.html
http://wessexpress.com/html/g2b492.html

スクリーンの下、壇上の向かって左がPaul Annett、そして映し出されているのが、グラナダシリーズのテスト映像です。ジェレミーがよく話していたカメラ・テストの映像が残っていて公開されたのか!とびっくりなさるかたもいらっしゃるでしょう。カメラ・テストについては、たとえばこちらの記事で書きました。
カメラ・テストの時のメイキャップ:1988年のインタビューより

こちらの新聞記事からの引用を再掲します。
The debonair new resident of 221B Baker Street
by Hilary DeVries
The Christian Science Monitor, October 25, 1988
http://www.csmonitor.com/1988/1025/rbrett.html

「カメラ・テストはひどいものでした。不安で緊張していたのです。ホームズの知性を外見でそれらしく見せようとして、額を白く塗って、暗い青紫色をここにつけました」と言って、両手を喉のところにあてた。「そしてせかせかと歩きました。」

"Then I did a camera test and I was terrible. I was so nervous. To try and give the illusion of intelligence, I painted my forehead white and I had a black, gentian violet under here,'' he says, putting hands to his throat. "And I think I walked rather fast. [...]"


それ以外にも、Bending the Willow (David Stuart Davies著)にはこんなふうに書かれています。

グラナダの倉庫のどこかに、ジェレミー・ブレットのスクリーン・テストの映像が残っている。「ぞっとするよ」笑いながらジェレミーは言った。その映像には音は入っていないが、ブレットがホームズの衣装とメイキャップで映っている。「僕はホームズを白黒で思い浮かべたんだ。あの挿絵のようにね。だから顔に白をたくさん塗ったんだよ。そうすると目のふちが赤みを帯びてみえる。インフルエンザか何かにかかっているようにみえた。そして変な歩き方で、小走りしているみたいだった。」思い出して大声で笑った。「まったくひどかった。」

Somewhere in the vaults at Granada is Jeremy Brett's film test as Sherlock Holmes: 'It's ghastly,' he told me, laughing. The film is silent but shows Brett in costume and make-up. 'You see I perceived Holmes as being black and white, rather like the drawings, so I proceeded to cake my face with white make-up. And of course if you do that your eyes and the rims around them appear red. I looked as though I was ill, had flu or something. And I had a funny walk. It was like a waddle.' At the memory of this he broke into a roar of laughter. 'It really was awful.'


スクリーンテストを複数回行っていて、ジェレミーが話していたのと、Paul Annettがみせてくれたのとが、別の時の映像だという可能性もありますが、そうであったとしてもそれほど時をおかずに撮影されたものでしょう。

上でご紹介した写真アルバムでみる、スクリーンテスト映像の中のジェレミー、どうでしょう? "I was terrible."というほどとは思いませんが、" I was so nervous."と言っているとおり、緊張している感じはあります。そんなに真っ白なメイキャップとは思いませんが、濃い化粧という感じはします。

長くなりましたので、次回に続きを書きます。それにしても暑いですね!

RM
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